くらし情報『7年で市場価値10倍に! 食糧不足の救世主「フードテック」とは?』

2021年10月16日 22:10

7年で市場価値10倍に! 食糧不足の救世主「フードテック」とは?

は、緑豆をベースにした植物性の卵を開発しました。卵液の状態でボトルに入れて、アメリカの主要マーケットで販売しています。

またイギリスのクォーン社は、糸状の菌を発酵させて、短時間でタンパク質を生成し食品にする技術を使い、高タンパクの肉の代替食品を生産。動物を殺す必要がない、代替肉のスタートアップ企業が年々増加しています。

世界の人口は2050年には97億人に達するといわれており、深刻な食糧不足が心配されています。また、牛を1頭育てるために必要な飼料の確保に大量の温室効果ガスを排出するなど、環境負荷が問題になっています。食糧不足、地球温暖化、食品ロスなど、SDGsの観点からもフードテックは欠かせないものになっています。

フードテック分野への投資額は世界的に2014年ごろから急増し、わずか7年で市場は10倍に伸びました。
ところが、日本の投資額は海外に比べるとかなり少なく97 億円。アメリカのわずか1%程度です。世界のフードテック革命に日本不在という現実に、農林水産省は危機意識を高めています。
7年で市場価値10倍に! 食糧不足の救世主「フードテック」とは?


堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)

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