病気の猫を救う保護猫実行委員会(代表:長井 進矢)は、「黒猫ぷぅの抗がん剤治療」のクラウドファンディングを「READYFOR」にて2022年6月30日から8月26日まで実施しております。ねこじゃらしが好きですクラウドファンディング詳細 ■プロジェクト背景2017年生まれ5歳(ぷぅ)が猫白血病による縦隔リンパ腫が出来てしまい、抗がん剤治療が必要です。寛解を目指して頑張ってますが、治療が約25週と長く続く予定です。目標はリンパ腫の消失ではありますが、ぷぅの体調・体力次第になります。治療が25週目時点で寛解が得られている場合、治療中止です。本来であれば全て飼い主の自己負担だと思いますが、他の保護猫の世話や、離島暮らしのため移動費だけで約26,600円かかってしまう点から、このプロジェクトを立ち上げました。■抗がん剤治療について抗がん剤治療は、縦隔リンパ腫に大変有効性が高いと言われており、少しでも今の辛い状態が改善し、出来るならば腫瘍の消失を願っています。<治療の現状>抗がん剤治療開始前腫瘍4.5cm↓抗がん剤治療5回目腫瘍6mm体調の悪いぷぅ■リターンについて<1万円コース>・感謝の心を込めたお礼のメール・写真5枚・ポストカード・オリジナルステッカー1枚<3万円コース>・感謝の心を込めたお礼のメール・写真アルバム・オリジナルステッカー3枚<5万円コース>・感謝の心を込めたお礼のメール・写真アルバム・オリジナルステッカー3枚・屋久島のお土産<10万円コース>・感謝の心を込めたお礼のメール・ポストカード・写真アルバム・オリジナルステッカー3枚・屋久島のお土産■プロジェクト概要プロジェクト名: 白血病による縦隔腫瘍への抗癌治療のご支援を宜しくお願い致します。期間 : 2022年6月30日~8月26日URL : ■本クラウドファンディングに関するお問合せ先連絡先: 080-7838-4432メール: muimui0814s@gmail.com (長井) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フレンチ猫さま紹介!第44回目はスイスに住むユメジ(Yuméji)さま、カーリー(Kali)さま、エクリプス(Eclipse)さまの3名の猫さま。スイス在住でフランス語を話す3名の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.44猫さまの話をもっと聞かせて!上から順に紹介します。まずは、キジシロのエクリプス(Eclipse)さま、2019年9月5日生まれ。次に、メインクーン、ペルシャ、バリニーズのミックス、黒長毛のカーリー(Kali)さま、2021年8月3日生まれ。最後に、黒白ハチワレのユメジ(Yuméji)さま、ヨーロピアン、2019年9月5日生まれ。3名の猫さまの日常朝5時過ぎに「ごはんちょうだい」と、3名で飼い主の枕元をフミフミしたり、ドアをシャカシャカして、飼い主を起こします。朝ごはんにパテをいただいてから、二度寝をします。13時にお昼ごはんのパテをいただき、その後はテラスで日光浴をしたり、追いかけっこをしたり、プロレスをしながら大嫌いな掃除機をかけ終わるのを待ちます。おやつをもらって、15時過ぎからお昼寝をして、20時のニュースの時間に起きます。それから、飼い主がごはんの準備をするのを邪魔し、21時に夜のパテをいただきます。飼い主とソファーでまったりくっつき、23時過ぎにおやつを貰い、その後歯磨きをしてもらいます。それから夜中の1時頃までバタバタと運動会が開催され、猫さま同士で激しく遊びます。飼い主は以前、モード関係のお仕事をしていました。今はヨガインストラクターを志望しています。もともとフランスに住んでいたので、会話はフランス語。ここスイスでも、現在住んでいる地区はフランス語圏なので、私たちはフレンチ猫だと思っています。飼い主が自宅でヨガをやっている姿を見ると、大きな猫のように見えます。動きはゆっくりだけど…。ユメジさまはどんな猫さま?いつもひとりで、キャットタワーで眠ります。お気に入りの場所は、テラスが見えるベッドのホットカーペットの上。大好物は、CBDスナックときゅうりの真ん中の部分。とても食いしん坊です。フエルトの小さなおもちゃを投げてもらうと、犬のように持ち帰ります。得意技は、ジャンプしてキャッチすること。驚くほどよくできた猫さまだと言われています。自立型で、爪切りも歯磨きも大人しく我慢できます。末っ子のカーリーさまの教育係も辛抱強くしています。ユメジという名前は、竹久夢二から拝借したもの。ハイカラですが「吾輩」的なキャラで、たまに理屈っぽい一面もあります。エクリプスさまはどんな猫さま?飼い主のベッドの足元で寝ます。段ボールを再利用した猫ちぐらが大好き!ヘンプのスナック(HEMP SNACK BAR)が大好物です。最近買ってもらった、マタタビが突き刺さったどんぐり型のおもちゃが気に入っています。甘えっ子で、甲高い声でウィーン風のおしゃべりをします。時に気まぐれで、ちょっと乱暴なところもあります。また、焼きもち焼きでもあります。普段はどんくさいけれど、1日に1回、ダッシュしてソファーの側面を走り回ります。カーリーさまはどんな猫さま?エクリプスさまと同じく、飼い主のベッドの足元で寝ます。窓辺の猫草プランターにアーシングするのがお気に入り(猫草がぺっちゃんこになる)。好物は、これもエクリプスさまと同じくヘンプのスナック。釣竿型のヒラヒラするもので大興奮します。パタパタと音がすると、遠くからでも飛んできます。ダミ声です(メインクーン声がそういうものかもしれません)。マイペースでおてんばで、実は狡猾。お姫様です。飼い主からのメッセージ地域やフランスの動物保護団体とこまめに連絡を取ったり、ドネーションをしていました。しかし、スイスは室内飼いのみの保護猫が少なく、何回かお見合いしましたが、なかなかご縁がありませんでした。最終的に、ネットアノンス(ネット掲示板)で3名と巡り合いました。往来の多い道に挟まれた郊外のアパートの空中庭園バルコニーで、小さな自家菜園をやっています。昨年、キャットテラスを作りました。3名とも体内のマイクロチップに反応するドア自動開閉機を使用しています。それぞれの猫さまから気づきと学びと愛情を無限にいただいています。家族でもあり、社会の縮図でもあると感じます。絶対的な信頼と愛情を、さまざまな方法で伝えてくるのが可愛いです。3名ともコロナ時代にやってきたので、べったりな関係で、安定した信頼感を築けていることが幸せです。猫さまはテレパシーのように、私の精神状態を鏡のように映してきます。焦って爪切りをしようとすると、もがいて逃げてしまいます。しかし、心を平静にし、見つめ合ってお互い安心すると、爪切りも歯磨きもすんなりできます。私の心が乱れている時は、3名の関係が荒々しくなったりします。猫さまが来る前からヨガと瞑想を日課にしているのですが、私の状態をフィードバックしてくれている3名の猫さまは、気づきとアジャストの先生だと思っています。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年07月02日時に、人間のような仕草や表情を見せるペットたち。一緒に暮らしていると、驚きの発見やクスッと笑える瞬間に遭遇することがあり、見ているだけで飽きませんよね。大きめサイズの猫を見せたい飼い主が?2匹の保護猫と暮らす、まりてつ(@marie_mamachan)さん。愛猫のうち、1匹は5.7kgと、やや大きいサイズをしているのだそうです。ある日、まりてつさんは、愛猫の全身を見せるために、体を抱えて立たせようとします。一方、抱えられた愛猫の反応は…こちらの写真をご覧ください!デカい猫(5.7㎏)を見せたい母と立つ気ゼロの猫 #猫好きな人と繋がりたい #猫好きさんと繫がりたい #猫がいる幸せ #猫のいる生活 #猫 #保護猫 pic.twitter.com/jnClZl0Krg — まりてつ (@marie_mamachan) July 1, 2022 「なんだよ…?」そういいたげに、鋭い視線を投げる愛猫。後ろ脚はだらんとしていて、立つ気はみじんもありません!どのぐらいのサイズかが分かりやすいように、猫の全身を見せたかったまりてつさんのもくろみは、残念ながら外れてしまったのでした…。『親の心子知らず』ならぬ『飼い主の心猫知らず』な状況に、笑いがこみ上げますね。また次回、愛猫の気が乗った際にでも、再チャレンジするほかなさそうです…![文・構成/grape編集部]
2022年07月02日5匹の猫と同居している飼い主さん。保護したばかりの子猫が、他の猫たちから敬遠されている存在の“たぬ”のもとへ寄り添う動画に74.4万再生の反響が。いいねも3.7万つき、「見ててホッコリする」「優しい世界」と見た人を優しい気持ちにさせている。6月から一緒に暮らし始めている“しま子”ちゃんと“たぬ”やほかの猫について聞いた。■子猫を保護した飼い主さんたぬと母猫への想いがよみがえる飼い主さんと暮らすのは、3兄弟の“たぬ”“ボヨヨン”“くろちゃん”、女の子の“みいちゃん”とその子ども“くろち”の5匹。そこへ先月の雨の日、保護した“しま子”が仲間入り。しま子ちゃんがたぬに寄り添う動画が話題となったが、たぬは喧嘩が強く、特に兄弟猫に大して当たりが強い性格だという。そのため、ほかの猫たちから“たぬ”は煙たがれているように見受けられる、と飼い主さん。そんな様子を見ているからか、今回迎えたばかりのしま子が自らたぬのところへ行き、背中に顔を寄せる姿には感慨深かったという。たぬの母(ママン)は10年前に飼い主さんが、職場の裏口でガリガリに痩せて、車のオイルか何かにまみれていたのを見つけて保護。その後一緒に暮らし、5匹の赤ちゃんを産んだという。「今回、しま子のことをどうしても見過ごせなかったのは、10年前にママンを保護した場所でもあったからです」と当時を振り返る。たぬとしま子の様子を語るうえでママンの存在は欠かせない。「ママンが生きていた頃は、家族全員くっついて寝ていました。しかし、亡くなってからは、それぞれの兄弟が、家の中で自分の縄張りを持つように、独立した感じに…。大のお母さん好きなたぬは、大人になってからもずっとママンのそばを離れませんでした」しかし、自然界では、いつまでも母と息子が一緒にいるということは考えられない。飼い主さんは「人と暮らしているゆえの状況だったと思います」と自責の念に駆られている。そのため、ママンはたぬがいつまで経っても自分と一緒にいたがることに、相当なストレスを感じていた。それゆえ、時折激しくたぬを怒ることもあったという。「たぬは、自分が受け入れられないことが理解できないようで、怒られても大好きな母親にくっついていこうとします。と同時に、そんな状況にストレスを感じているようで、もともと筋肉質で、喧嘩が強い猫だったので、他の猫たちに当たって、ストレス解消をしているような姿が見られました」■どんな時も寄り添ってくれた猫たちに恩を感じている日々ママンとの距離感や関係性に折り合いがつかず、ストレスでほかの猫たちともうまくいかないたぬ。ママン亡き後は、飼い主さんを母のように慕い、ほぼ毎晩一緒に布団で寝たり、そばにいることで心の安定を保っていたようだ。そのため、しま子を迎えたときには心配も。「しま子は、まだ生まれて1ヵ月ぐらいの仔猫なので、僕のことを母のように慕っています。でも、いつもはたぬが僕の傍にいるので、ひやひやしながら、自然とお互い近くにいるしま子とたぬの様子をうかがっていました」ママンとたぬの親子関係をはじめ、様々な思いで猫たちを見守ってきた飼い主さんなだけに、しま子を優しく受け入れたたぬの姿には、何とも言えない思いがあふれた。「他の猫であれば、威嚇したり、猫パンチしたりするたぬが、スッと寄ってきたしま子の毛づくろいを始めたんです。しま子も嬉しいようで、たぬの姿を見つけると、トトトと駆け寄って身をすり寄せるようになりました」自然の摂理でママンから距離を置かれたこともあったが、母を想う気持ちは変わらなかったたぬ。ママンから愛されていた自分としま子を重ねたのだろうか。「しま子が、寝ているたぬの体に身を寄せて、寝始めたのです。その姿は、たぬがまだ幼かったころの、ママンとたぬの親子の姿のようにも見えました。たぬとママンと暮らしてきた自分には、涙が出るくらい嬉しく、またいろんな思いが交錯するシーンでした」ほんの15秒足らずの動画にも、たぬ、しま子、飼い主さんの思いが詰まった優しい世界だった。飼い主さんがママンを保護した場所でしま子と出会ったのは、運命だったのかもしれない。「自分は子どもの頃から、猫と暮らしてきました。どんな時も、同じトーンでそばに寄り添ってくれていたので、とても恩を感じています。これからも、困った猫と出会った時は、自分のできる限りのことはしたいと思っています」
2022年07月01日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第43回目はメンソンジュ(Mensonge)さま。気が強いのに甘えん坊な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.43猫さまの話をもっと聞かせて!メンソンジュは2歳のスフィンクスの女性猫さま。飼い主は、Facebookでスフィンクスの猫さまを1年ほど探していました。ある日、私の写真を発見し、すぐに恋をしたそうです。今は、とても小さなタウンハウスで暮らしています。壁に囲まれた庭があって、天気が良い日には散歩もできるんですよ。朝はハグから始まります!まずは喉を鳴らして飼い主を起こします。枕を軽くたたく音で、私は飼い主の首元に行きます。それから、朝食を出すまで飼い主の周りに張りつきます。カリカリは食べ放題ですが、特にパテには目がありません。飼い主がリモートで仕事をしているときは一緒にオフィスにいます。ドアが開くとすぐに忍び込みます。机の上のかごで寝たり、元気すぎる時は足で遊んだり、鍵盤を歩いたり…。寝室では豚のぬいぐるみの上で寝ています。かわいい泥棒のように、ものを盗む戦術に長けてます。注意してください!私は頭がいいんです。午後はお昼寝をして、夕方は元気いっぱいなので、たくさん遊んでもらいます。飼い主がソファに座って映画を見ているときはそばに行きます。暖かいのが大好きなので、セーターを引っ掻きます。遊び足りないときは、寝る時間でもベッドの上を走り、背中をアーチ状に曲げ、あちこちジャンプし、飼い主が眠りはじめたときにやっと羽毛布団に潜り込みます。飼い主は、私のことを寒がりと思っているのか、私用の小さな服を用意しています。だけど、私は服を着るのは嫌い!写真を撮るためだけに着ているのです。<飼い主からのメッセージ>私の猫は、いつも私と一緒にいたいと思っています。彼女は、私が外から帰ってくる音を聞くと、ドアに来てニャーと鳴きます。そして毎日がパーティーのよう!一方、彼女は神経質な一面があり、別の猫がやってくるととても怒ります。彼女は頭が良くてとても頑固です。何かをしたいと思っていても、うまくいかなかったり、ノーと言われると、彼女は怒り、あちこちを走り回ります。昨年、彼女は4匹の赤ちゃん猫を授かりました。彼女は、私の側で赤ちゃんを出産しました。それは愛と信頼に満ちた素晴らしい経験でした。赤ちゃんは元気に育ち、今は一緒にいませんが、私たちはとても親密な時間を過ごしました。彼女は気が強いのですが、私はこの性格が大好きです。彼女は私たちをたくさん笑わせてくれます。インスタグラムで私の情熱、そして私と同じように猫を愛する素敵な人々と情報を共有しています。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月28日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第42回目はハナ(Hana)さま。パリとノルマンディーを行ったり来たりの猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.42猫さまの話をもっと聞かせて!2歳の女性猫ハナさまは、抱っこが嫌いな猫さま。私は、平日はパリ、週末およびバカンス中はノルマンディーの農場にいます。パリでは、朝ご飯を食べてから、鳥を見たり、虫を捕ったり、車や人を観察したりと、屋根の上をパトロールします。飼い主が仕事に行っている隙には、観葉植物を掘り返したりもします。飼い主が帰宅後、一緒にご飯を食べて、夜の屋根パトロール。その後一緒に寝ます。ノルマンディーにいる時は、ほぼ一日中外にいます。もともと家猫なのに、ネズミ捕りがとても上手なんですよ。BIO農家なので、野ネズミやウサギがたくさんいます。いったん戻って急いでご飯を食べて、また外に出ます。パートナーである犬(ビズラのショーン)と一緒に狩りをするのが大好きです。食事は、カリカリやパテが主食ですが、特別な日はツナ缶や、味付けしていない白味魚をいただきます。おやつは、チュールや鰹節!それが出てきた時には、ニャッと答えて駆け寄っていきます。飼い主は、私のシュッとしたピンク色の鼻が気に入っていると言います。飼い主との思い出はロックダウン中、毎日何時間か屋根の上で一緒に過ごしたことです。一緒に昼寝したり、ひなたぼっこをしながらおやつを食べたり、飼い主が読書中はずっと足元で遊んでいました。ただ、ベタベタされることと抱っこは苦手なんです。――飼い主は、子猫を保護している女性にお願いして、何か月か待った後、やっと「3匹いるから選んでね」というメッセージが来たので、すぐに飛んでいったそうです。玄関に入った瞬間、目の前にハナがいて、一目惚れ。他の子は見せてもらわないまま、彼女に決めたとのことです。ひとつ想定外だったのは、獣医さんで生後3か月のはずが2か月と診断されたこと。母猫から学んでいないことがまだたくさんあったので、最初の1か月は母猫になったつもりで接したそうです。昨年、田舎でFIVウイルスにかかってしまいました。おそらく野良猫との喧嘩が原因です。チャームポイントの鼻が大きく腫れた上に、獣医さんから癌かもしれない、とも言われました。幸い癌ではなく、鼻も元に戻ったのですが、その時に思ったのは、いつお別れの時が来るかはわからないけれど、自由を奪って辛い治療を続けるよりは、ハナには最後まで人生(猫生?)を謳歌してほしいということ。今日もパリかノルマンディで楽しい生活を満喫していることでしょう。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月25日車の運転中、ほとんどの人が交通事故を起こさないよう気を付けているでしょう。しかし、事故を装い、高額な治療費や慰謝料などを請求する『当たり屋』までは、さすがのドライバーも避けがたいものです。Ermine(@poiyufu)さんは、車の運転中に『当たり屋』に遭遇。その時の状況をTwitterに投稿しました。家まで行く気まんまんだった『当たり屋』その日、運転中に「ぶつかった」と思った投稿者さんは、あわてて車を停めて降りました。すると、はねたと思った相手が、元気に駆けて来るではありませんか!相手は投稿者さんに抱きつくと、頬擦りして離れず、挙げ句の果てには車に乗り込んできます。当たり前のように「さ、行こう!」という顔をされた投稿者さんが、その後、どうしたのかというと…。「このタチの悪すぎる『当たり屋』、どうしてくれよう…」『当たり屋』な猫を保護し、自宅まで連れ帰ったのでした!誰かの飼い猫である可能性を考え、警察に届け出を提出した投稿者さん。猫に皮膚病があることに気付き、病院にも連れて行ったといいます。運転中猫が飛び込んできて、ぶつかったと思って慌てて車停めて降りたら元気に駆け寄ってきて抱きついて頬擦りして離れなくて挙げ句車に乗り込んで「さ、行こう!」って顔されて、今うちにいるというこの質の悪すぎる当たり屋どうしてくれよう……(警察には届けたし皮膚病あったから病院も行った)— Ermine (@poiyufu) June 18, 2022 投稿者さんは、猫の仮の名前として、見ているアニメから『おそまつ』と命名。甘えっ子で、名前を呼ぶと返事をしてくる猫の様子に、改めて「なんだこいつ…」と思うのでした。自分で保護してくれる人を選んだ猫のエピソードに、「かわいいご縁」と反響が上がっています。・うちの子も車に飛び込んできて保護しました。幸せになってほしいな。・猫は自分から保護してくれる相手を選ぶことがありますね。・『当たり屋』行為、猫界隈でマニュアル化でもされているのか?・車に乗っても消せない猫好きオーラ。投稿者さんは大の猫好きで、今まで複数の猫を飼ってきたため、お世話は慣れたもの。ですが、車に猫柄のステッカーを多数貼り付けているため、「猫は人ではなく、車を見て決めたんだと思います」と投稿者さんはつづっています。保護してくれること間違いなしの人と出会えてよかったね、おそまつくん![文・構成/grape編集部]
2022年06月22日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第41回目はスシ(shusi)さま。サーモンが大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol. 41猫さまの話をもっと聞かせて!1歳の女性猫スシさまは、抱っこが大好きな甘えん坊な猫さま。私は畑に捨てられていました。広く人気のない畑にどのくらいいたのかはわかりません。気がつくと、良い匂いがする家にいました。私が大好きなサーモンを料理してくれる優しい料理人の飼い主と同居しています。 そんなわけで、名前も寿司(shusi)と名付けられました。朝一番に抱擁、そして食事、昼寝、起きたら抱擁、そして夜も抱擁!こんなサイクルで1日が回っています。私の得意なことは植物を掘り起こすこと!部屋に置かれている観葉植物とは、友達のように仲良くしています。掃除や片づけはしません。たまに飼い主が困った顔をしますが、見上げて甘えればすぐに抱っこしてくれます。これ以上良い飼い主は考えられないほど、両想いの関係になっています。私はまだ成長中ですが、大きくなっても抱っこしてくれることを願っています。ーースシは捨てられた後、所有権が表示されていいない畑で、ひとりで怖がっているところを発見されました。飼い主は、そんな姿のスシを連れて帰りました。そして彼女は、家族の一員となりました。毎朝起きて抱っこして、スシが幸せそうなのはとても嬉しいと話しました。飼い主にとってスシは、生きる幸福を毎日十分に感じさせてくれる存在なのだそう。本当に2人とも幸せそうでした。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月21日4匹の元保護猫と暮らしながら、保護猫にまつわるボランティアを行っている、投稿者(@uni_mugi_hachi)さんがTwitterに投稿した1本の動画に反響が上がっています。動画に映っているのは、むぎくんと、保護されている子猫。誰もが癒されるであろう、2匹の姿をご覧ください。食後 pic.twitter.com/uzOtvSz88C — 仲良し保護猫 うに むぎ はち むー (@uni_mugi_hachi) June 18, 2022 エサを食べた後、並んで毛繕いをする、むぎくんと子猫。動画の終盤で、むぎくんが「上手に毛づくろいできた?」と確認しているようにも見えます。まるで本当の親子のような2匹に、笑みがこぼれますね。【ネットの声】・あらまあ!キレイなシンクロ!かわいすぎる。・優しい世界。人間もこうありたいね。・ずっと見ていられる。「食後はこうするんだよ」って教えてあげたんだろうな。・『シンクロニャイズドグルーミング』ですね。この投稿には、9万件以上の『いいね』が寄せられています。多くの人が、2匹の姿に癒されたようです!投稿者さんはInstagramやYouTubeでも、猫たちの姿を紹介しています。気になった人は、こちらもチェックしてみてくださいね。Instagram:uni_mugi_hachi_muuYouTube:うにむぎはちチャンネル[文・構成/grape編集部]
2022年06月20日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第40回目はルビー(Ruby)さま。深刻な心臓病の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol. 40猫さまの話をもっと聞かせて!もうすぐ2歳になる女性猫ルビーさま。飼い主に寄り添う優しい猫さまです。私は心臓の病気があり、最近は頻繁に獣医さんのところへ行って検査をしています。朝と夜に薬を飲んでいますが、これは結構苦手な味なんです。よく眠れるのは薬のせいかもしれません。1日のほとんどの時間をベッドで過ごしますが、2~3時間は遊ぶようにしています。以前は青い杖に、羽や輪ゴムや鐘がついているものでよく遊んでいました。しかし、今は病気が深刻なので、飼い主に抱かれながら遊んでいます。食事は、心臓に良いとされるオメガ3と6が豊富に入ったものが中心です。カリカリよりパテのほうが好きで、チキン味の歯ごたえのあるスティックはおやつにいただきます。夜、飼い主の脚に寄り添って寝るのが好きです。飼い主は、「美しくて愛らしい大きな丸い目!とても柔らかい毛並み!」と言いながら優しくなでてくれます。実は飼い主も同じ病気をもっているのです。一緒に生活しているので、お互いコントロールするのに便利ですし、病気に打ち克つための勇気ももてます。お互いを思う気持ちが、この病気と戦う方法なのかと思って毎日を過ごしています。ーー飼い主は、両親の庭でルビーを見つけ、数か月後、いつ何が起こるかわからない、深刻な心臓病にかかっていることを知りました。心臓の動脈が厚くなる血栓症を患っていて、血栓が動脈を塞ぐと強い痛みを伴うだけでなく、致命傷になる可能性があります。<飼い主からのメッセージ>ルビーは、最終的にはこの病気で亡くなるでしょう。しかし、私はその運命の日まで、彼女に可能な限り最善のケアができればと思います。彼女の血栓症治療には相当額の費用がかかります。そのため、彼女のケアができるように、メッセージを作りました。私は最後の瞬間まで、落ち着いてルビーに寄り添いたいと考えています。最近、ルビーのために子猫を迎え入れました。病状も、子猫のオニックスが来てから、よくなるようにと願っています。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月18日猫のメルくんとマオくんと暮らす、飼い主(@meltube_cat)さんがTwitterに投稿した動画が話題です。ある日、ドアの前に座っていたマオくん。ドアの向こう側の様子が気になるのか、じっとドアの方向を見つめていました。すると、マオくんに忍び寄る、メルくんの姿が。飼い主さんが目撃した、2匹の様子をご覧ください…。やんのか?お?お? …お?? #猫 #cats pic.twitter.com/muOTDvWxwu — めるちょとまおまお (@meltube_cat) June 16, 2022 体を弓なりにし、全身の毛を逆立ててメルくんの方向へゆっくりと進んだマオくん。一触即発…かと思いきや、鼻を寄せ合って互いに匂いを確認する、猫同士の挨拶行為である『鼻チュー』をしてみせたのです!マオくんがメルくんに何をしたかったのかは分かりませんが、『抜き足差し足忍び足』という言葉がぴったりな動きや、ケンカをしない動画の結末にクスッとする人が続出しました。・挨拶がかわいすぎる。マオくんに対する、メルくんの愛を感じました。・お笑いトリオ『ダチョウ倶楽部』のネタを思い出した。ただただかわいい!・最初『だるまさんがころんだ』でもしているのかと思った!実は、メルくんとマオくんは、普段からとても仲よし。YouTubeに投稿された動画を見ると、体を密着させて毛づくろいをしたり、一緒に眠ったりするくらいには仲がよいので、ケンカに発展しにくいことにもうなずけます。『兄弟』という言葉がぴったりな2匹の様子は、多くの人の心を和ませたようです![文・構成/grape編集部]
2022年06月17日2021年11月、2匹の兄妹猫を里親として家族に迎え入れた、飼い主(@totomaru_hanmi)さん。生後間もなかった2匹の子猫は、ととまるくんとはんみちゃんと名付けられ、すくすくと成長し、元気いっぱいに飼い主さんと暮らしています。そんな兄妹猫たちの在りし日の動画を、飼い主さんがTwitterに投稿したところ、多くの人が心をわしづかみにされてしまいました!嫉妬する子猫にキュン動画は、兄妹猫が飼い主さん宅にやって来て、2日目に撮影されたもの。新しい環境に緊張しているかと思いきや、妹猫のはんみちゃんは、飼い主さんの腕の上で眠ってしまうほど、懐いている姿を見せてくれたのです。一方、そんな妹猫を前に、兄猫のととまるくんはというと…。うちに来てたった2日で僕の腕で寝る子猫と、嫉妬して怒っちゃう子猫です pic.twitter.com/Y78EgQA0t1 — ととまるはんみ (@totomaru_hanmi) June 15, 2022 それぞれ違った反応ですが、2日目にして飼い主さんを信頼していることが伝わってきます!腕の上で安心して眠るはんみちゃんも、嫉妬する素振りを見せるととまるくんも、どちらもかわいく、動画に対して絶賛の声が寄せられました。・ととまるくんの、嫉妬からの怒りがかわいすぎる!・はんみちゃんは、あっという間にかわいい顔で寝ちゃうなんて反則です。・嫉妬していてもかわいいって、どういうこと!もともと、2匹は倉庫に放置されていたところを保護されました。縁あって、家族となった2匹と飼い主さんですが、こうなるのは運命だったのではないでしょうか。家族になってから早々に、飼い主さんに心を許している2匹の姿を見ると、そう思わずにはいられません。なお、飼い主さんはととまるくんとはんみちゃんとの日常をYouTubeでも公開しています。気になった人はこちらもご覧ください。[文・構成/grape編集部]
2022年06月17日アメリカのルイジアナ州に住むロバート・ブラントリーさんは、仕事の帰り道に1匹の子猫を見かけました。子猫を放っておけなかった彼が、停車して車から降りると、子猫のほうからロバートさんに近付いてきたのです。妻がずっと子猫を飼いたがっていたことを思い出した彼は、その子猫を保護しようと決めます。ところが次の瞬間、予想だにしない展開になったのです。何が起きたのかは…こちらをご覧ください。 View this post on Instagram A post shared by Robert Brantley (@robertbrantley_) 道路わきの茂みの中から、子猫たちが飛び出してきた!「待ってました!」とばかりに、一斉にロバートさんに向かって来た子猫たち。まるで茂みに隠れて、優しい人が止まってくれるのを待ちかまえていたかのようです。あっという間にたくさんの子猫に囲まれたロバートさんは「Oh my gosh(なんてこった)!」を連発し、困り果ててしまいました。結局、出てきた子猫は13匹!「きみたちみんなは連れて帰れないよ」といいながらも、彼は子猫たちを見捨てることはできませんでした。 View this post on Instagram A post shared by Robert Brantley (@robertbrantley_) 13匹の子猫を車に乗せるのも大変!1匹を乗せると、先に乗せた2匹が外に飛び出すので、ドアを閉めて窓から子猫を車に入れたそうです。子猫たちは元気いっぱいで、ロバートさんの家の庭で伸び伸びと過ごしています。彼の子供たちも、突然やってきたかわいい子猫たちに大喜びです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Robert Brantley (@robertbrantley_) 海外メディア『NY Post』によると、ロバートさんは2匹か3匹を家族に迎え、そのほかの子猫にはいい里親を見つけてあげるつもりだそう。すでに近所の人たちから「子猫を引き取りたい」という申し出も来ているといいます。ロバートさんは子猫を見つけた場所で母猫を探しましたが、見つからなかったのだとか。誰かが子猫たちをこの場所に置いていった可能性が高いと思われます。子猫を1匹保護するつもりが、13匹も連れて帰ることになるなんて…誰が予想できたでしょうか。もしこれが「優しい人が止まったら、みんなで一斉に飛び出すニャ!」という子猫たちの作戦だったなら、大成功でしたね![文・構成/grape編集部]
2022年06月15日※写真はイメージです生活が困窮した人を支える「最後のセーフティーネット」、生活保護。現役世代の受給が増える中、高卒後の進路が閉ざされた子どもたちがいる。生活保護を受けたままでは進学できない仕組みになっているからだ。貧困から抜け出すため、制度変更を求める切実な思いとは……。生活保護世帯の高校生の進学生まれ育った環境によって受けられる教育や進路の選択肢が制限され、学力や学歴に格差が生じる教育格差。貧困を理由に教育格差が広がっているとして、生活保護を含む困窮世帯に対し、受験料や入学金を含めた進学への助成を求める声が上がっている。生活保護世帯の高校生の進学は厳しい状況にある。研究者やケースワーカーなどによる研究チーム『生活保護情報グループ』は、’21年3月時点の生活保護世帯の大学、短大、専修学校などへの進学率について調査を行った。その結果、進学率が最も高かったのは新潟県で49・2%。東京や大阪などの都市圏でも40%を超えた。最も低かったのは富山県で16・7%。そこへ三重県の17・8%、福島県の19・4%が続く。同調査では’19年度のワーストは山形県で16・7%、’20年度が長野県で11・1%だったことから、地域間の格差の広がりが見て取れる。大学などへの進学率は、生活保護世帯以外では75・2%に達している。一方、生活保護世帯では平均39・9%にとどまる。経済的な困難が進学をあきらめる要因になっていることがわかる。加えて、地方独自の事情もある。グループのメンバーでケースワーカーの経験者、篠田侑子さんは、「都市部は、大学などが多いので自宅から通いやすい。でも地方の場合、1人暮らしをしなければなりません。それに伴う金銭的負担があり厳しいのが現状です」と話す。実際、大学進学をあきらめた若者は少なくない。北陸地方に住む村井夏紀さん(仮名=20代)もその1人だ。夏紀さんは生みの親と育ての親が違う。現在はシングルマザーである育ての親とともに、生活保護を利用しながら暮らしている。もともと、「大学に行き、学んでみたい」と考えたのは中学生のころ。理数系は苦手だったが、文系の成績は中程度。夏紀さんは好きな英語について、「高校だけでなく、大学でも学んでみたい」と思った。同時に、金銭面も心配だったため、調べ始めた。「うちが生活保護だと気がついたのは、小学校の高学年のころ。学校での支払いや保険証がみんなと違っていたんです」(夏紀さん、以下同)生活保護受給者は保険証を持つことはできないが、医療費の補助制度があり、生活保護の受給証が発行される。それにより夏紀さんは、自分の家が生活保護世帯だと自覚することになった。「調べていくと、生活保護世帯だと大学進学は難しいことがわかりました。でもこのころは、進学をあきらめたくないという思いがありました」高校進学に関しては現在、高校等の授業料を支援する制度がある。返済不要で、公立であれば授業料はかからない。私立も公立の授業料相当分は援助がある。通信制高校も支給対象だ。授業料以外にも教科書代や教材費、学用品費、修学旅行費などを軽減させるための奨学金がある。しかし受験に関しては、東京都以外はサポート不足だ。夏紀さんは高校1年まで学費が安い大学を探していた。担任は「国立は無理でも、頑張れば有名私大に入れるだろう」と言ってくれた。それなのに進学を断念したのは、学力の問題ではなく、家庭の経済事情が許さなかったからだ。「大学を受けるには受験料だけでなく、最低でも交通費や宿泊費が必要になります。高校では進路指導で複数大学を受験するよう推奨していたこともあり、受験料だけでも負担が大きいと思いました」ただ、政府は生活保護法の改正によって’18年4月から、大学等に進学する際、「進学準備給付金」を設けた。進学先へ自宅から通う場合は10万円、自宅外の場合は、30万円が給付される。「高等教育の奨学金制度が拡充されたことは評価できます。しかし、中身を見てみると、手続きがかなり大変。手続きする時期も決まっており、それを逃してしまうと給付を受けられません」(前出の篠田さん)さらに、夏紀さんには厳しい現実があった。大学に合格できたとしても、入学金や授業料を負担しなければならない。そのうえ生活保護法では、大学などへの進学を原則的に認めていない。進学するには生活保護を利用している親と同じ家に住みながら、子どもだけ生活保護の対象から外れる「世帯分離」をする必要がある。夏紀さんの場合、自宅から通える範囲に大学はなかった。進学費用だけでなく、引っ越し費用や住居費、生活費もかかることになる。「部屋を借りるとなると、敷金や礼金も必要です。入学が決まれば、国から進学準備給付金が支給されますが、それだけではとうてい足りません。結局、進学をあきらめて就職しました」(夏紀さん)生活保護世帯の大学などへの進学率に関する前出の調査では、進学率の高い地域と低い地域の間には最大3倍の格差があった。こうした地域格差は「支援団体の数も影響している」(篠田さん)との指摘もある。大学受験は「お金の戦い」という現実NPO法人『キッズドア』は、東京都と宮城県で生活困窮世帯を対象に学習支援を行っている。また、姉妹団体の認定NPO法人『キッズドア基金』を通じ、「受験サポート奨学金」や「進学応援奨学金」(いずれも1人5万円)を設け、受験生を支援した。また、「英検奨学金」と「新生活準備奨学金」を合わせて、’21年度は1380人に支給した。対象は8割以上がひとり親家庭で、ほとんどが母子家庭だ。こうした奨学金の情報は児童養護施設などで暮らす子どもにも届き、奨学金を受給する人が増えてきた。「ただ、高校進学に伴い奨学金が出るケースは少ない。それがあるかどうかで、高卒後の進路にも影響してきます。コロナ禍では家計が急変し、受験や進学費用として蓄えてきた貯金を生活のために取り崩した家庭もありました。経済的理由で受験校の数を減らしたり、塾・予備校に通うのをやめた人もいます。入学金や授業料を理由に進学をあきらめてほしくありません」(キッズドア基金、以下同)奨学金の使い道は受験料や交通費、参考書、入学金が主。キッズドアでは奨学金を支給された受験生の8割以上が大学進学を果たしている。お礼の手紙も届く。「奨学金を受給した子どもたちの半数は、受験した大学の数が1~2校でした。しかし一般的には5~6校を受験する高校生が多く、受験校が多ければ多いほど合格率も高くなる。“お金の戦い”という現実があります」同基金では、クラウドファンディングや寄付で運営をまかなっている。日本生命やゴールドマン・サックスなど企業の協賛を得た奨学金もある。しかし、希望者すべてに奨学金が行き渡るわけではない。そのため文科省に「大学進学機会の公平性確保」について、経済的支援や環境整備についての緊急提言を行っている。「コロナ禍で経済状況が厳しくなっています。勉強スペースの確保など、大学受験の環境整備も必要です」さらに大学進学後、困窮状態に陥った場合にも制度の壁が立ちはだかる。前述のとおり、大学生の生活保護受給は原則的に認められていない。そのため当事者や弁護士が中心となり、大学生などが困窮したときにも受けられるよう制度の運用変更を求めるオンライン署名も展開されている。NPO法人『虐待どっとネット』代表理事の中村舞斗さんは署名サイトchange.orgで、自身の経験を明かしている。大学進学後、親から受けた虐待の後遺症で体調が悪化、アルバイトができなくなり困窮した。生活保護を受けようとしたが、相談した役所の窓口で「大学はぜいたく品です」と言われて絶望し、断念したという。家計の状況で、進学や学びの機会が左右されないことが重要だ。都道府県別・生活保護世帯の高校生の進学率トップ51位新潟県49.2%2位神奈川県48.1%3位石川県、大阪府47.4%5位広島県47.3%ワースト543位滋賀県20.7%44位福井県20.0%45位福島県19.4%46位三重県17.8%47位富山県16.7%※研究チーム「生活保護情報グループ」の情報公開請求により開示された、厚労省資料をもとに作成。進学先は大学、短大、専修学校など(’21年3月時点)取材・文/渋井哲也ジャーナリスト。長野日報を経てフリー。若者の生きづらさ、自殺、いじめ、虐待問題などを中心に取材を重ねている。『学校が子どもを殺すとき』(論創社)ほか著書多数
2022年06月15日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第39回目はムッシュ・ル・シャ(Monsieur Le Chat)さま。小さなアパートの暗い部屋で生まれた猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol. 39猫さまの話をもっと聞かせて!ムッシュ・ル・シャは4歳半の男性猫さま。バーマンという種類のお母さんから生まれました。いま僕は都会と田舎の間にある広い庭のある家に住んでいます。掲示板サイトで僕のことを見つけた飼い主は一瞬にして恋に落ちたと言っています。すぐに投稿した人に連絡し、その夜に片道2時間運転して行きました。そしてとても驚いたと言います。そこは小さなアパートの暗い部屋で、子猫と親も何匹かいて、病弱な僕を連れて行くことに躊躇しなかったと。それ以来ずっと一緒に暮らしています。朝は飼い主を起こすのが日課です。寝室のドアを押し開けて飼い主に寄り添い、起きる時間だよと伝えます。それから朝のごちそうを待ちます。スプーン一杯のパテです!それから走りまくる時間になり、時には飼い主にも攻撃します。ネズミのおもちゃが大好きで、投げられるとソファへジャンプします。ネズミを捕まえたらそのまま寝落ちします。時には飼い主と一緒に長い昼寝をすることもあります。テレワーク中の飼い主にちょっかい出したりスリスリしたりしています。午後になったら、再び走りまくる時間です。気まぐれで奇妙なジャンプ、まるでサーカスのような芸も披露します。夕方飼い主がテレビ番組を見るときは、彼女の足元のソファの上で伸びています。寝る前に、2番目のごちそう(2番目のスプーン1杯のパテ)か出てきます。そして抱きしめてもらい、キャットツリーで夜を迎えます。僕は寒がりなので冬より夏が大好き!夏は外に出て楽しんだり、昆虫を狩ったりするのが好きで、夕方には疲れてしまい、ソファで寝てしまいます。食事のことでは、大好物のパテとカリカリは問題ないのですが、時たま飼い主が味見させてくれる肉やハムや魚は、舐めるだけで全然興味がないのです。飼い主は昼夜を問わずボウルにセルフサービスのカリカリを入れておいてくれますが、特別な食事をしないので心配しています。クリスマスに他のごちそうが出てきたのですが全然だめでした。知らない人には少し臆病です。最近は飼い主の言葉もわかるので、答えるように少し声を出して反応します。少しうめき声を上げますが、気分を害しているわけではありません。例えば「抱っこ」と言われればスリスリするし、食事前の「お座り」という言葉も覚えました。特技は蟹のように横に走れることです。みんなを大いに楽しませることができる芸人です。ーー飼い主は幼い頃から猫を飼っていたそうです。その子が亡くなった後は、しばらくの間、猫を飼うことを諦めていましたが、ムッシュ・ル・シャに恋に落ちました。弱っていたので獣医に連れて行きましたが、現在も小さな後遺症が残っています。今でもあの暗いアパートの光景が目に焼き付いているそうです。あそこから連れ出すことができたのはムッシュ・ル・シャにとっても飼い主にとってもラッキーだったのでしょう。飼い主には子どもがいませんが、ムッシュ・ル・シャは息子のようだと言います。彼の世話をし、彼が病気のときは夜起きて看病します。いつかは彼と離れる日が来るでしょう。望んでいるのは、彼が苦しまないことです。できるだけ長生きし、可能な限り甘い死を迎えることを望んでいます。それから彼を実家の庭に埋めます。自分が子ども時代に飼っていた猫と家族の犬の隣にお墓を作りたいと力説していました。本当に愛情たっぷりな関係を聞かせていただきました。末長く幸せが続きますように!取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月14日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第38回目はスシ(Sushi)さま。元気いっぱいの男性猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 38猫さまの話をもっと聞かせて!魚が大好物な猫さまの物語。スシと呼ばれている、2020年6月30日に生まれた男性猫さま。僕は午前5時頃に起きてカリカリを要求して、その後、庭に出て散歩します。1~2時間徘徊した後に帰宅し、お昼まで昼寝をします。それから家中の窓越しに(窓の近くのクッションに座って)通りすがりの人や車、鳥が通り過ぎるのをニャルソックします!鳥がきたら向かって叫びます。その後はずっと昼寝。午後6時頃夕飯です。それからは運動会!どこでも走り、ソファに飛び乗って、ボールと輪ゴムで遊んでくれるように飼い主に要求します。午後9時頃就寝、翌朝まで眠ります。猫としては早寝早起きなんですよ。夕方の食事はパテ、日中は食べ放題のカリカリ。時々、鮭を食べることがあります。マグロ缶のスープも。魚好きなのでたまりません!それから飼い主が食べたヨーグルトの容器の底に手を入れていただくこともあります。肘掛け椅子に座ることが定番。家具やベッドの下に隠れることも好き。物干しラックに登るのも好きです!僕は遊び心があるけれど、時には孤独で、貪欲です。自分ではわからないのですが、仰向けになって寝ることが多いねと、飼い主はインスタグラムの写真を見せてくれます。グラスに入った水ををこぼすのが得意技!飼い主は僕のことを「世界で最も美しい猫」と言います。膨らんだ尻尾は「リス」のようだと言っています。ーー飼い主からのメッセージが届きました。「私は歴史と地理の教師です。結婚していて、2人の娘がいます。私たちは、かつてシャンパーニュアルデンヌと呼ばれていた地域の、シャロンアンシャンパーニュという都市の中心部に住んでいます。広い庭でお寿司(Sushi)を楽しみましょう!スシの母親(ジャクリーン)と兄弟姉妹は私たちの家の近くに住んでいます。私たちはその中にいたスシに恋をして、2か月半かけて彼を養子にしました。でも彼はいたずらばかりしていて、テーブルを飛び越えて、食べ物を盗んで、私たちを噛んでいました!私たちはスシが落ち着くために6か月間教育しなければなりませんでした。家の隣に車が行き交う道路があるので、スシが庭の外に出るのは危険です。長い時間をかけて庭以外は危険であることを教え込みました。12年前に、ユリシーズという猫を飼っていましたが、残念ながら彼は5歳のときに車に轢かれて亡くなりました。でも私たちはスシを閉じ込めて自由を奪いたくなかったのです。スシがソファで私たちの上に横たわるたびに私たちは幸せを感じています」取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月11日歌手・タレントのmisonoが9日に自身のアメブロを更新。保護犬・保護猫のためにタオルを寄付したことを報告した。8日のブログで、misonoは「エステサロンを関西でやっているおかげで子供食堂をやっている人とも知り合えた」と説明し「美來夢(京都店)と京都の実家にあった食器を寄付しました!」と食器を子ども食堂と学童施設へ寄付したことを報告。また、その他の活動について「ボランティア活動、チャリティ、復興支援、子供達に寄付をしている中で…2022年1月~は保護犬猫の為にも動き始めた」と明かし「福祉のお話まで、き始めました!」とつづっていた。この日は「オカンのエステサロンのタオルを買いかえるタイミングがあった」と述べ「知り合いに贈りました!」と報告。「タオルを保護犬猫が使って下さり」と明かし「自分も嬉しいのに凄く喜んでもらえたから良かったです」とつづった。さらに、その後に更新したブログでは「misonoがSNSで保護犬猫を発信していたら」と切り出し、自身の活動を受けて起業家らが「misonoの知り合いの所にいる保護犬猫に寄付して下さいました」と説明。「エステサロンのおかげでどんどん繋がっていってて凄い」と述べ「もっと広まってほしいからNosukeもシェアを宜しくお願いします!」と夫でロックバンド『HighsidE』のドラマー・Nosukeに呼びかけた。
2022年06月10日2022年6月1日に、2匹の子猫を保護した、@kuro_asari5beeさん。保護当時、子猫はまだ目がうっすらしか開いていない状態でしたが、元気いっぱいに成長中です。時には、やんちゃな一面を垣間見せてくれることもあり、ミルクを催促する姿は言葉を失うほどのかわいさなのだとか…!ひぇ…可愛い…ミルクよこせの乱…可愛い… pic.twitter.com/hPTAV0iM4m — 黒猫あさり (@kuro_asari5bee) June 9, 2022 ケージにしがみつき、ムギュッと顔を押し付ける2匹の子猫のかわいさたるや…。『ミルクよこせの乱』と名付けられた、あまりにもかわいい光景に、多くの人が心をわしづかみにされています。・もはやかわいいの暴力や。・この乱には勝てぬ。・いっぱい飲んで、元気に育つんだよ~!2匹の子猫は、一時的に保護されている状態であり、里親を募集している最中です。保護している投稿者さんによると、2匹は並んで寝るほど仲がよく、2匹を一緒に家族にしてくれる人を探しているとのこと。元気いっぱいな2匹が、新しい家族のもとで、幸せに暮らせる日が1日も早く来てくれるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年06月10日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第37回目はシャンクス(Shanks)さま。悪ガキ!?元気な男の子猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 37猫さまの話をもっと聞かせて!猫アレルギーのために飼えなくなった家族からもらわれてきた猫さまの物語。名前はシャンクス、生後7か月のヤンチャ盛りの男性猫さまです。僕はフランス北東部、ドイツ国境に近い街に住んでいます。外で生まれて、保護された家の娘が猫アレルギーのために手に負えなくなり、今の飼い主のところにやって来ました。起きてから、食べて、寝て(1日に6回も昼寝)、遊んで、そのへんをたむろします。棒付きのワイヤーで縛られたネズミのおもちゃで遊ぶのが特に大好き。元気いっぱいで、どこにいても遊んだり高いところに登ったりするのが得意です。猫専用の水飲み用噴水が来たときは嬉しかったな〜。「猫の中で最もフレンドリーな猫」と呼ばれています。いたずらすぎて小さな虎とも呼ばれています。夢は、この家で飼っている金魚をいつかは捕まえて食べてみること…。ヤンチャすぎて飼い主を攻撃して驚かせもします。飼い主が大切にしていた蘭の鉢を割ったりもしました…悪気はないのですが、つい…。今日も飼い主が観ているテレビ番組のチャンネルを変えて、一緒にゲームのMario partyで遊ぼうよーとリモコンを抱えて要求しました。そんな僕は飼い主に愛されて本当に毎日楽しく過ごしています。ーーシャンクスは外で生まれた猫。ある家族が保護したのですが、そこの小さな娘は猫の毛でアレルギーを発症し困っていたので、引き取ることにしました。飼い主は、こんなに面白い性格を独占できたので、その娘さんにはかわいそうなことをしたと思っているとのことです。シャンクスはみんなを笑わせ、周りを忙しくさせますが、飼い主は全てを許しているそうです。いつか、シャンクスを見送る日が来るでしょう。その時は将来の家の庭に埋めると決めているとのことでした。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第36回目はローフ(Loof)さま。美しすぎる猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 36猫さまの話をもっと聞かせて!美しすぎて18世紀には毛皮として売買されていた祖先をもつ猫さまの物語。シャルトリュー種の女性猫さま、3歳のローフはフランスの中央にあるピュイ=ド=ドーム県クレルモン=フェランに住んでいます。私は2019年3月16日に生まれました。私たちはフランスの中心部にある市内の150平方メートルのオスマンアパートに住んでいます。遊びが大好きですが、一日中寝て過ごすのも大好きです。1日4食、カリカリを3回、パテを1回を食べます。特に肉系が好物。プレーンヨーグルトも大好きです。居間の肘掛け椅子にいつも陣取っています。たくさんのおもちゃがありますが、特に釣り竿に羽をつけたものに興奮します。甘えんぼうで飼い主と同じ部屋にいるのが大好き!素晴らしい性格だとよく言われます。お姫さまのようだとか、美しい目をしているとか、灰色のコートが素晴らしいとか、とにかく毎日褒められて生活しています。飼い主とは少し性格が似ていて、静かなひとときを過ごすのが好きなところが共通しています。ここで先祖の話を少しします。シャルトリュー種は、激動の歴史をもつ非常に古い品種です。18世紀に青灰色の毛皮をもつ猫として登場し、毛皮業者に高く評価されました。 20世紀の初めにあまりに需要が高まったため、種が絶えてしまいました。ですが、シャルトリューと青いブリティッシュショートヘア(金色の目の短毛種)の間で異種交配があり、今の私が存在します。シャルトリューは丈夫な猫で、厚くて羊毛のような短い毛が特徴です。その毛は密度が高いので、防水の役割も担っています。色はグレーブルーで、ライトからディープまでさまざまな色合いがあります。まるでテディベアのような見た目ですが、シャルトリューの気質はぬいぐるみのようにおとなしくはありません。 生き残るために戦わなければならなかった活気に満ちた、頑強で機敏な猫であり、猫の中でも特に頭がいいとも言われています。 私が今の暮らしにすぐ慣れ、家族全員に感謝される完璧なコンパニオンキャットになれたのは、おそらくこの知性のお陰でしょう。ーー飼い主のところには以前、グラファイトと呼ばれる黒猫がいました。グラファイトは2019年1月に亡くなりました。その少し後飼い主は新しい猫を飼うことにし、ブリーダーからローフを購入し、生活を始めました。ローフは素晴らしい性格で、飼い主をリラックスさせて溺愛されています。グラファイトもそうであったように、飼い主は最後までローフと一緒に生活をし、彼女が苦しむことがないように見守りたいと言っていました。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年06月04日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第35回目はミミ(Mimi)さまとナラ(Nala)さま。先住猫と新入り、ふたりの猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 35猫さまの話をもっと聞かせて!ワイルドな猫さまたち。ナラミミミミはヨーロピアン・ショートヘアの6歳。ナラはヨーロピアン・ショートヘアのタビーで生後7か月。ふたりの女性猫さまは2つのテラスがある4部屋のアパートに住んでいます。<ミミ>私はよく寝てたくさん食べます!ナラが来てからは母親のような役割をしています。朝、目を覚ましてからまずは朝食を食べ、世の中を観察し、また眠りに戻ります。そして再び目が覚めたら少し遊んでまた眠り、夕方にナラとしばらく遊んだ後、飼い主とも遊んで夕食を食べて寝ます。シーチキンが大好物で、ナラと競い合いながら完食します。フリーズドライのチキンとチーズのおやつも大好き!もちろんキャットニップも。寝る場所はベッドの下または飼い主の足の間、そしてベッドの脇にある引き出し。私がワイルドと言われるのは、気まぐれで戦闘機のようだかららしいです。生き残るために、戦士になります。4階の窓の前を飛んでいる鳥を捕まえたかったのですが、遠すぎて失敗して落下、重症のけがをしました。飼い主と共に多くの困難を経験し、回復するために戦いました。私は実は幼い頃虐待されていました。飼い主の知り合いが私を赤ん坊の時救出して、哺乳瓶で成長を助けてくれました。飼い主は私の存在を慰めと言います。抗うつ剤の役目をしているのですって!私の眼は光の中で縮み、逆に遊んだり恐れたりすると瞳孔が大きくなって、そこがたまらないとのことです。<ナラ>飼い主がここにミミと引っ越してきたとき、私と兄と妹は通りに住んでいました。チャーリーと呼ばれる兄は飼い主の母のところに養子縁組されました。お腹がすいたときはクッションに登り、飼い主の足を掴み、大きい音を立てて、飼い主に「来て、お腹がすいた」と注意を引きます。おいしく食事をした後、ミミとボール遊びをします。それを飼い主のところまで持ち帰る、その繰り返しが大好きです。昼寝の後は、飼い主からの何時間もの抱擁を受けます。そしてまた遊びます。食事はシーチキンはもちろん、牛肉、鶏肉、何でもいけます。でもパテはサーモンとアヒルにこだわっています。キャットツリーやかごの中などどこでも寝ていますが、ミミと同じく飼い主の足元が落ち着きます。そして携帯電話やYouTubeの動画も大好きです。動画「猫のためのゲーム17」は特にお気に入りです。鳥やカエルを捕まえようとしますがうまくいったことはないです。エネルギーに満ちていて、押しのけたり、とても緊張してみたり、あらゆることに興味をもっていて、頭が良いと言われます。好奇心が強く、冒険的で、神経質な面も持ち合わせているところが愛される理由らしいです。ーー元々パートナーの猫だったミミに飼い主が初めて会ったのは2年前でした。昨年、ミミは4階の窓の前を飛んでいる鳥を捕まえようとして残念ながら落下してしまいました。気胸、膀胱圧迫骨折、骨盤骨折で生死をさまよいましたが、3か月の回復期を経て、後脚に少し後遺症を残しながら今では元気に生活しています。彼女の得意技は戦うことなので、その気力が彼女を助けました。4階から転落して入院からの復帰はかなり奇跡的です。ナラの母猫は野良猫であり、兄弟姉妹も通りで生まれ、最初の月はそこに住んでいました。ナラの兄は運動失調の障害を持っています。母猫はナラの兄の世話をして、ナラは飼い主のところにきました。ナラと一緒の生活は楽しそうです。特に横たわって足をフミフミして喉を鳴らすときが最も幸せな時間だと言います。猫はすべての場面で本能によって行動します。これは猫が知性を持ち合わせている証でしょう。こんなワイルドなミミとナラはスリル満点な生活を楽しんでいるようですが、飼い主は毎日ハラハラの連続でしょうね。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年05月31日アメリカのカリフォルニア州サンディエゴにある、動物保護施設『ヘレン・ウッドワード・アニマルセンター』に、1匹のスフィンクスの子猫が引き取られました。短い産毛に覆われたスフィンクスは、毛がないように見えることから、無毛猫と呼ばれます。クレオパトラと名付けられた子猫はまだ生後4日で、瀕死の状態で保護されました。なぜなら、クレオパトラの母親が育児に興味を示さず、子猫たちに授乳をしなかったのです。その結果、残念ながらクレオパトラの兄弟姉妹は助かりませんでした。育児拒否された子猫の『里親』になったのは?ウェブメディア『The Dodo』によると、クレオパトラの健康状態は非常に悪く、いつ命の炎が消えてもおかしくないほどだったそう。施設のスタッフは「この子が生き延びるためには、母親から授乳される必要がある」と分かっていました。そのうえで全力を尽くそうと、哺乳瓶でクレオパトラにミルクを与え続けます。するとその1週間後、バレリーナという妊娠中の猫が保護され、3日後に子猫を出産。そこでスタッフは、バレリーナの子猫たちの中に、クレオパトラを置いてみることにしました。アメリカン・ショートヘアのバレリーナの子猫たちとクレオパトラは、見た目がまったく違うため、バレリーナが拒絶する可能性がありました。しかし、バレリーナはためらうことなく、クレオパトラを受け入れたのです。まるで本物の家族のように、バレリーナや子猫たちと一緒に過ごすクレオパトラの写真には、多くの感動の声が寄せられています。・いい話だね。涙が出そうになったよ。・バレリーナは、優しいお母さんだ。・クレオパトラもバレリーナも子猫たちも、みんな幸せになってほしい!バレリーナは授乳をしたり、体を舐めてあげたりするなど、我が子と同じようにクレオパトラの世話をしています。そのおかげで、クレオパトラの健康状態はよくなり、危険な状況から脱しました。施設のFacebookにはすでに、「クレオパトラの里親になりたい」という声が続々と寄せられています。バレリーナは、クレオパトラが自分が産んだ子猫でないことは気付いているはず。それでいて、クレオパトラに母親が必要だということが分かっているのでしょう。母性にあふれた優しい猫ですね。[文・構成/grape編集部]
2022年05月31日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第34回目はサイベリアンのシンバ(Simba)さま。お話好きの猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 34猫さまの話をもっと聞かせて!1歳になった男性シンバさまの話を聞きました。飼い主はSNS上の広告で偶然僕を見つけました。養子縁組して引き取りに行くのに往復8時間かかったらしいです。飼い主にとって僕が最初の猫と聞きました。朝は飼い主と同時に起きて一緒に朝食をとり、それから正午頃に昼寝をして夕方に起きて晩ごはん。サーモンのカリカリやいろんなフレーバーのパテをいただきます。特に午後8時の食事は何が出てくるのか待ち遠しいです。これ以上のパテが許可されないのはなぜ? どうして食器棚はいつも閉じているの?寝る場所はいろいろあって決まっていません。床、ソファ、キャットツリーなど気分に合わせています。寝るときにぬいぐるみのサイは手放せません、もうボロボロになってしまいましたがこれだけは誰にも渡せません。貪欲で遊び心があるので、時々注意を受けます。なぜ僕はプリンターのケーブルを噛んじゃいけないんですか?飼い主とたくさんお話しをします。飼い主はこんなにお腹の毛の多い猫を見たのは初めて!と言ったり、世界で最も美しい猫と言ったり、絶賛してくれます。そのたびに返事は欠かせません。時期になると花粉アレルギーがあってくしゃみが出ます。最近毎日が眠くて、飼い主の前だから安心してお腹丸出しで寝てしまいます。眠り猫コンクールがあったら優勝するはずです!得意技は高貴な獣のあくび!月曜日が嫌いなのは、僕の飼い主が仕事に戻ることを意味するから。寂しく落ち込む週の始まりです。ーー飼い主は広告でシンバを気に入り、片道4時間かけて養子縁組しに行きました。家に帰ってからあまりに寝る猫で驚いたそうです。初めて猫を飼うので心配になったそうですが、シンバは健康そのもの。いちばんの思い出は初めてリードをつけて散歩に行った時。正直、怖かったそうです。 最初、シンバは数歩歩いて横になってしまいました。通りすがりの車や、子どもたちがボールで遊ぶのを怖がったからです。静かな場所を探しましたが、あまり変わりませんでした。 そして、あきらめようとしたとき、シンバは大人のように歩き始め、ついに家に戻りたくなくなってしまいました!でもすぐにリードが絡まってしまって、シンバはその先に行くことができないことを理解したのでした。これからも散歩して冒険するシンバの行く末が楽しみです。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年05月28日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第33回目はシャルトリュー猫のリオ(Rio)さま。小顔と柔らか毛並みが自慢の男性猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 33猫さまの話をもっと聞かせて!愛嬌たっぷりの猫さま。シャルトリュー種の男性2歳のリオに話を聞きました。僕はフランス原産のシャルトリュー種の猫、全身がふかふかでシルバーグレー色です。話によると過去の戦争でほぼ絶滅寸前だったのを人々が頑張って子孫を増やしたようです。インテリアデザイナーの飼い主とオープン2ルーム、55㎡のコンテンポラリースタイルのアパートメントに住んでいます。毎日、食べて、寝て、遊んで、撫でられ、飼い主と一緒に遊んでいます。好物はチキンとズッキーニを混ぜたもの!飼い主が料理をしているときは足元でおこぼれがないかと待っています。たまにほんの少し味見をさせてもらっています。好きなおもちゃは羽根とボールが付いたスティックですが、歯ですべて引き裂きました!アルミホイルを丸めたものは追いかけるのに最高です。
2022年05月24日タレントのアレクことアレクサンダーが22日に自身のアメブロを更新。約200人が集まっていた保護猫の譲渡会に足を運んだことを報告した。21日のブログで、アレクは「カゲトラは猫が飼いたい美人ちゃんは犬好き」と息子と娘についてコメント。その後のブログでは「本当に欲しいのか、ずっと確認してるんだけど本当に欲しいみたい」と明かし「カゲトラがどーしても2匹飼いたいみたい」と息子の要望を説明。猫を抱く息子の写真とともに「家族会議しなくちゃ」とつづっていた。この日は「動物病院や保護猫カフェ見にいくかな」と報告。「坂本も動物病院で貰ったねこだったし」と飼っていた愛猫について述べ「坂本みたいな子いないかな?いつでも坂本やライチニケランみたいな子探してんだよな」とつづった。また「順番待ちしてます」というタイトルで更新したブログでは「保護猫ちゃん見に沢山の人が来てるよ」と述べ「200人くらいきてるすごい!!」と驚いた様子でコメント。その後のブログでは「俺も気に入った子がいるんだけどカゲトラ今度は4匹飼いたいと言い出した」と息子の要望が変わったことを明かした。さらに「のんちゃんと話あい」と妻でタレントの川崎希と話し合いをしたことを明かし「保護猫を飼おうとする人が沢山いて安心しました」とコメント。最後に「子猫も可愛いけど大きな優しい猫ちゃんも好きだな」とつづり、ブログを締めくくった。
2022年05月23日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第32回目はメインクーンの子猫、スタルク(Stark)さま。ひとり遊びも大好き!4か月の子猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 32猫さまの話をもっと聞かせて!抱っこが苦手な猫さま。リヨン市内のアパルトマン住まい、4か月の男の子猫さまの話を聞きました。僕はフランス中北部のクルトネにあるブリーダーのところからやって来ました。兄弟もたくさんいたらしいですが、今はみんなバラバラの生活をしています。僕の朝は7時頃から始まります。まずはカリカリを食べに行きます。その後、午前10時〜11時頃まで昼寝をし、それから昼食をとります。少し遊んでから午後3時までぐっすりと眠ります。起きているときは僕は活発なほうですが、遊んでいるとすぐに眠くなります。まだ小さいので体力がないのです。午後8時頃、夕食後少し遊びますが、11時頃には寝落ちします。夕食はとっても特別です!毎食パテ!時にはハムやチキンをもらう時もあります。生のチキンは歯応えがありすぎて食べるのが大変だったけど、美味しかったなぁ〜。小さなボールやぬいぐるみで遊ぶのが好きです!黙々とひとり遊びしています。飼い主の近くにいるのが大好きなので、犬のようだと言われます。何かを要求するときはニャーと声が出ます。かまってもらうのが好きですが、抱きしめられることはちょっと苦手かな(少なくともいまはまだ)。いたずらも大好きで飼い主からは「まだまだ小さな赤ちゃんね」と言われます。飼い主は僕の美しい頭と大きな耳がお気に入りなのですって!なでられると喉を鳴らして喜びます。もう眠くなってきました。ではおやすみなさい。ーースタルクの母親には7名の子猫がいたので、この大家族の中でひとりを選ばなければなりませんでした。スタルクはすぐに兄弟よりも先に選ばれ、新しい家を見つけました。家に到着してから3日間連続で喉を鳴らし、スケートをするように動き回り、歩きながら寝てしまったこともあったとか。飼い主は、スタルクが来てからは、日常生活に優しさをもたらされ、充実した毎日が送れていると言います。スタルクと生活を共にできることはとても幸せなことだそうです。まだ小さくて毛も短いですが、大人になったらお母さんのように立派な毛並みになることでしょう。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年05月21日女優の石田ゆり子とテレビディレクター・作家の山田あかね氏が参加する、飼い主のいない犬・猫の医療費を支援する団体「ハナコプロジェクト」が20日、活動を開始した。石田が理事、山田氏が代表理事を務めるこのプロジェクトでは、年間2万匹以上(2020年度)犬と猫が殺処分される現状に、動物好きの石田と山田氏が「自分たちでもできることはないだろうか?」と知恵をしぼり、飼い主のいない犬と猫が、負担なく医療を受けられる仕組みを構築。「ハナコプロジェクト」として寄付を集め、それを使って協力してくれる動物病院(=ハナコプロジェクト協力病院)で、保護犬・猫が医療を受けられる(利用には条件あり)。無料で受けられる医療は、保護犬猫、野良猫の不妊去勢手術と、飼い主のいない子犬と子猫の基本のケアの2つ。現在、「ハナコプロジェクト協力病院」は全国に10病院あるが、今後も増やしていくことを目指す。「ハナコ」の名前の由来は、東京・杉並のハナ動物病院の院長で、積極的に保護活動を行っている獣医師・太田快作さんの愛犬・花子。フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』で、山田氏が太田さんの活動と花子の闘病を描き、ナレーションを石田が担当した。2人と太田さんで話し合う機会があり、保護犬・保護猫の暮らすシェルターを運営することなどはハードルが高いが、「医療費の支援ならできるかもしれない」というアイデアが生まれたという。この活動を周知するために、クラウドファンディングを実施。石田は、著書『ハニオ日記』(扶桑社)の印税すべてをハナコプロジェクトに寄付している。
2022年05月20日MARCO(@marco74444)さんがTwitterに投稿した写真に「絵になる瞬間」「素敵な1枚」といった声が上がっています。テーブルの上にプリンを置いたところ、忍び寄って来たのは…。がんもとプリンジャンプが苦手ながんもはテーブルの上をよく覗きます #グリコ #プッチンプリン pic.twitter.com/03X0tIOGtT — marco77774 (@marco74444) May 18, 2022 もう少し…もう少しで届くにゃ…!愛猫のがんもちゃんが、プリンを凝視!物語に登場しそうなシチュエーションと、ユーモアある表情に、クスッとさせられますね!保護猫として迎え入れられた、がんもちゃん。成長してからMARCOさん夫婦に出会ったためか、当初はなかなか心を許してくれなかったといいます。それがだんだんと慣れていき、飼い主さんたちが使うテーブルの上のものに興味を持つようになりました。MARCOさんは、がんもちゃんのこの行動を見て「距離が少しずつ縮まっているのかな」と感じ、嬉しくなったそうです。投稿を見た人たちからは、たくさんのコメントが寄せられました。・素敵な写真!額縁に入れて飾りたい。・かわいい~!絵本の世界みたいな写真。・ポスターになりそう!猫の瞳とプリンの色が同じで、なんだかオシャレ。がんもちゃんとMARCOさん夫婦が家族になっていく過程を写した、1枚。素敵な瞬間に、多くの人が心惹かれました。[文・構成/grape編集部]
2022年05月19日アメリカのウィスコンシン州に住むカイリー・エンゲルハートさんは、自宅のそばで1匹の犬を見かけました。犬は住宅街の真ん中にある消火栓につながれていて、まるで誰かを待っているように大人しく座っていました。その犬をかわいそうに感じたカイリーさんは、犬のそばに座り、一緒に飼い主が戻って来るのを待つことにします。しかし、1時間経っても誰も現れなかったため、カイリーさんは犬のそばに置かれたバッグの中身を確認。すると、中にはその犬が大好きだという、おやつやおもちゃと、飼い主からの手紙が入っていたのです。そこには、飼い主が健康上の問題や生活における困難を抱えていて、愛犬の世話ができなくなった事情が記されていました。この犬が捨てられたことが分かったカイリーさんは心を痛め、犬を動物保護施設に連れて行きました。「この犬の飼い主さんへ」メッセージに心が痛むそのメス犬の名前は、ベイビーガールといい、犬を保護した『ウィスコンシン・ヒューメイン・ソサエティ』はFacebookに、どこかで見ているかもしれない飼い主に向けてメッセージをつづりました。何よりもまず、あなたが親友と別れなければならなかったことを気の毒に思います。あなたがどれだけ彼女を愛していたかは明らかで、あなた自身の健康問題や人生の難題にもがきながら、最善を尽くしたことが分かります。彼女の好きなものを丁寧に詰め込んだバッグから、あなたの愛が見えます。彼女が車に轢かれないように、しっかりとつないでいたことに愛が見えます。すぐに見つけてもらえる場所に彼女を置いていったことに、愛が見えます。あなたが、愛犬のために行った思いやりに感謝します。彼女は安全な状態にあり、まもなく次の家族を見つける手順に入りますので、ご安心ください。Wisconsin Humane Societyーより一部引用(和訳)施設のスタッフは、飼い主のことを責めませんでした。ベイビーガールがいた状況から、彼女がどれほど飼い主に愛されていたのかが分かったからです。この投稿には「心が痛む」「涙が出た」「悲しいね」など、さまざまな声が寄せられています。後日のカイリーさんの投稿によると、ベイビーガールの新しい里親が決まったということです。ペットを保護施設に引き取ってもらうには、手数料がかかる場合があります。ベイビーガールの飼い主はおそらく、その手数料が払えずに、愛犬をこのような形で手放したのでしょう。ペットを道路などに放棄する行為は、決して許されることではありません。しかし、元の飼い主を責めるのではなく、事情を汲み、寄り添った施設のスタッフの言葉に、多くの人が胸を打たれたようです。[文・構成/grape編集部]
2022年05月17日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第31回目は黒白のプーム(Poum)さまとチャンス(Chance)さま。似てるけど兄弟姉妹ではない!ふたりの黒白猫さまが登場!【フレンチ猫さま】vol. 31猫さまの話をもっと聞かせて!ともに2歳半の黒白模様だけど性格が全く違う猫さまの物語。パリ近郊の広いアパルトマンに住む男性のプームと女性のチャンスはともに2歳半、どんな暮らしをしているか話を聞きました。<プーム>ぼくはとても恥ずかしがり屋で、お客さんが来るときはいつも隠れます。ちょっと繊細なところがあり、飼い主にしか心を開きません。夜中はずっと飼い主の膝の上で過ごします。得意技はカーテンを登って窓から外を見ること!好きな食べ物はズッキーニ。あだ名はゴシック猫と呼ばれています。<チャンス>私はとても社交的、好奇心旺盛でいつでも探検する気がまんまんです。朝は飼い主のベッドに飛び乗り甘えます。そして飼い主を追いかけ回します。トイレ、バスルーム、建物の廊下、キッチン、クローゼットの中、まるで犬のようだと言われます。私はプームと違ってズッキーニが苦手です。あだ名は海賊猫です。<共通点>私たちはふたりとも朝、たくさん遊んで、アパルトマン中を走り回っています。それからそれぞれ午前10時からお昼の12時までひと眠りします。午後はまた遊んでから、2時ころから夕方まで長い昼寝をします。夕食が終わってからは午後11時頃に再び電池が切れるまで遊び続けます。音が出る小さな黄色い毛皮のようなボールに、私たちは夢中になります。飼い主が作ったコルクと鳥の羽を使ったおもちゃが特に興奮します。食事は、マグロとインゲンを混ぜたものが大好きです。飼い主が台所で食事の準備をしている時はふたりで足元にいて、愛に満ちた大きな目で飼い主を見上げています。小魚のフライなんか作ってくれる日には、飼い主の足にスリスリが止まりません。私たちは叱られることが何もないので、家では王さまと女王さま、口ひげを生やした2匹の小さなピエロと呼ばれたりします。ーー飼い主はチャンスとプームの前にすでに2匹の猫さまを飼っていました。いつも猫さまと一緒に住んでいたので、猫さまがいなくなってしまった後、新しい猫さまを探していました。仲良いふたりの猫が一緒にいることの利点は知っていたので、チャンスとプームに出会った時は心が躍りました。ふたりはよく似ていますが兄弟姉妹ではありません。通りで生まれ、幼い頃に猫保護協会によって保護されました。プームは協会の支援で母親と一緒に成長することができました。一方チャンスはそれほど幸運ではなく、生後1か月も経っていないときに、目の病気がとても深刻な状態になり、階段の吹き抜けで発見されました。協会はチャンスに食事を与え、世話をし、目がこれ以上ひどくならないように手術をしました。そのため目は片方しか残っていませんが、非常にポジティブな「生きる喜び」でそれを補っています。ただこのコロナ禍の2年間は、家族としてつらい状態のときもあり、トンネルの中の光の点を探しているようだったと話していました。こんなに仲良く遊べるようになって飼い主も毎日が明るく楽しそうでした。取材、文・Manabu Matsunaga取材、文・Manabu Matsunaga
2022年05月15日