企画をパクった先輩社員に反撃! 悲劇の新入社員を救った「協力者の作戦」とは【後編】
ついに作戦決行! 予想以上に反撃成功
Aさんの作戦とは、Aさんが山本さんを呼び出してコンペの企画について問い詰めるもの。Aさんがランチに呼び出すと、ふたつ返事でOKしたそうです。
「Aさんは、山本さんとの会話を録音しながら、コンペの企画について問い詰めてくれました。すると、山本さんは誤魔化せないと思ったのか、丸パクリしたことを素直に認めたんです。
そして、そのときに録音した会話を、私とAさんで上司に提出。後日、山本さんは上司からこってり絞られたと聞きました。採用された企画は私が主導で進めることになり、ようやく自分の企画で自信をもって仕事を進められるようになったんです」
その後、山本さんは反省したのか、由依さんへの嫌がらせはなくなったとのこと。入社当初のような良好な関係には戻れなくても、由依さんは落ち着いた環境で仕事ができているそうです。
働き始めて間もない職場で嫌がらせに遭うと、なかなか周りに悩みを相談しにくいですよね。しかし、解決が見込めそうにないときは、早めに信頼できる人に打ち明けた方が、早期解決につながる例も少なくありません。勇気を出して助けを求めることも、自分を守る術につながるのです。
©AH86/peeterv/gettyimages
文・並木まき
画びょうやピンの穴はOK…? 不動産専門家が教える! 賃貸退去トラブルを避ける方法と対処法