鳥肌級の恐怖!「話題の“Kゾンビ”誕生秘話」生みの親ヨン・サンホが明かす本音とは
というのも、ゾンビ映画というのはどうしてもマイナーなものになりがちですからね。そのなかで一般の方々にも共感していただき、より多くの人たちに興味を持って楽しんでもらえるには人々の生き延びたいという思いを描くのがいいではないかと考えています。その結果、僕のゾンビ映画では人間による生存記のなかに、アクションも加えるようになりました。
―なるほど。いまやKゾンビを牽引する存在としても注目を集めていますが、今後のKゾンビをどのようにしていきたいとお考えですか?
ヨン・サンホさん僕は、ゾンビ映画の持つ魅力というのは非常に幅広いと思っています。なぜなら、本作のように呪いや啓示のような要素を描いていたとしても、そこに観る人たちの共感を得られる要素を同時に入れることも可能だからです。これから先も多くの人たちに愛される映画を作るためには、ゾンビのなかに現実を生きている人間の姿をいかに盛り込むことができるかがカギになると考えています。
日本からは多くの影響を受けている
―本作に日本に関する描写も盛り込まれていますが、日本に対してはどのような印象をお持ちでしょうか。
ヨン・サンホさん僕自身は、子どものころから日本のアニメや漫画、映画とともに育ってきた世代なので、日本からは多くの影響を受けています。