2015年12月22日 12:00
『君が叫んだその場所こそがほんとの世界の真ん中なのだ』展って?
現在のオーナー、パトリス・フォレストが引き継いで「idem」という名前になってからは、アーティストとidem、あるいはアーティスト同士のコラボレーションが盛んに行われる場所に。歴史あるプレス機(版を紙に押し当てて絵柄などを刷る機械)は今も受け継がれ、大切に使われているのだとか。
◇フランスを中心に活躍するピエール・ラ・ポリスの作品。日本の特撮や漫画にも影響されたという同氏ならではのインパクトのある作風が人気で、仏紙『リベラシオン』、雑誌『GQ 』などにもイラストを提供している。ピエール・ラ・ポリス『夜に光る君の巨大なステッカー』2007年40.0×62.5cmcourtesy Itemeditions,Paris
◇映画監督としても知られるデヴィッド・リンチも、idemの現場でリトグラフ表現の魅力を知ったのだそう。本展では版画作品以外に、彼が制作した8分間の映像作品や他のアーティストとのコラボレーション作品も展示される。デヴィッド・リンチ『頭の修理』2010年64.0×86.0cmcourtesy of the artist/courtesy Item editions,Paris
◇フランスに在住する革新的な作家に贈られるマルセル・デュシャン賞を2004年に受賞した、現代美術作家のキャロル・ベンザケン。