くらし情報『水野英子、シングルマザーで働きながら子育てした過去。一番つらかったことは?』

水野英子、シングルマザーで働きながら子育てした過去。一番つらかったことは?

人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは、レジェンド級の作家からもリスペクトが絶えない、83歳のマンガ家・水野英子さん。最終回となる今回は、先生の人生を支えたモットーと、子育てのお話を。
水野英子、シングルマザーで働きながら子育てした過去。一番つらかったことは?


自分を信じ、進むこと。それが私を支えてきました。
’60年代の終わりから’70年代初頭、若いマンガ家から仕事に関して相談を受けることが増えました。そんな中で〈著作権〉という概念があることを知り、詳しい方を招いて勉強会を開いたことも。でも出版社はそんな私の動きを警戒したので、結果、不利なこともいろいろありました。
その後、私は未婚で子供を産み、子育てのために執筆の時間も機会も減り…。40歳を越えようやく時間に余裕が出たときには、時代が変わっていて、もう連載をさせてくれる場所がなかった。でも、ならば自分で描けばいいと自費出版で本を制作。それもとても楽しかったです。

昔から私は、自分のしていることは絶対に間違っていないと信じてやってきました。上手くいかないときも、どうすれば解決できるかを考えました。自分のしてきたことを“失敗”だと思ったことはありません。全ては経験です。
物事に対するその考えは、83歳になった今もまったく変わりません。

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