2021年9月20日 22:10
サブスク世代の新鋭“メガシンノスケ” 初アルバムリリースも「出す気なんかなかった」
最近は、ザ・ストロークスやアークティック・モンキーズ、オアシスみたいなロックバンドがかっこいいと思っていて。ガレージロックならガレージロックって、彼らはやっていることがめちゃくちゃ一貫しているじゃないですか。でも、僕は飽き性だからたぶん彼らみたいに一つのジャンルを突き詰めてっていうのはできない。でも、だったら自分の一貫性ってなんだろうって考えたんです。創作の影響はいろんなジャンルやカテゴリーから受けるけど、そこから僕が作るものは全部オルタナティブ。そこに自分なりの広い意味での一貫性があればいいんじゃないかって思えた。そういう一貫性を持てるならアルバムってものも作れるんじゃないかなってなったんです」
トラップ、ヒップホップからインディーポップ、’80sなディスコサウンド、渋谷系的サンプリングミュージック……メガシンが“面白い”“かっこいい”と感じたものをあらゆる垣根を越えてクロスオーバーさせ、次々と曲に落とし込んでいく様は、聴いていてめくるめく高揚感があり、懐かしくも新しい。「ずっと等身大でいたいって思うんです。
ラップ好きだし、けっこう得意だからやりたいけどゴリゴリしたものをやるのは自分のスタイルじゃない。