三石琴乃、「美少女戦士セーラームーン」最終章で再確認した“月野うさぎの原動力”とは?
だから映画でエネルギーをもらって、現実でがんばる力になれれば、と思います」
物語中、うさぎはセーラーギャラクシアとの戦い以外にも、未来へつながる重要な決断をすることになるのだが…。
「いろんなものを全部“無”にしたとしても、またどこかで未来は始まる。そうするといいことも悪いことも、善も悪もやはり生まれる。光があれば影がある。そのどちらも受け入れて、その中で生きていく。うさぎちゃんの選択はそういうことなんですよね。anan読者のみなさんもきっと、いいことも悪いことも、つらいこともずるいことも経験して、いろんなことがちょっとずつわかってきている世代だと思うんですけど、それが人間の生きる世界なのかなって。その中で自分はどういうふうに生きていくのか、どんな道を選ぶのか、その選択次第で未来は変わっていくので、自分の生きたい未来を描いて、そこに向かって少しずつ進んでいけたらいいのかもしれないですね」
長い歴史の中で、日本だけでなく海外でもたくさんのファンに愛されてきた「美少女戦士セーラームーン」。
三石さんにとっては、「声優・三石琴乃を語る上では絶対に欠かせない作品」だと笑顔で答えてくれた。
「私にとってとても大事な作品であり、そして大事な役ですが、ついに最終章を迎えることになりました。