2021年8月31日 19:30
『鳩の撃退法』監督が明かす、藤原竜也と西野七瀬の距離を近づけた方法
本作は、かなり豪華な顔ぶれが並んでいますが、現場の雰囲気はいかがでしたか?
監督まずは、“裏社会のドン”倉田を演じていただいた豊川悦司さん。カメラが回っていないところでも、周りから離れて役のままの空気感を維持していらっしゃっていたので、すごみのある近寄りがたい感じにはしびれました。でも、撮影が全部終わったあとは、急に大阪の気にいいお兄さんみたいになっていましたけどね(笑)。そういった豊川さんの役作りの様子を見て、なるほどなと思いました。
そのほかには、古本屋の店主役のミッキー・カーチスさんが下ネタのアメリカンジョークばかりを飛ばしていたのがおもしろかったです。藤原さんはときどき呆れていましたが、おかげで現場は和みました。ただ、ミッキーさんもふざけているばかりではなくて、実は本作に重要なひと言を提供してくださっているんです。
―どのシーンでしょうか?
監督津田が古本屋で「今年はうるう年かぁ」というセリフのあとにもう1行あったんですが、どこかしっくりこないとずっと感じていたんです。
そこで、「何かないですか?」と藤原さんとミッキーさんに聞いてみたところ、ミッキーさんが間髪入れずに「余計な1日があると、余計なことが起こるんだよ」