お箸の“美しい所作”をプロが伝授! 覚えておきたい、三手のマナーとは?
普段、何気なく使っている箸は、さっと手に取るのではなく、上げ下ろしをする時に「三手」という手順を心がけることで、美しい所作へとブラッシュアップできる。特に難しいのは、器を持ちながら食べる時の箸使い。利き手で箸を持ったまま、反対の手で器を持ち上げるのはマナー違反になるので要注意。慣れるまでは面倒に感じるかもしれないけれど、正しい作法と所作を身につけることで、上品さがアップすること間違いなし。トータルフードプロデューサー・小倉朋子さんが教えてくれました。
覚えておきたい、お箸を扱う“三手”のマナー
お箸を取り上げる時
一手:まず最初に利き手を使って、お箸を上から持ち、そっと上に持ち上げる。
二手:次に利き手と反対側の手を使って下から支え、利き手を箸の端にすべらせる。
三手:利き手の手のひらを返すようにすべらせて箸を持ち替え、反対側の手を離す。
お箸を置く時
一手:箸を持っている利き手とは逆の手で、箸の先の方を挟んで支える。
二手:利き手を箸の端にかぶせるように下から上へすべらせて、箸を上から持つ。
三手:利き手と反対の手を箸から離して、利き手で箸を箸置きへと戻す。
器を持ちながらお箸を取り上げる時
一手:利き手で器を上から持ち上げ、逆の手で器を持つ。