くらし情報『魂の全てが込められた“自画像”としての風景画。佐伯祐三の画家人生を辿る展覧会』

魂の全てが込められた“自画像”としての風景画。佐伯祐三の画家人生を辿る展覧会

「壁」も佐伯の重要なモチーフの一つだった。「重厚な石造りの壁を表現しようと試みた作品です」
佐伯祐三《コルドヌリ(靴屋)》1925年石橋財団アーティゾン美術館

一時帰国:大阪と東京。
魂の全てが込められた“自画像”としての風景画。佐伯祐三の画家人生を辿る展覧会


自宅兼アトリエのあった東京・下落合の風景を描いた作品。電信柱と空を横切る電線など、風景の中の「線」の描き方を研究していた。大阪では港に停泊している帆船をよく描いた。
佐伯祐三《下落合風景》1926年頃和歌山県立近代美術館

絶筆となった3作品も。

魂の全てが込められた“自画像”としての風景画。佐伯祐三の画家人生を辿る展覧会


亡くなる半年ほど前、郵便配達夫にモデルを頼んで描き上げた。そのほか絶筆の2作品も展示。「結核に侵されながら、絵が輝いているよう。絵の神様に描かされたような絵だと思います」
佐伯祐三《郵便配達夫》1928年大阪中之島美術館

かきとられた自画像。
魂の全てが込められた“自画像”としての風景画。佐伯祐三の画家人生を辿る展覧会


「パリに行って間もなくヴラマンクに会い『アカデミック』と言われ、なんとか脱却しようと苦労しているときに描いたもの」。顔の部分はおそらくうまくいかずに消してそのままに。
佐伯祐三《立てる自画像》1924年大阪中之島美術館

「佐伯祐三 ―自画像としての風景」東京ステーションギャラリー東京都千代田区丸の内1‐9‐1JR東京駅 丸の内北口 改札前1月21日(土)

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