くらし情報『「無意識のうちに日本の作品から影響を…」韓国の注目監督が語る裏側』

2021年7月7日 19:00

「無意識のうちに日本の作品から影響を…」韓国の注目監督が語る裏側

以前、読売ジャイアンツで野球選手として活躍していたイ・スンヨプさんのインタビューでの言葉で、印象に残っているものをご紹介したいと思います。
彼は日本に行ったあと、スランプに陥っていたのですが、あるときサヨナラホームランかヒットを打ち、インタビューを受けていたのです。そこで、「どうやってこのスランプに打ち勝ちましたか?」と質問されたとき、「ホームランを打てなければヒットを打てばいい。ヒットが打てなければ守備をしっかりやればいい。試合に出られなければベンチで応援をすればいい。とにかく、自分がいまできることに最善を尽くせばいいのです」と答えていました。いまでも、その言葉は私の大きな力となっています。

―素敵な言葉ですね。
ちなみに、監督は日本の文化から影響を受けていることもありますか?

監督私は10代の頃から日本の小説が好きで、いまでもよく読んでいますよ。たとえば、太宰治や松本清張、村上春樹などの作品が好きですね。もちろん日本映画も好きで、実は今回の作品のなかでも自己紹介をする場面では、自分でも無意識のうちに岩井俊二監督の『四月物語』を意識していたことに撮り終わってから気がつきました。それから、シナリオを書いていたときには、益田ミリの『OLはえらい』という漫画を参考に読んでいたこともあるくらいです。

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