藤川千愛「私は歌うから、おじいちゃん見ててね」 歌詞にも注目したいミニアルバム発売
そしてラストの「なにも忘れるわけじゃない」では、もう会えない人への愛情を真摯に歌った。
「私が音楽を始めるきっかけになったおじいちゃんは演歌歌手をしながらカラオケ喫茶を経営していたんですけど、一昨年に亡くなって。ずっと受け入れられなかったんですが、私はおじいちゃんのことを忘れないから、私の中で生き続けるんだという想いを込めてこの曲を書きました。なので歌詞も自然と岡山弁になりましたね。私は歌うから、おじいちゃん見ててねっていう気持ちです」
音声学も勉強して歌と向き合い、海外公演のために英語も始めたという。そんな藤川さん、休日には古着屋を巡るのが好きなのだとか。
「’60年代から’80年代くらいの古着が好きで、家具もヴィンテージが好き。普段はベルボトムのデニムに、ちょっとダサいスウェットやジャージを合わせるスタイルが多いです。
ライブではアドレナリンが出まくって、なかなか眠れなくなっちゃうほどなので、普段はめちゃくちゃリラックスしています(笑)」
Mini Album『嬉しい声をほんのちょっと』。ロックなサウンドと独自の世界観を放つ歌詞が刺激的。「リゲル」など含む全7曲。【初回限定盤(CD+BD)