「日本映画界は女性活躍のパイオニアだったと思う」インドの注目監督が語るワケ
映画もそれと同じくらいの尺の作品が多いので、専門家たちの間では夢と映画には関連性があるのではないかと言われているそうです。
だからこそ、映画を観ると夢に近いような体験ができるのですが、それはパソコンの画面では味わえないものではないかなと。もちろん、情報や物語を受け止めることはできますが、夢心地のような感覚とインパクトは映画館に行かないと体感できないものだと考えています。
日本映画から影響を受けていない地域はないと感じる
―なるほど、確かにそうですね。監督は自他ともに認める映画マニアでもありますが、日本映画に対してはどのような印象をお持ちですか?
監督日本の映画文化は革新的なところがありますし、日本では本当に数多くの映画が作られているので、それは素晴らしいことだと思っています。実際、アメリカをはじめ、フランスやイタリアなど世界中の監督と話していると、日本映画から影響を受けていない地域はないんじゃないかと感じるほどです。日本の作品が海外でリメイクされることも多いので、それは新しい形のストーリーテリングを生み出せている証拠ではないでしょうか。
少し前だと、中田秀夫監督をはじめとするJホラーの作品もジャンル映画にはさまざまな影響を与えていますし、日本にはユニークな映画言語があると感じています。