須藤蓮「映画を作ってゴールではなく、完成作を届ける過程までが映画制作」
集まった人が可能性を“浴びて”俺たちもやれる、という“元気玉”みたいなものを手にして、一気に自分を解放してほしいから。希望あるじゃん、自由でいいんだ、というある種の“解放運動”ですよね。それができれば、きっとみんなが元気になって、社会も自然と変わっていくんじゃないかな」
これからは役者ではなく、監督として歩み続けたいとも話す。
「目立ちたがり屋だけど、役者をやらなくても、普段からカッコつけていればその欲は満たされる気がしていて。制作側にいながらも、たまにはイベントで前に立つと思いますけど(笑)」
これまでの活動の一部をプレイバック!
社会や自身の環境にもがく若者たちを描いたラブストーリー、映画『ABYSS アビス』の撮影風景。
「撮了の1年後に自腹で再撮影をし、編集もし直して、完成までに4年以上かかりました」
須藤さんが都内で運営する『FOL SHOP』は今年4月オープン。古着などの販売、イベントや上映会も行い、若者交流の場としても機能。「古着は、映画の衣装担当のスタイリストさんが海外で買い付け」
映画『逆光』をひっさげて、地方を回り宣伝活動を行った須藤さん。「まさに“没入と解放”の瞬間。