早見沙織「最後の戦いを見届けて」 「美少女戦士セーラームーン」最終章に込めた想い
こうして取材を受けたり、完成した映像を観てようやく“私の声で大気さんが動いてる!”って実感が湧いてきました。子どもの頃は変身シーンが好きで、リハーサルで変身シーンを見ただけでテンションが上がりました。セーラースターライツではタップダンスの要素が入っているのですが、それがまた新しい感じがして、嬉しかったですね。しかも3人の登場があって1つの変身シーンが完成するので、3人ならではの深い関わり合いが見て取れてかっこいいんです。アフレコでは井上(麻里奈)さん、佐倉(綾音)さんがいてくれて心強かったですし、安心感をもらいました」
「美少女戦士セーラームーン」は、大事なことを教えてくれた大切な作品。
「人として大事なことや、生きていくためのパワーになってくれるものを教えてくれていたんだなって、今になって思います。ファンの方は、ちょっと気持ち的につらい時とかに、エネルギーをもらえるんですよね。最終章は、観る側にとってもハードな物語ではあるんですけど、だからこそ私も全身全霊を込めました。
幼少期にこの作品からもらったいろいろなものをここに込めて、パワーを添えさせてもらう気持ちで臨みました。ずっと応援してくださった方はもちろん、久しぶりに触れる方にも『美少女戦士セーラームーン』はずっと私たちのそばにいてくれたんだよ、と思わせてくれる作品です。