2022年7月4日 21:50
紫式部は陰キャのシングルマザーだった!? 爆笑必至、新しすぎる平安朝コミック
天才作家は、陰キャのシンママ!?笑いが止まらない平安朝コメディ、D・キッサンさんが描く『神作家・紫式部のありえない日々』をご紹介。
光源氏と女性たちが活躍する長編小説『源氏物語』。物語は有名でも、著者自身については「あまり知らない」という人も多いのでは。
D・キッサンさんも、
「紫式部といえば『源氏物語の作者』程度の知識しかなかったです」
3年ほど前から『紫式部日記』を中心に調べ始め、気持ちは一変。
「実は結婚して2年で夫と死別したとか、30代になって初めて宮仕えで働きに出た、のちに天皇の乳母になるほど出世した娘を育てた、などいろいろわかって。女性の生き方として妙に現代に通じる部分を感じ、興味深い人生だなと思いました」
かくて生まれた『神作家・紫式部のありえない日々』は、紫式部の半生を軸にした宮中のコメディ。これがもう、爆笑に次ぐ爆笑なのだ。
舞台こそ平安時代だが、現代に引きつけて描かれているので、親近感が湧く。
紫式部の控えめな性格を陰キャ、ひとり娘のいる状況をシングルマザー、彼女が打ち込んでいる物語の執筆は同人活動…。見立てのうまさにうなる。
作中では『源氏物語』で名を上げる前の香子(こうし)