「日本映画界は女性活躍のパイオニアだったと思う」インドの注目監督が語るワケ
僕自身は日本映画をきっかけに日本を好きになり、いまでは日本の精神性や武術、茶道、歌舞伎など、さまざまな日本文化に魅了されてきました。過去には日本と共同製作した作品の撮影で何度も日本を訪れていますが、ガッカリしたことは一度もありません。すべてがとても素敵な記憶として残っています。
いろんな側面を持つ故郷グジャラートを見てほしい
―そう言っていただき、うれしい限りです。映画を通して日本に関心を持ってくださった監督のように、本作は日本で一般公開される初のグジャラート語映画ということで日本の観客には興味深いところも多いかと。注目してほしいポイントなどがあれば、教えてください。
監督グジャラートという地域に関しては、実はインド国内でもそこまで知られている場所ではありません。ただ、何世紀も前からいろんな旅人が滞在してきた歴史を持つユニークな地域で、多種多様な人種が生活しています。
それは劇中の子どもたちを見ていただくだけでも、いろんな人種のバックグラウンドの違いを感じていただけるはずです。
また、自然が豊かな場所でもあるので、塩でできている砂漠や山脈などもありますし、アジアのなかではライオンの最後の生息地とも言われています。