「横浜流星は本当に純粋な人」盟友の藤井道人監督と後輩の奥平大兼が語る魅力
そのなかで苦労されることもあると思いますが、周りに流されないためにご自身で意識していることはありますか?
奥平さん以前は自信がほしいと思っていましたが、最近は「自信は持たなくてもいいっか!」と開き直るようになりました。あとは、小さくてもいいので自分なりの目標を持ち、目の前の壁をちゃんと乗り越えようという意識は持つようにしています。
というのも、実は一度だけ調子に乗りかけた時期があって、何でもやればできちゃう気がして作品に対するベクトルがずれそうになったことがありまして…。でも、「そんなわけはない」とすぐに気がつき、このままでは絶対にダメだと思って考え方を変えました。
自分を否定してくれる人を大事にしている
―そこで客観的に自分を見て修正できるのはすごいですね。監督はいかがですか?
監督僕は、自分を否定してくれる人やディスってくれる人を大事にするようにしています。監督は神ではありませんが、現場ではどうしてもそういう雰囲気になってしまうことがありますからね。そういったこともあって、自分に対して気を遣わずに話してくれる人にはなるべく近くにいてもらうようにお願いしています。
―なるほど。