くらし情報『戦国武将の“験担ぎエピソード” 織田信長が桶狭間の戦いの前にしたこととは?』

2022年4月12日 20:40

戦国武将の“験担ぎエピソード” 織田信長が桶狭間の戦いの前にしたこととは?

に参詣しました。また当時、戦いの前に神前で、参加者が五・七・五と七・七を交互に連ねていく即興の歌会〈連歌会〉を開き、さらに詠んだ連歌を神に奉納して出陣すれば勝利は間違いないといわれていたので、光秀はそれも実行。実際に3日後、本能寺で最高実力者であった織田信長を討ち果たすことに。まさに願掛けが成功したということでしょう」

上杉謙信
毘沙門天を篤く信じた男は軍旗にも「毘」の文字を。

戦国武将の“験担ぎエピソード” 織田信長が桶狭間の戦いの前にしたこととは?


「戦国武将の中で、もっとも神仏への信仰が篤かったといわれる上杉謙信。軍神の毘沙門天を深く信仰し、居城の中に毘沙門堂を建て、出陣の前には必ず堂にこもり戦勝を祈願しました。あるとき合戦から帰った謙信が毘沙門堂に行くと、堂の外から泥のついた足跡が堂内へ。彼はそれが毘沙門天像のものであると思い、“一緒に戦いに赴き、戦場を駆けてくれた”と感激し、像は〈泥足毘沙門天〉と呼ばれることに。
謙信の願いは常に毘沙門天と自分が一体化することだったそうで、それを祈念し、軍旗にも“毘”の文字を使用。彼は生涯70以上の合戦に出陣し、敗北はなんと2度のみ。戦国最強の武将の根幹には、毘沙門天への篤い信仰があったのです」

辻 明人さん歴史コンテンツプロデューサー。

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