くらし情報『偶然、それとも運命? SF、ミステリー、ラブが交錯する映画『レミニセンス』』

2021年9月26日 21:40

偶然、それとも運命? SF、ミステリー、ラブが交錯する映画『レミニセンス』

記憶が呼び覚ますエモーションと愛。映画『レミニセンス』のレヴューをお届けします。
偶然、それとも運命? SF、ミステリー、ラブが交錯する映画『レミニセンス』


温暖化で都市部が水没し、貧富の差が激しくなった近未来。元軍人ニックは相棒ワッツとともに、客に記憶を追体験させるビジネスを営んでいた。ある夜、失くした鍵を探したいという女性が飛び込んでくる。メイと名乗る美女に惹かれたニックは翌日、彼女がシンガーとして働くバーを訪れる。ステージに立つメイがニックの大好きな歌「Where or When」を歌ったのは偶然、それとも運命?結ばれた二人だったが、幸せの絶頂期にメイは忽然と姿を消す。

人の記憶を立体映像として再現するSF的な装置が重要な役割を果たすが、雰囲気はネオ・ノワール調。
しかも物語を牽引するのが謎解きなのでミステリーに分類することもできる。しかし美しくも切ない愛を描くラブストーリーでもあり、観る人の感情をさまざまに揺さぶる作品だ。

物語を展開させる謎解きは、ギャングと戦う検察の証人の登場で加速する。瀕死の男から呼び起こした記憶で、麻薬で荒稼ぎするギャング、セント・ジョーとメイが過去に関係があったことを知ったニックは、恋人の行方を知る手がかりを求めてギャングのアジトに乗り込む。

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