くらし情報『中国と熾烈な緊張関係にある台湾、フェイクニュースから国民を守るサービスを開発』

中国と熾烈な緊張関係にある台湾、フェイクニュースから国民を守るサービスを開発

意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「台湾ガブ・ゼロ」です。

市民主導の課題解決。見習うべき点が多々ありそう。
中国と熾烈な緊張関係にある台湾、フェイクニュースから国民を守るサービスを開発


「ガブ・ゼロ(g0v)」とは、オンラインで運営されている、台湾のシビックハッカーのコミュニティ(市民政府組織)です。2か月に一度、ハッカソンを開催しています。ハッカソンとは、「ハッカー」と「マラソン」を組み合わせた造語で、あるテーマに対して、プログラマーやグラフィックデザイナー、エンジニアなどが集まり、アプリケーションやシステムを開発するイベントのことです。

ガブ・ゼロが世界に広く知られるようになったのは、コロナ禍になってすぐです。
マスクの入手が困難になっていた当時、在庫がどこにあるかがすぐにわかるシステムを開発し、それを見た台湾のデジタル担当相、オードリー・タンさんが、その仕組みを政府で採用することを決めて、「マスク配布システム」が実現しました。

ガブ・ゼロは、さまざまなシステム開発を行っていますが、LINEを使った「Cofacts」というプロジェクトが注目されています。世の中に飛び交う情報が、正しいのかフェイクなのか?情報元はどこなのかなどを瞬時に教えてくれるサービスです。

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