きっかけは「サイン会0人事件」 ジョイマン・高木が哀愁ツイートで再ブレイク
不思議な韻を踏む“脱力系ラップ”で知られる、芸人の高木晋哉さん。一時メディアでの露出は減ったが、’10年から続けているTwitterがきっかけで本を出版するなど再ブレイクを果たしている。
じんわり哀愁漂う、言葉の奥行きを感じるラップ。
「オファーが減り始めた頃、“Twitterをしていると仕事に繋がるらしい”と聞いて始めたんです。ラップを呟いたり、ポエム調の内容をポストしたり、細々と続けていたところ、サイン会にお客さんが来ない“サイン会0人事件”が起きて。その状況を呟いたら“そういえばジョイマンっていたな”と思い出してもらえて、フォロワーが一気に増えました。『0人だったなんてよく言えたね』と周りの芸人からは驚かれたけど、その寂しい感じも含めて面白いと思ってもらえるTwitterがあったからかなって思います」
それを機にどこか哀愁漂うツイートが増えたという。
「一発屋のイメージがつき、世間から“消えた”と言われるようになった。
それだったら徹底的に消えてやろうと思ったんです。写真を載せず、言葉だけの発信をしていたら“ジョイマンってどんな顔だっけ?”と思ってもらえるようになる。フォロワーには芸能人の方もいて、時々僕たちのことをテレビで紹介してくれます。