2021年5月30日 21:20
Da-iCE・花村想太「たぶん僕が一番僕の歌を聴いている気がします(笑)」
それで普段はしないトーンや発声で、自分ではない人を“演じて”いました」
驚くべきことに、なんと花村さんはセリフも“音”でとらえているらしい。
「たとえば、日本語の自然な抑揚ってありますよね。でも、たまにお芝居のなかで、普段の日本語とは違う半音上がりの音階で話されているセリフを聞くとめちゃくちゃ気になってしまう。あとは、声の置き場所が違うのも違和感で…。手元のピーナッツバターサンドイッチのことを歌っているのに、遠くに向かう声で歌ったら変じゃないですか。『~チャーリー・ブラウン』で共演したアッキー(中川晃教)さんは本当にそこがテクニシャンで、1曲の中で、ここの歌詞は自分に向けて囁くように歌って、ここは相手に聴かせるとか、目まぐるしく声のポジションを変えられる。歌の立体感の出し方が群を抜いているんですよね。それを間近で聴けたのはすごく勉強になりました」
歌う時、その曲の持つリズムや音階などから得たイメージを感覚的にとらえていると話す。
しかし、その感覚で歌ったものを後から聴き直し、「ロジカルに分析するのが好き」なのだとも。
「イライラしている時とか、気分が落ち込んだ時は、必ず歌を録音するようにしています。