くらし情報『中井貴一、ミュージカル『日本の歴史』は「登校拒否になるくらいのプレッシャー」』

2021年7月9日 21:10

中井貴一、ミュージカル『日本の歴史』は「登校拒否になるくらいのプレッシャー」

本当にゾッとするほどよくできたホンなんです。だから、なるべく多くの方に観ていただきたいし、そのためにも再演すべきだという気持ちが強かったんです。

――これまでさまざまな三谷作品に出演されていますが、ご自身は三谷作品に出演することをどう捉えていらっしゃるのでしょうか。

コメディはシリアスなものより気を遣わなきゃいけない部分が多く難しいと感じています。だからこそ、監督や脚本家と演者のコメディの価値観が一緒かどうかがすごく大事になってくる。そういう意味で、三谷さんの思っている悪ふざけ感っていうのがとてもよくわかるし、こっちが面白いと言われたら「確かにそっちのほうが面白いですね」って、すぐに体現できるのかなと思います。

喜劇をやり始めると、シリアスもわかってくる。
――もともと笑いやコメディがお好きだったんですか?

自分が“立っているだけで絵になる”みたいな俳優だったら、もしかしたらコメディに興味を持たなかったのかもしれません。
僕の父がいわゆる“二枚目俳優”といわれていた人で、自分は子供の頃からそういう人間ではないと思ってきたんです。縁あってこの仕事を始めましたが、続けるにあたって、自分は“立って絵になる”じゃない“何か”でお客様を喜ばせなければという思いがどこかにあった気がします。

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