くらし情報『独特のポーズにも注目。人間の内面と向き合った、夭逝の天才画家エゴン・シーレの展覧会』

独特のポーズにも注目。人間の内面と向き合った、夭逝の天才画家エゴン・シーレの展覧会

立ったり、横たわる姿勢の多い伝統的な裸婦像からは大きく逸脱している。
エゴン・シーレ《頭を下げてひざまずく女性》1915年鉛筆、グワッシュ/紙レオポルド美術館蔵Leopold Museum, Vienna

独特のポーズにも注目。人間の内面と向き合った、夭逝の天才画家エゴン・シーレの展覧会


モデルはシーレの恋人だったワリー・ノイツェル。黒いスカーフの向こうには、神経質そうな男の顔が描かれている。男は他ならぬシーレ自身であり、彼女の悲しみの原因が暗示されている。

エゴン・シーレ《悲しみの女》1912年油彩/板レオポルド美術館蔵Leopold Museum, Vienna
独特のポーズにも注目。人間の内面と向き合った、夭逝の天才画家エゴン・シーレの展覧会


「シーレは風景画もよく描きました。風景そのものという描写以上に、そのときの心境、寂しさや孤独が投影されています」。恋人ワリーと住んだ、クルマウの町。伝統的な建築の家々に暗い影が降りているようだ。
エゴン・シーレ《モルダウ河畔のクルマウ(小さな街IV)》1914年油彩、黒チョーク/カンヴァスレオポルド美術館蔵Leopold Museum, Vienna

レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才東京都美術館東京都台東区上野公園8‐36開催中~4月9日(日)9時30分~17時30分(金曜は~20時。

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