2022年8月8日 19:00
デビュー8年目にして初体験だったことは? GLIM SPANKY、新アルバムでの挑戦
その成果もこのアルバムの核になっている。
「ミュージシャンを集めてのレコーディングが自由にできなかったので、ずっとやってみたかった《打ち込み》にトライする機会がもらえて楽しかったですね。僕らのリスナーは、生演奏が聴きたい人が多いので、めっちゃ打ち込みに対するハードルが高いんですよ(笑)。試行錯誤しながらですが、CDとして出せるレベルにはブラッシュアップできていると思います」(亀本寛貴さん・Gt)
生演奏にこだわるアナログ派でバンドマンイメージな亀本さんが、パソコンを駆使して打ち込みサウンドを存分に使用したことにもびっくりしたけど、片や松尾さんもデビュー8年目にして初体験、なことが。今まで頑なに使わなかった《イヤーモニター》(歌声や演奏を直接聴ける、耳に装着するモニター)ではじめてライブを行った。歌へのアプローチも変わったようだ。
「ライブ会場でのコンサートができなかったので、配信ライブをすることになって。観てくれる人に、できる限り本当のライブに近いクオリティで届けたくて、イヤモニにはじめてチャレンジしました。
いざ使ってみたら、歌がぐっとリアリティを持って聞こえるんです。表現ももっと感情的にとか、もっとガッといこうとか、こだわって歌ったりする場面も多かったですね。