マカロニえんぴつ、新アルバム『大人の涙』で魅せた“大人”とは
「このアレンジは今までやってきたことの集大成ですね。メンバーが歌と歌詞を活かそうという思いでアレンジに臨んでくれている感じがして嬉しかったです」(はっとり)
「歌詞も含めていい曲だなと思いました。そういう時は自分も一緒に歌っているように、耳に残るアクセントになるフレーズを弾きたくなるんです。それでいて、歌が聞こえるような意識をしました」(長谷川)
「サビのエレクトリックピアノは大ちゃん(長谷川)の『ここは俺に任せてくれ』っていう気合がすごかった。すごく味のあるフレーズを弾き始めたので、ギター陣は出る幕がないなと思いました(笑)」(はっとり)
「悲しみはバスに乗って」は特に人生の悲喜こもごもを感じさせる歌詞になっている。
「人は一人で生きてはいなくて、今はいない誰かに思いを馳せたり、誰かと手を繋ぐことでこれから進む道への不安を紛らわせていると思ってます。“悲しみ”という言葉がタイトルにもありますが、決して重い歌ではなく、希望に満ち溢れた歌として書きました。経験した悲しみが自分の中に蓄積されていくのはしょうがないこと。
それを無理に忘れたりなかったことにしようとしても染みて滲んでいくものだから、自分の中で整頓させて、人一倍優しい人間になっていけたらいいなと思ったところはあります」