2022年6月17日 19:10
大ヒット作が続々誕生「少年ジャンプ+」 編集部が明かす、面白い作品の共通点は!?
作品や作家ごとに柔軟に描きたいもの、面白いものを優先できる媒体であることを大事にしています」
アプリでは新人からベテランまで様々な作家の漫画が読め、ほぼ毎日、読み切り作品などが掲載される。
「新人作家に対してデビューするチャンスや作品を描くチャンスを与えているところも強みだと思います。若い作家や作品が集まらないと、その媒体は緩やかに死んでいくと思うので。伝統的な持ち込みやウェブでの持ち込み、スカウトキャラバンの開催や創作イベントへの顔出し、全国の美大に行くなど、いろいろな作家と会っています。ヒットしそうな作品は時世によっても変わるので一概には言えないのですが、僕個人としては今まで見たことのないものは面白そうだと思います。作家さんの味とか人間性、美学を感じるものは、美味しそうだと思いますね。新しすぎて読者がまったく理解ができないものは売れないのかなと思うし、すべてが簡単に理解できてしまうと退屈に。ちょうどいい塩梅があるのかなとは思っています」
林さんが担当したなかで話題となった作品を尋ねると。
「『にくをはぐ』は、ネットで“ちょっと面白いから読んでみなよ”と広がっていった印象があります。