三石琴乃、「美少女戦士セーラームーン」最終章で再確認した“月野うさぎの原動力”とは?
本作では、かつてないほどの強敵・セーラーギャラクシアと戦うことになる月野うさぎ。どんな時でもけっして諦めないうさぎだけれど、一番近くで彼女を見てきた三石さんは「強い人ではない」と語る。
「強くはないから、つらいことがあったら泣いてしまうし、時には気絶してしまうほど衝撃を受けることもあるんです。でも、そのたびに周りの人が彼女を守って、愛を注いでくれるんですよね。だからうさぎちゃんも、自分が愛する人のためにがんばれる。実は本作でうさぎちゃんは、もう戦えないって音を上げる場面があるんですよ。それは、自分の大事な人がもう戻らないのでは、と思ってしまったから。その時、うさぎちゃんの原動力ってやっぱり身近な人を大切に想う気持ちなんだな、と再確認しました。
うさぎちゃんにとって大事なものは愛であり、身近にいる大切な人たち。そういう人たちを守りたいという想いが彼女を奮い立たせているんです。でもそれって誰しも同じだと思うんですよね。身近な人を愛することからすべては始まるのかなって。そういうちっちゃい愛がいっぱいあれば、世界は平和で、未来は明るいと思うんですけど、実際にはなかなかうまくはいかないものですよね。