注目の日本人選手は? 世界バドミントン選手権の見どころをチェック!
バドミントンの世界選手権がデンマークで始まった。来年4月までの1年間、パリオリンピックの出場権を国際大会のポイントで争う「五輪選考レース」が続く中、日本選手はどのような戦いを見せるのか注目だ。バドミントン・マガジン編集長の田邉由紀子さんに見どころを聞いた。
「日本人で一番優勝に近い位置にいるのは、女子シングルスで2連覇中の山口茜選手でしょう。山口選手に加え韓国・中国・台湾とランキング上位4選手の実力が拮抗する中で、3連覇を十分狙える位置にいます」
過去、世界選手権では金銀銅独占したこともある女子ダブルスは日本のお家芸というほど層が厚い種目。
「シダマツこと志田千陽・松山奈未ペアは、東京五輪後に急成長した注目株。細身な二人が繰り出すスピード感のあるプレーが特徴です。一方、東京五輪出場組も健在。
五輪前の大怪我を乗り越えて復活したフクヒロ(福島由紀、廣田彩花)ペア、世界選手権にはめっぽう強いナガマツ(永原和可那・松本麻佑※まゆ)ペアと共に、上位独占もあり得ます」
東京五輪での活躍も記憶に新しい、混合ダブルスのワタガシ(渡辺勇大・東野有紗)ペアも見逃せない。
「バドミントン初心者に一番見てほしいのが彼らのプレー。