2022年9月21日 19:00
月経~排卵の間は脳のパフォーマンスUP! “脳と月経周期”の密接な関係
女性の場合、このサイクルに合わせてセロトニンの量も増減し、脳や心身に影響を及ぼす。
「セロトニンが適切なレベルにある月経~排卵の間は、やる気も出やすく、夜もぐっすり眠れたり、朝の目覚めも良くなるので、脳のパフォーマンスが上がります。逆に、セロトニンのレベルが下がってしまう排卵前後と月経前は、すごくイライラしたり、訳もなく悲しくなったりと、不安感情が起こりやすく、脳のパフォーマンスも下がります」
【月経周期とセロトニン】
女性ホルモンと脳内のセロトニンの増減が連動しているのがわかる。排卵日、月経前、月経中はセロトニンの量がガクッと減る。
自分の状態を知ることで、コントロールしやすくなる。
それならばセロトニンを増やす生活を心がければ、脳を活性化できるのでは?と思うが、そんな簡単なことではないそう。
「たしかにセロトニンは、アミノ酸の〈トリプトファン〉が原料になって作られているので、赤身の肉類、かつお、まぐろ、大豆製品など、トリプトファンを多く含む食べ物を摂取することで増やすことができます。しかし無理に増やそうとしてもなかなか限度があります。
だから『あぁ今はセロトニンが足りない時期だから、しょうがないな』と思うことで、やり過ごすことも大事です。