飼い主家族は僕が守る…パトロールが欠かせない勇敢な猫さまの一面とは
一般的なパリの猫さん事情と違って、外に出している庭猫は、それ用のワクチン打ったり、どこかで怪我して血だらけで帰ってきたりと心配な毎日です。近所では交通事故で亡くなる猫が多いので、ふらりと帰ってきて、またパトロールに出かける彼を見ると逞しさも感じます。
雄猫だからか、長男に抱かれるのはあまり好きじゃないみたいで、一緒に暮らし始めた頃は彼の部屋にだけオシッコをしたり嫌がらせをしていました。今では良い関係になっています。アキラが私に与えてくれるものは癒しと、これからもずっと裏切らない信頼。寂しいときに癒してくれる家族。彼は私たちにとって大切な家族の一員です。ーーアキラさまはこの家(ここの家族)が大好きで、いつも直立不動の状態で侵入者を観察しています。
不審者を見つけると飛び出していき猫パンチで応答します。鼻には傷が絶えないですが、ここの家族を守る勇者のようでした。著者情報
松永学
猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!
取材、文・Manabu Matsunaga
ゴロンしたときだけ見えるよ…飼い主がお気に入りの猫さまのチャームポイントとは