清野菜名「高校に行けなくなった時期、すごく心配してくれた」 友情について語る
3人でストーリーさながら、友情を深めているそう。
「ゆきのさんとは劇団新感線の舞台でWキャストをした時にご挨拶させてもらったんですが、舞台に集中していてクールな印象だったのが、この現場ではずっと笑顔。場を明るくさせてくれる素敵な方で、植物の話で意気投合しました。愛瑠ちゃんとは地元が近いこともあって、かわいい妹のよう。ゲームの話で一気に距離が縮まって、仲間を増やそうと、私がやっている『スプラトゥーン』を誕生日にプレゼントしました」
心に染み入る会話劇が持ち味の脚本家・岡田惠和さんが紡ぐ台詞は、「読むのと演じるのとではまるで違うのが面白い」と話す。
「家で台本を読んだ時は淡々と感じた場面も、現場で掛け合うと温かく穏やかな空気がふわっと立ち上るんです。岡田さんらしい独特な台詞が、人間らしい感情を引き出す鍵になっていたことにも気づかされます」
本作で大切にしていることは“等身大”であること。
「最近、漫画から飛び出してきたキャラクターを演じる機会が多かったんですが、今回は岡田惠和さん脚本の完全オリジナルで、リアルな日常を描いた作品。
柔軟に対応できるように役を固めすぎず、現場で共演者の方々から“リアル”を受け取って返す意識を大切にしています」