『金八先生』がまさかの大ヒット!? 茅島成美「何をやっても当たらない時間帯だったのに…」
人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今回は俳優・茅島成美さんの第2回です。最高視聴率39.9%という驚異的な人気だった、昭和時代の大ヒットドラマ『3年B組金八先生』。茅島さんは、理科教師の役を熱演しました。
期待ゼロだったはずなのに、まさかの大ヒット!!
『3年B組金八先生』は、タイトルからも分かるように、金曜夜8時から放送されていたドラマです。実はその枠、裏に昭和の大スターの石原裕次郎さんが主演の刑事ドラマ『太陽にほえろ!』があったため、何をやってもまったく当たらない時間帯だったんですよ。しかも『金八』は、私をはじめ役者陣が全然先生に見えない人ばかり。主演の武田鉄矢さんは長髪のミュージシャンですから(笑)。
私の役柄は理科の先生で、私自身は理数系がまったくダメなので、そのままでは絶対に理科の先生には見えない。プロデューサーに相談したら、「メガネをかけましょう」ということになり、初めて伊達メガネをかけて芝居をしたのをよく覚えています。
最初はみんな「どうせヒットしない」と思っていたんですが、1か月したら、なぜかドカーンと大ヒット!プロデューサーが、慌てて出演者の半年先のスケジュールを押さえていたのが印象的でしたね。