バスケW杯、男子日本代表の目標はアジア1位! 富樫勇樹&河村勇輝が意気込みを語る
本人曰く、もともとは“まとめ役”といったタイプではなかったそう。しかし、今大会では、キャリアも年齢も重ねた自身が、チームを引っ張っていこうという思いが言葉の端々から感じられる。
「1次ラウンドで日本が戦わなければいけないグループEは、“死の組”と呼ばれるほど、強豪のチームばかり。ただ、プレッシャーというよりは、楽しみのほうが大きいです。男子日本代表はまだまだ世界で結果を残せているわけではないので、失うものは何もない。これまで培ってきたことをしっかり出して、どこまでいけるか、挑戦したいです」
そんな富樫選手の強みについて、バスケットボール解説者の佐々木クリスさんは、こう言及する。
「ポイントガードというと、一昔前は周りを生かす職人のようなイメージだったかと思いますが、今やNBAでは最も平均得点の高いポジションです。つまり、世界で勝つためには、ポイントガードに得点力が不可欠ということ。
そんな中、富樫選手は多種多彩な得点パターンが持ち味。敵と1対1になった時の打開力もずば抜けている。また、ポイントガードの一番の評価軸になる、アシスト数の多さとミスの少なさの対比から見ても、Bリーグトップクラスの選手です」