くらし情報『バイデン大統領の声がけで13か国が参加 「IPEF」各国の思惑とは』

2022年6月25日 21:10

バイデン大統領の声がけで13か国が参加 「IPEF」各国の思惑とは

意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「IPEF(アイペフ)」です。

緩やかな枠組み。でも、対中政策に必要な繋がり。
バイデン大統領の声がけで13か国が参加 「IPEF」各国の思惑とは


IPEFとは、Indo‐Pacific Economic Frameworkの略で「インド太平洋経済枠組み」のこと。バイデン大統領の声がけで、5月下旬にアメリカ、日本、インド、ニュージーランド、韓国、シンガポール、タイ、ベトナム、ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、オーストラリアの13か国が参加を決めました。経済連携の枠組みはいろいろありますが、最後の一文字により形態が変わります。「WTO(世界貿易機関)」はオーガナイゼーション=機関。
貿易のルールを決め、逸脱すれば対抗措置もある強固な枠組み。TPP(環太平洋パートナーシップ)やRCEP(東アジア地域包括的経済連携)はパートナーシップ=連携ですから、機関ほど強固ではありませんが、ルールを作り、守ることが前提です。

これらに対してIPEFのFはフレームワークなので、さらに緩やかな枠組み。4つの柱、(1)デジタル経済を含む貿易(関税引き下げは除く)

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