2022年10月10日 19:00
前田敦子「ツラい~、ムリ~、どうしたらいいの!?」 眠くなるまで愚痴る相手は?
20代の頃、よくしませんでした?
前田:週1回はしてました。でも、思い切り食べて満たされるのはその場限り。太ったり嫌な思い出としか残らないから、ちゃんとは癒されてなかった。
――年齢を重ねながら、ご自愛方法も変わっていくんですね。
前田:今、変えようと試行錯誤の真っ只中かな。10代、20代、独立してからもがむしゃらにやってきて、もう少し人間らしい、丁寧な生活をしてみたくて。そう思えたのは、子供のひと言がきっかけで、カーペットの上に寝ころんで動画を見ていたら、「ママとゴロゴロ、楽しいな」って言うんです。何もしない一日があってもいいんじゃないかって、思えるようになりました。
根本:前田さんの猛烈な駆け抜け方とは違いますが、すごくわかります。私も20代は戯曲を書いて、稽古場に行って本番の繰り返し。楽しかったけど「自分の人生はさておき、演劇」で、これを続けるとこの先どこかで、何も楽しくなくなって、書けなくなるんじゃないかと。
前田:30代になると、仕事と自分の生活という、人生の大きなテーマにぶつかりますよね。
根本:そこで“さらに働く”道を選べる人もいますよね。
前田:それもカッコいい!
根本:でも、私はそっちじゃないなっていう(笑)。