一方の私は、パジャマのまま家でPCをいじるだけ…。焦って、今の自分の持っているものを書き出したんです。22歳、女性、健康とか。少ししかないけど、混ぜ合わせたら何かできるはずと思い、企画書を書きまくりました」
ランチよりも朝食に注目が集まると予感したのもこの頃。NYで好きになったベーグルを輸入するなど、他の誰でもない、自分がいいモノを見つけて、さらに伝える面白さを知った。
「経験から、失敗はターニングポイントになりやすいと感じます。転機のチャンスは、誰にでも同じくらいあるはず。失敗を糧にすると、違う景色が見えてきますよ」
◇むらかみ・もえ1987年、神奈川県生まれ。
シーンを大切にした商品やイベントのプロデュースを行う。「“面倒”の対語は“せっかくなら”。そう思ったら、次の週末に行動できますよ」
※『anan』2015年12月16日号より。写真・山田 薫取材、文・小泉咲子
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