窪田正孝「ずっとご一緒したいなと」 石橋静河と『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』で共演
言葉、芝居、ダンス…境界線が融けた、ひとつづきの身体表現で魅せる『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』。シディ・ラルビ・シェルカウイさんが構成・演出・振付を手がける本作品に挑む、窪田正孝さん、石橋静河さんのインタビューをお届けします。
窪田正孝:僕はお芝居は4年ぶりなんですけど、舞台って、常に丸裸で人前に立たされている感じがしていたんですね。役者は物語のなかで、「ここで悲しみを表す」など、流れがあらかじめ決められていたほうがラクなんだと思います。でも、舞台ではそれが通用しない。そこに一番の魅力を感じましたね。石橋さんは何作も舞台に出ていらして、ずっとご一緒したいなと思ってました。
石橋静河:嬉しいです。
私もです。
窪田:『未練の幽霊と怪物―「挫波/敦賀」』(’21年)を観せていただいたんだけど、舞台での居方が独特でした。ダンスをされていたこともあって、軽やかさもありながら、立ったときには地面に根っこが生えているような印象。うまくセリフを言おうとかいうのとは、別のアプローチをされている。だから唯一無二な感じがするんでしょうね。
石橋:ありがとうございます。褒められすぎてちょっと恥ずかしいです(笑)。