くらし情報『2050年、4人に1人がアフリカの人に? 世界は今、人口爆発の真っ只中』

2050年、4人に1人がアフリカの人に? 世界は今、人口爆発の真っ只中

意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「人口爆発」です。

想定外の早さで世界は人口が急増。いまから対策を!
2050年、4人に1人がアフリカの人に? 世界は今、人口爆発の真っ只中


2022年11月に世界の人口は80億人に達しました。現在、最も人口の多い国は約14億2600万人の中国ですが、今年、インドが中国を追い抜くと予測されています。1960年のインド人の平均寿命は41.42歳でしたが、’20年には69.89歳に。衛生環境が急速に改善し、医療技術の向上で乳幼児の死亡率も低下し、平均寿命が延びました。60年の間に平均寿命が28歳延びたというのはものすごい急成長ぶりです。
’50年にはインドの人口は16億人を突破するといわれています。

さらに、人口が急増しているのがアフリカです。現在、アフリカの総人口は約14億人で世界人口の18%を占めています。それが’50年には24億人を超え、先進国は人口減少に傾いていますから、世界の4人に1人がアフリカの人になると予測されています。

世界は今、人口爆発の真っ只中にあり、食糧危機が迫っています。現に西アフリカでは干ばつや洪水などの気候変動で食糧生産ができなくなり、生産できる土地が奪われ、紛争地域が広がっています。

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