2022年12月6日 19:00
今市隆二「“ただ好きでやっている”という次元ではないところに行けた」 ソロ活動も充実
収録曲の「辛」や「華金」は、英語タイトルが多かったこれまでの今市さんのイメージとは異なる新鮮な展開で大きな話題となった。
「どちらもヒップホップ界で有名なトラックメイカーであるChaki Zuluさんをプロデューサーに迎えました。時代の音楽の流れには常にアンテナを張っていますが、BTSが世界的に活躍していることを受け、じゃあ日本人ならどうすればいいんだろうと考えた時に、母国語の曲を歌おうという想いが生まれました。あと、日本の音楽シーンでも日本語のリリックが好まれる時代に入ったという感覚もあって。日常会話をふんだんに取り入れて、ちょっと遊びを持たせた新しい表現をさせてもらいました。自分も結構、『辛』って言ってるみたいです(笑)。日本語シリーズを続ける可能性は大いにあると思いますよ。自分が作り上げてきたブランディングとは少し別のラインになるかもしれないですが、そういうものがあったほうが、今後のアーティスト人生にもプラスだと思うので」
佇まいはスマートでありながら、柔らかな人柄と熱い想いでも人々を魅了する今市さん。
音楽でも、日常を生きる人たちに寄り添っていきたいと話す。
「実は『辛』はメッセージ性も強い楽曲で。