くらし情報『災害報道&自衛隊派遣が遅れた原因は? 「静岡水害」から学ぶべきこと』

2022年11月12日 21:30

災害報道&自衛隊派遣が遅れた原因は? 「静岡水害」から学ぶべきこと

意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「静岡水害と災害報道」です。

自治体の連携と報道の重要性を再確認した一件。
災害報道&自衛隊派遣が遅れた原因は? 「静岡水害」から学ぶべきこと


9月23~24日、台風15号の影響で静岡県は記録的な大雨に襲われました。川の氾濫、土砂災害により、静岡市清水区の水道を供給する川の取水口が破損し、区の8割にあたる約6万3000世帯で断水し、1週間経っても半数程度しか復旧がなされませんでした。

静岡の災害に関しては報道量も少なく、自衛隊の派遣も遅れました。被害は10月17日時点で、死者3名。全壊、半壊、一部損壊、床上浸水、床下浸水合わせて8448棟です。
SNS上では「なぜこの被害をメディアは伝えてくれないのか」という不満が相次ぎました。投稿された映像や画像を見ると、町全体が水に浸かり、大規模な土砂災害が起きており、山間部では孤立した集落も生まれていました。時期がちょうど安倍元総理の国葬と重なったため、さまざまな憶測や不信感を招き、静岡県が自衛隊派遣要請を行ったのが災害発生から2日後だったということにも不満の声が膨らみました。

マスコミは、各地の災害を都道府県の発表で知り取材に動きます。

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