猫を飼っている人にとっては、おなじみの猫草。イネ科の若草であることが多く、ごはんとは別に食べるのを楽しみにしている猫が、たくさんいるようです。喜んで食べてもらえたら、飼い主としても用意した甲斐がありますよね。猫草に集まった猫の中に、1匹だけ?複数の保護猫と暮らす、サユヤス(@SHAKEhizi_BSK)さんが、猫草を用意した時のこと。4匹は早速、猫草を囲んで、おいしそうにムシャムシャと食べていたのですが…。「1匹だけ、猫を食い始めてビビった」ある猫の行動に、サユヤスさんはビックリ仰天!猫草を食べる三毛猫のピノちゃんの背後には、ハチワレのティナちゃんがいました。よく見ると、なぜか1匹だけ、猫草ではなくピノちゃんの背中をパクッとしていたのです…!ペットフードではなく、猫草を食べる意味がよく分からないまま、とりあえず混ざりに行ったのでしょうか。はたまた、背中の毛が猫草に見えたのでしょうか…。ティナちゃんの行動には、このような声が上がっています。・共食いしないで~!・何を食っているんだ、何を!・楽しそうだから、なんとなく参加したのかな?サユヤスさんによると、ティナちゃんの行動は「毎度、意味が分からない」とのこと。自宅で起こる大半の悪事はティナちゃんが『犯人』で、甘えん坊かつ、暴れん坊に育っているそうです!もしかしたら、暇を持て余したティナちゃんは、「みんな猫草に夢中になっちゃってさ~」と思いながら、構ってもらおうといたずらをしたのかもしれません。じわじわと笑いが込み上げる1枚ですね。[文・構成/grape編集部]
2024年04月16日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第225回目はメインクーンのエルザ(Elsa)さまの登場です。みんなが振り返る猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.225猫さまの話をもっと聞かせて!エルザさまはもうじき2歳になる女性猫さま。<エルザさまが語ります>私は英語教師の飼い主と一緒に、南フランスのコートダジュールのアパルトマンに住んでいます。普段はバルコニーに出て鳥を観察したり、日光浴をしたりして過ごしています。高台にある建物なので眺めは最高です。家の中のお気に入りの場所は間違いなく猫の木です。それとフワフワの自分用のクッションでいつもフミフミしています。お出かけも好きなので、ペット用キャリーに乗って街や海岸散歩を楽しんでいます。潮風が本当に気持ちいいんです。私の体の大きさに驚く人たちの顔を観察するのは面白いです。家の中でのお気に入りのおもちゃは、小さなバネとシンプルな紙ボールです。また猫のトンネルに隠れるのも好きです。主な食事はカリカリとチキンのパテ。おやつにはサーモンスティックをいただいきます。飼い主たちは時々旅行に行くのですが、ポルトガルに行った時はイワシの缶詰が私へのお土産でしたよ。<飼い主から見たエルザさまとは>私は以前ペルシャ猫を2匹飼っていましたが、自分がメインクーンという品種に夢中になっていることに気づきました。私たちはここコートダジュールのブリーダーを選び、そこで幸せを見つけたのは約2年前のことでした。そこでエルザと恋に落ちました。私は家にいることが多いので、彼女はどこにでも私についてくるのが好きです。しかし、同時に彼女は孤独を求めることもあります。見た目は大きくてちょっとワイルドですが、とても人懐っこく、よく愛撫を求めてきます。でもエルザは抱かれるのが好きではありません。知的で、おしゃべりで、非常に陽気で、時折感情を爆発させることもあります。遊んでいるときにうなり始めるのです。最初は私たちにとっても少し怖かったですが、今ではとても楽しいです。メインクーンは本物の猫犬だとよく言われます。それは確かです。エルザはいつも私たちの隣にいます。この大きなアーモンド形の目と羽がついた耳、オオヤマネコが祖先とも呼ばれる風貌には確かに魅力を加えます。私のボーイフレンドは、私とエルザは特別なつながりがあると言っています。時々、エルザは私を人間としてよりも猫のように扱っているように思えます。夏、帰宅すると彼女が2階のバルコニーから私たちを見つけ、私たちが家に戻ってくるのが嬉しいことを私たちに理解させているかのようにニャーと鳴き始めます。彼女は本当に私たちの赤ちゃんのようなものです。私たちはエルザなしで休暇の旅行に行くと、彼女がいなくてとても恋しく思い、すぐにでも会いたくなってしまいます。彼女はまだ若いので、健康でこれからもっと幸せな生活を一緒にできることを願っています。ーー温暖で光が降り注ぐコートダジュールのモナコにいるエルザさまは幸せですね。散歩は、きれいな海、日本庭園、カジノの周りなどで人や高級車を見たりしてラグジュアリーな生活です。エルザさまの風貌もこの街にぴったりですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月14日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第224回目は白黒のマリー(Marie)さまの登場です。生まれた瞬間保護猫になった猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.224猫さまの話をもっと聞かせて!マリーさまはもうじき1歳になる女性猫さま。<マリーさまが語ります>私たちは朝とても早く起きます。7時から7時半頃に朝食をとり、天気に応じて3~40分ほど庭に出ます。それから9時頃まで飼い主と一緒に遊び、その後、12時から13時まで寝ます。15時から16時頃に再び起きて食事をし、気が向けばまた遊びます。その後また眠ります。21時頃に夕食をとり、22時半に再び庭に出て3~40分ほど過ごします。それが私の毎日のタイムスケジュールです。雨の日は窓越しに庭を見て家にいるだけです。ベッドは窓際にあり、そこからいつも座って隣人や鳥を観察しています。飼い主はほとんどが在宅勤務なので散歩もできるし、遊んでもくれ、相性も抜群です。食事はドライフードとウェットフードで、カリカリとウェットフードは3:7の割合です。魚と鶏の胸肉が好きなことを飼い主は知っていて、月に1~3回、新鮮な魚や鶏の胸肉を食べられます。おやつは乾燥肉が好きですが、有名な『ちゅ〜る』も大好きです。おもちゃは音を立てる小さな赤いネズミ。初めての診察の時、獣医師からプレゼントしてもらいました。好奇心旺盛で遊び心があり、冬でも水遊びをして飼い主を驚かせます。<飼い主から見たマリーさまとは>私が子どもの頃、祖母が見つけた大人の野良猫を飼っていて、その猫には赤ちゃんがいました。その猫は皮膚感染症を患っていたので、私たちは彼女を受け入れて治療しました。祖母はルーシー(当時私がその猫にそう名付けました)の世話をしながら、困っている動物たちを助けるべきだと私に教えてくれました。マリーとの出会いは、友人が私に猫を飼わないかと尋ねてきた時から始まります。マリーは5匹の赤ちゃんのうちの1匹です。彼女の母親は、妊娠した後に飼い主に捨てられた野良猫でした。私の友人のひとりが、マオ(マリーの母親)が近所で食べ物を探していることに気づき、彼女に食べ物を与えました。ドイツ北部の冬は非常に寒いため、私の友人は彼女が暖かくなれるようにシェルターを作りました。そして、マオが妊娠していることを知ったとき、赤ちゃんを養子にしてくれる人を探し始めました。私は動物を養子にするつもりはありませんでしたが、ボーイフレンドと少し話し合った結果、マリーを養子にすることに決め、マリーがドイツからフランスまで問題なく移動できるようにすべての事務手続き(パスポート、予防接種など)を行いました。私は生後4か月のマリーと一緒に電車に乗って、フランスの家に向かいました。私たちは6時間も移動しました。彼女にとって電車での移動は非常に長かったと思いますが、それでも飛行機に乗って空港でストレスを感じるよりかは良かったと思っています。パリの家では一度洋服タンスに隠れてしまい、とても心配になりました。私はあちこち探しましたが、突然彼女が私の顔に飛びついて驚きました。その時、彼女がわざと隠れていることに気づき、その日以来、それが彼女のお気に入りのゲームになりました。今では私たちにとって家族の一員のようなものです。子どもっぽくはありませんが、子どもに近いですね。でも、彼女は私たちのことを両親ではなく遊び友達だと思っていると思います(笑)。チャームポイントは彼女の目だと思います。彼女の視線は大きな愛情と賞賛のようです。彼女は鳥を見るとき、とても美しい目をしています。私とマリーは周囲を探索したり、自然を楽しんだりするために出かけたがるところがそっくりです。マリーは私に平和と幸福をもたらします。マリー以外も猫は総じて良い雰囲気や感情を発する動物だと思います。ーーマリーさまはドイツ生まれのフランス育ち。飼い主のヴィヴィアナもドイツ出身でモードのクリエイターとしてパリで生活しています。ドイツにいる友人から引き取り、パリまで連れてきたのは、幼少の頃の祖母からの教え「困っている動物たちを助けるべきだ」という言葉が心に残っていて、マリーさまを迎えたのでしょうね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月13日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第223回目はミックスペルシャ猫のロウキ(Rouki)さまの登場です。お花がよく似合う猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.223猫さまの話をもっと聞かせて!ロウキさまは4歳の男性猫さま。<ロウキさまが語ります>僕は朝起きると、まずは飼い主に寄り添い、休息し、好きな時にカリカリを食べ、一日中愛撫してもらい、日中に少し遊んで(猫用おもちゃのスプリング)うとうとし、寝る前に食事(飼い主のこだわりのカリカリと時々パテ)をしたあとはベッドに横になって、お気に入りの人と一緒に眠ります。寒い日にはラジエーターに取り付けられている隆起したバスケットで寝るのも最高です。おやつは『ちゅ〜る』!僕たち一家はアパルトマン住まいで、よく外出をします。休暇や週末は午後に散歩します。僕は森、田園、海へと、花冠や帽子をかぶってどこでも歩く冒険猫です。性格は愛らしく、優しく、抱きしめたくなる猫です。一緒にいて楽しく思いやりがあり、やんちゃで貪欲だけど、見知らぬ人に対して内気なところがあると飼い主は言っています。<飼い主から見たロウキさまとは>叔母がノルマンディの海の街ドーヴィルでの休暇を過ごした後、ロウキを連れてきてくれました。叔母がドーヴィルで養子縁組のお知らせが貼られているのを見て、休暇中に写真を送ってくれたことがきっかけで、ロウキを引き取ることになりました。それ以来、ロウキは私から離れないので、私たちはいつも一緒にいます。ロウキは私たちと一緒に歩くのが好きな冒険家です。出かけると決まると、私たちがやることがあります。それは花の前でポーズをとったロウキの写真を撮ることです。ロウキは私が彼のために作った花冠を誇らしげにかぶります。そう、花は女性だけのものではないのです(笑)。彼の頭はとても愛らしく、顔はベビーフェイスです。小さな天使、ロウキは美しさも、振る舞いも、私の目には完璧です。こんなに素晴らしい存在がそばにいることはとても幸運です私に似て、性格が内向的であるためか、私と同じ行動を取る傾向があります。ロウキは私が彼の母親であり、人間で唯一の好きな人だと思っています。ロウキは私だけを無条件に愛していて、私から離れることに耐えられません。幸福、自由、私が複雑な瞬間を経験したとき、彼は私の良心を和らげてくれる、彼は私の支柱です。誰もいないときにふたりだけで一緒にビーチを歩いたことは最高の思い出です。私たちは毎日を一緒に楽しんでいて、まだ時間があります。これからもさまざまな季節にいろいろな場所で思い出に残る花とロウキの写真をたくさん撮っていきます。ーーロウキさまは飼い主といろんなところにお出かけします。万が一のことを考えてGPSは必ずつけていますが、飛び出して他のどこかに行くことはないそうです。ロウキは、飼い主がこの世で一番信頼でき、一緒にいることが本当に幸せそうです。そろそろ春間近、花好きな飼い主と一緒に今度はどこへお出かけするのでしょうか。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第222回目はスコティッシュフォールドのサシャ(Sacha)さまの登場です。毛並み自慢のイケメン猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.222猫さまの話をもっと聞かせて!サシャさまは2歳半の男性猫さまです。<サシャさまが語ります>僕はパリ市内のバルコニー付きのアパルトメント住まいです。寝て、食事を楽しみ、遊ぶのが大好きで、インスタに投稿する写真のためにポーズをとります。普段の食事は『銀のスプーン三ツ星グルメ』のモスリンボックスと『ピュリナ ワン キャット』のサーモンのカリカリを楽しんでいます。グルメな僕は、スープやコンポートも好物です。おやつはドイツのブランド、『Dein Bestes』の「Leberwurstcreme」がお気に入りです。家の中ではリビングルームの真ん中にある小さなベッドと毛布類が大好きで、飼い主たちのそばにいることを好みます。部屋にある段ボールベッドで寝るのも心地いいです。お気に入りのおもちゃは羽のついた釣り竿です。ハーネスを付けて公園を歩いています。犬が大好きですが、猫仲間に対してはあまり寛容ではありません。<飼い主から見たサシャさまとは>私は幼い頃からたくさんの猫を飼っていました。2年半前、パリでスコティッシュフォールドの子猫、サシャが生まれたことをインターネットの掲示板で知りました。愛情深い我が家族に引き取られた彼は、好奇心旺盛でいたずら好きな性格をすぐに発揮しました。最初のおもちゃはキリンの付いた小さな杖で、そこから活発な遊びがスタートしました。最も楽しかったエピソードは、初めて一緒に公園を散歩したときに多くの注目を集めたことです。その独特な魅力とフォトジェニックなポーズのおかげで、今ではネット上でファンを獲得しています。スイートなポイントは壮大なビー玉のように見える丸く黄色い目と、曲がっている耳です。サシャは強い個性を持っています。彼は自分自身を理解してもらう方法を知っており、非常に好奇心旺盛です。また、無謀で、そしてアクロバットが得意です。性格は少し私と似ているのかもしれません。私たちは彼の家族であり、彼は私たちを愛しています。私たちにとって、サシャは子どものような存在です。グルメな食事と抱っこの合間に、サシャは家族の日常生活のあらゆる瞬間に愛と喜びをもたらします。以前飼っていた猫たち同様、サシャと最後までお付き合いさせてほしいです。猫を飼うことは、私たちにとって数年の幸せを意味し、彼ら猫にとっては一生の幸せを意味するのです。ーーサシャさまのまんまるお目めと折れた耳はチャームポイントですが、見事な尻尾と毛並みも最高ですね。散歩途中にみんなが振り返るのもわかります。この冬はスキーにも行って最高な冬を満喫したようです。パリに住んでいて時どき街を散歩するので、見かけた時には声をかけてください。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年04月06日「子犬が猫に育てられた場合」そんな説明がついた動画に大きな反響が上がりました。投稿したのは、7歳の猫のワッフルズくんと3歳のゴールデンレトリバーのメイプルちゃんの飼い主(thegoldenbreakfastclub)さんです。メイプルちゃんはワッフルズくんと暮らすうちに、だんだんと猫のような行動をするようになったのだそう。そこで飼い主さんは、メイプルちゃんの普段の様子を撮影して投稿しました。360万件の『いいね』が集まった動画がこちらです!@thegoldenbreakfastclub When your puppy was raised by a cat #fyp #foryou #cats #dogs #puppy #pets #animals #catsanddogs #dogsandcats #cute #funny #orangecat #goldenretriever ♬ FEEL THE GROOVE - Queens Road, Fabian Graetz「ソファの1番高いところでくつろぐ」「ケンカをする時は足を使う」「窓辺に座る」「犬用おもちゃより猫用おもちゃが好き」「ダイニングチェアの上に乗る」など、メイプルちゃんの行動は、まるで猫!ワッフルズくんと犬パンチで闘ったり、小さな猫用おもちゃを前脚でチョンチョンといじったりする姿は、まさしく猫そのものですね。この動画に大きな反響が上がったため、飼い主さんは第2弾を投稿しました!@thegoldenbreakfastclub Maple: our 70 lb cat #fyp #foryou #dogs #cats #catsoftiktok #dogsofttiktok #catsanddogs #catdog #dogsandcats #goldenretriever #onthisday ♬ Lil Boo Thang - Paul Russellダンボール箱の中に座ったり、ソファの背もたれに上ったり、ワッフルズくんが動くまで自分もフリーズしたり、一緒にかくれんぼをしたり…!猫っぽさが全開のメイプルちゃんに、見た人たちからは「猫にしか見えない」という声が上がりました。・犬がいた?2匹のオレンジ色の猫しか見えないんだけど?・窓辺に座っている姿がかわいすぎる!・うちの犬も同じ。猫と一緒にキャットタワーの上で昼寝をしているよ。飼い主さんによると、メイプルちゃんはワッフルズくんのことが大好きなのだとか。ところがワッフルズくんはメイプルちゃんのことを好きなのかどうか、たまに分からない時があるそうです。そんなやや気難しい猫のお姉さんに、メイプルちゃんは遊んでほしくて仕方がないようですね。今日も飼い主さんの家では、猫パンチと犬パンチのにぎやかな闘いが繰り広げられていることでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年04月04日『我が子』の成長は、世の中の親と同様に、ペットの飼い主にとっても生きがいともいえるでしょう。ちょっとずつ顔立ちがりりしくなったり、体が大きくなったり、身体能力が向上したりと、日々の変化が愛おしく感じるのです。そんな幸せが詰まっているのは、X(Twitter)で話題になっているハッシュタグ『#これがこうなる選手権』。全国の飼い主が『我が子』のビフォーアフターを披露しています。軽トラで保護した子猫の『現在の姿』ハッシュタグ『#これがこうなる選手権』にビフォーアフターの写真を投稿したのは、@vDPi3lzXdcj7iR7さん。2020年9月、愛車である軽トラックの荷台にいたのは、野良猫が産み落とした子猫でした。投稿者さんは子猫を『はる』と名付け、保護。家族の一員として、その小さな命を迎え入れたのです。手のひらに乗ってしまうほど、小さかったはるちゃん。ちょっぴりボサボサな体毛からも、生まれて間もないことが分かります。優しい投稿者さんに迎え入れられ、健やかに過ごすこと3年。現在のはるちゃんの姿が、こちらです!軽トラックの荷台にいた子猫は、誰もが目を奪われてしまうような『美猫』に成長!体が大きくなっただけでなく、毛並みも美しくなり、表情も凛としていることが分かります。きっと、飼い主さんからたくさんの愛を受けたからこそ、こんなにも立派に成長できたのでしょう。写真からは、いかにはるちゃんが幸せかが伝わってきますね。癒しと幸せが詰まった『ビフォーアフター』に、ネットからは「すごっ!こんなにも美しくなるだなんて!」「どっちもかわいすぎて変な声が出た」といった声が続出しました。今後もはるちゃんは、あふれんばかりの愛を受け、よりチャーミングになっていくことでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年04月02日ととのう猫カフェバーニャ(所在地:群馬県高崎市上並榎町595-12 オオサキビル1F)は、猫と人間の安全のために12歳以下の入店をお断りしていましたが、開店から1年以上経過し猫ちゃん、スタッフ共に環境に慣れてきたため2024年1月より土日祝日のみ保護者同伴(18歳以上)で小学生の入店可能日を設けており、春休みからお子様入店可能日を増やしていくことをお知らせいたします。猫の致死率100%の病原菌などもあるため来店の際は、靴下の着用、スリッパの履き替え、手洗い消毒、体全体の消毒、足の裏の消毒を徹底。清潔な環境で猫カフェとしても楽しめ、可愛いだけではなく、猫の命を考えるきっかけになることを目指しています。看板猫の中の1匹・茶々丸内装落ち着きのある木目でサウナベースの店内■提供背景*お客様の声お店に行きたいが子供を置いて行けないとの声も多かったため、土日祝は小学生も入店できるように従来サービスを改良いたしました。*命の大切さを知るきっかけお子様も入店可能になることにより、猫に触れ合い保護猫譲渡につながるきっかけや、外にいる猫の命についても考える環境づくりをいたします。*お客様へ猫の知識提供猫が死んでしまうウイルスがあることや、なぜ消毒やスリッパの履き替えが必要なのかを知っていただく機会を提供します。感染症予防のポスターなどでの告知も保護猫カフェの役目と感じています。■サービスの特徴・外にいた猫も食事や健康管理で毛艶も良く人に懐くことを体感できる。・動物特有のトイレの匂いや掃除に力を入れており、動物カフェに馴染みのない方も長く滞在できる環境。・実際に猫たちと触れ合い、相性を確かめて譲渡に繋げることができる。審査や家庭訪問をし、猫を飼うことで生涯かかるお金や病気、デメリットもしっかり伝え、譲渡契約を行う。■ご利用の流れ・同日の動物カフェ、野良猫を触った方は感染症対策のため来店はお断りしています。・自由来店ですが、確実に来店されたい方はじゃらんでのみ予約可能。(システム料金がかかります)・感染症対策のためストッキングや素足の方は入場不可(店頭で靴下販売あり)。入店時スリッパ履き替え、手洗い消毒、体と足の裏のスプレー消毒をお願いしています。3万匹に一匹と言われる三毛猫のオスの大福■サービス概要サービス名: 保護者同伴で小学生の入店可能提供開始日: 土日祝日のみ。今後大型連休なども来店可能にしていく。提供時間 : 大人11:00~18:00(最終受付17:30)子供11:00~17:00(最終受付16:00)場所 : ととのう猫カフェバーニャ(〒370-0801 群馬県高崎市上並榎町595-12 オオサキビル1F)アクセス : 信越本線「北高崎」駅 徒歩20分料金 : 平日:30分1,529円(税込)土日祝・ハイシーズン:30分1,639円(税込)小学生:2時間まで1,650円(税込)URL : ■会社概要商号 : 株式会社BASTET代表者 : 代表取締役 黒澤 実所在地 : 〒370-0801 群馬県高崎市上並榎町595-12 オオサキビル2F設立 : 2021年11月事業内容: グラフィック・DTPデザイン・行政コンサルタント・保護猫カフェ資本金 : 1,000,000円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】ととのう猫カフェバーニャTEL : 027-329-6888MAIL: info@nekosauna.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月02日3匹の猫と暮らす飼い主(suzutumuhuu)さん。ある日、こんな言葉を添えて、SNSに動画を投稿しました。「これが本当の『猫吸い』」『猫吸い』とは、いわゆる『人間が猫の体に顔をうずめて息を吸う行為』のこと。猫と暮らす飼い主や、猫好きの人なら、経験がある人も多いのではないでしょうか。広く知られている『猫吸い』とは違う、投稿者さんのいう『本当の猫吸い』とは一体…。※動画はInstagram上で再生できます。 この投稿をInstagramで見る すずつむふう️(@suzutumuhuu)がシェアした投稿 猫が猫を吸っているー!!動画に映っているのは、茶トラのすずくんと、キジトラのつむぎくんです。つむぎくんの首元を『猫吸い』する、すずくん。しかし、そのすずくんもまた猫…。猫が猫を『猫吸い』する、まさに『本当の猫吸い』動画に、多くのコメントが寄せられました。・2匹の間に挟まれたい!・すずくんに吸われるつむぎくん、うらやましい…。・真顔すぎて笑った。幸せすぎる動画。目を開けて真剣に『猫吸い』しているように見える、すずくんの表情にもクスッとさせられますね。普段から『猫吸い』をする猫好きにはたまらない、究極の『猫吸い』動画でした!飼い主さんはYouTubeやX(Twitter)でも、愛猫たちとの暮らしを発信しています。気になった人は、ぜひチェックしてみてください!X(Twitter):@kagisuzu0531Instagram:suzutumuhuuYouTube:かぎしっぽすず&つむぎ[文・構成/grape編集部]
2024年04月01日「会社にペット」というと、かつては個人商店などで飼われた“看板犬(猫)”や、2000年代初頭に話題となった“猫駅長”など、その多くがお客さんと触れ合うものだった。だが近年、そこで働く従業員のために飼われる「企業ペット」を導入する会社が増えているという。「企業ペット」にはどのような効果があるのだろうか?昨秋、敷地内に瀕死の状態で倒れていた半身不随の子猫を救出し、現在事務所に5匹の猫を飼う三重県鈴鹿市の建設会社・TMK建設の近藤さんに話を聞いた■スタッフは5匹の猫にメロメロ…ごはん代やお世話の面倒もかわいさで全部消されるそもそも、人はなぜ動物と触れ合うことが“癒やし”と感じるのだろうか?かわいい動物の言動を見て触れると、ストレスの解消、リラックス効果があると言われ、仕事でのイライラも動物に触れることで安らぎ、精神的に落ち着くことができる効果も臨めるという。その効果から、アニマルセラピーとして病院などでも導入されている。また、もうひとつの大きな効果として挙げられるのが、動物を介在させることで生まれる社員間のコミュニケーション。TMK建設ではこれを期待して、2022年に導入した。「『企業ペット』という言葉を耳にし、その効果を調べてみると、社員同士のコミュニケーションの増加や笑顔が増えるなど、社員の活性化につながるとありました。弊社は10代~60代と幅広い年齢の職人が在籍しているので、みんなのコミュニケーションの一環となればという思いで飼うこととなりました」(TMK建設・近藤さん/以下同)「企業ペット」導入の際に気を付けなければけないのが、ペットを飼うことでストレスになる従業員が出てしまうこと。同社もそこをケアしたという。「もちろん、社員全員と話し合い満場一致で『飼ってみよう』となり現在に至ります。そこで迎え入れたのが、かつお(社長命名)とたまこ(従業員命名)です」2匹の猫からスタートし、昨年11月に瀕死の状態を救ったのりしお・うすしお兄妹、昨年から“通い”続け今年2月に保護したぽちと、現在事務所は5匹の大所帯。だが、その効果は絶大だという。「特に“現場男子”たちはメロメロです(笑)。社内の会話は猫中心になりますし、現場から事務所へ帰ってくると、みんな必ず猫たちに『ただいま』と言い、触れ合います。実際に飼ってみて会話が増える、従業員同士のコミュニケーションが増えるなどのメリットを感じています」同社では、この猫の様子や、スタッフと猫とのコミュニケーションの様子をSNSで発信。すると思わぬ効果を実感したとのこと。「猫たちの日常を公開するようになってから、着々とフォロワー数が増えていきました。あちこちで声を掛けていただいたり、全国のフォロワーさんから差し入れを送っていただいたり、フォロワーさんと実際にお会いしたりなど、人と人とのつながりを実感しています。また、取引先からも『インスタ見てます』とよくお声掛けいただきます」従業員同士だけでなく、社外のクライアントとの距離も近づいたことを実感したという同社。逆にデメリットはないのだろう?「デメリットは、ごはん代がかかることや、抜け毛、あとはお世話くらい…ですが、それらは全部かわいさで消されます(笑)。会社猫、おすすめします!」
2024年03月31日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第220回目はメインクーンの ココ(Coco)さまの登場です。立派なたてがみをもつ猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.220猫さまの話をもっと聞かせて!ココさまは5歳の男性猫さま。<ココさまが語ります>僕の家は広い庭のある一軒家です。朝庭に出て、森へ狩りに行き、午後には家に帰って長い昼寝をします。食事のメインはカリカリですが、牛ひき肉または鶏肉とウェットフードも食べます。でもどちらかというと魚のほうが好きです。大きなエビと食後のアイスクリームが出てきた時は特別な日です。なかなかのグルメ猫だと思いませんか(笑)。昼寝は居心地の良い自分用の小さなベッドが好きです。なにせ体がピッタリ包み込まれると安心しますからね。もちろんその他の空箱や手提げ袋など僕のサイズに合うものならすぐに入ります。家の中の遊びはペンがあれば他は必要ありません。どこにでも転がして追いかけまわします。ジャンプが得意で外では小鳥を追いかけます。止まり木のような高いところに座るのも好きなので、飼い主は僕を「止まり猫」と呼んでいます。<飼い主から見たココさまとは>ココは今オーストラリアに駐在している友人がプレゼントしてくれました。ココは他の人や動物に対して攻撃的ではありません。撫でてもらうためにやって来ますがやめた途端に去っていきます。一方で、抱っこしてもらうことに決めたときは、私の上に乗ってきてゴロゴロ喉を鳴らします。私にとってココは素晴らしい仲間で、とても賢く、すべてを理解してくれる存在です。遠くから私の車であるフィアット500の音や、私が到着したときの音を検出できます。外にいると走って私のところへやってきます。オオヤマネコのような耳と美しい尻尾がチャームポイントです。私たちは一日のなかでひとりの時間を楽しむのが好きなところが似ています。ココは庭に出て、ちょっとしたひとりの時間を過ごすのが好きですが、私も、ちょっとした時間をひとりで過ごすのが好きです。私が彼に対して感じていることをココも感じていると思いますし、私の存在やハグを通して私も彼にたくさんの愛を与えています。彼は何も欠けているところはなく、彼は家の王であり、彼自身それを知っています。私はこれまで猫を飼ったことがありませんでしたが、ココを見たときにすぐ心が通じ合いました。ココは最初、かなり野生的で、孤独な猫でしたが、周囲を何度も視察するうちに、徐々に私の家が彼の家となり、私が彼の第二の母親になりました。一緒にいて一番楽しい時間は、私が寝転がっている時にココが私の上に乗ってきて、抱っこを求めてくる時です。私がだるいときや体調が悪いとき、ココがそれを察知してくれるので、ココの存在がとても助けになってくれます。ココが私のもとを離れるとき、私は彼女のお気に入りのおもちゃを彼女に与えたいと思います。そして彼女の魂を常に私の中に刻みます。ーーなんとも見事なたてがみをもつココさまは、まるでライオンのような凛々しい顔をしています。野生味を持ち合わせていて、小さい動物や虫よりも鳥のように飛び立つものに興味があるそうです。ここでは捕獲の瞬間はお見せできませんが本当にすごいジャンプ力の持ち主でした。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月30日猫の体に顔をうずめて息を吸う『猫吸い』。ふわふわとして温かい愛猫の体に顔をうずめると、心が癒されるという飼い主は多いようです。『猫吸い』をする息子が微動だにしないなみそ(@omochi_nam01)さんの息子さんも、そんな猫吸いの魅力にとりつかれた1人。「息子がずっと吸ってる。『まさか寝てる?』ってくらい微動だにしない」そんなコメントとともに、X(Twitter)に投稿された1枚の写真をご覧ください!「もうこのまま離れたくない…」息子さんの、そんな心の声が聞こえてきそうな光景ですね!愛猫も、自分の体に顔をうずめる息子さんのことを、素直に受け入れている様子。肩に前脚を置いて「今日もお疲れさん」と、息子さんをねぎらっているようにも見えます。投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。・猫も「ずっと吸っているな…」って顔をしていて笑った。・大人しく吸われていてかわいい。合意の上っぽいのがいいですね!・「好きなだけ吸いな」っていっているのかも。・息子さん、日々の疲れを癒しているのかな。・いいなぁ~。私も好きなだけ猫吸いしたい。猫吸いは、飼い主と猫の信頼関係のもとで成り立つ行為。息子さんと猫の相思相愛ぶりが分かる1枚に、多くの人が癒されたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年03月30日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第219回目は黒猫のリオ(Rio)さまの登場です。空気が読める猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.219猫さまの話をもっと聞かせて!黒猫のリオさまは3歳の男性猫さま。<リオさまが語ります>僕たちはフランス南西部の海沿いのアパルトマンに住んでいます。ぐっすり眠って、決して夜は飼い主を起こしません。カリカリ用のディスペンサーがあるので(『Orijen』というブランドのカリカリが主食です)、最初の食事のために午前2時45分に起きます。その1時間後、飼い主が仕事に行く準備をしている間、いつもアパルトマンのテラスに出ます。飼い主は早朝からの仕事で家を出るのが早く、午前10時から11時頃に飼い主が家に戻るまでひとりで寝ます。その間、午前9時にディスペンサーから2回目の食事が出てきます。時々、昼食はバルコニーでとることもあります。『Vitakraft』、『Felix』、『Whiskas』ブランドのおやつもあります。3回目の食事は午後3時ですが、食後また寝ます。午後6時に1日の最後の食事をとり、夕方はずっとバルコニーに出て遊んだり外を眺めたりしています。家の中の居場所はソファの上か、もっぱら羽毛布団の上です。それ以外は、洋服タンスや猫の木の中で過ごすのが好きです。飼い主がInstagramを通じてデザイナーから購入してくれた手作りのおもちゃが大好きですが、そのなかでも小さなニセネズミが一番です。僕はとても愛情深く、誰もが抱きしめたくなるような性格で、ルールも尊重します。知らない人がいると数分間隠れますが、問題がないとみると、その後すぐにその人たちに挨拶します。社交的な面も持ち合わせています。出会った他の動物たちとはいつも仲良くやっていますよ。自分が欲しいものを要求するために喜んで鳴きます。決して攻撃的ではなく、喜んでまた撫でられるようにするのです。されたくない場合は優しくうめき声を上げます(笑)。<飼い主から見たリオさまとは>私は子どもの頃から猫と一緒に暮らしてきました。今でも猫なしの生活は考えられません。猫は私の人生の大きな部分を占めています。私を知っている人は皆、私が猫の大ファンであることを知っています。なぜなら、私は猫のことを頻繁に話すからです。他のネコ科動物も大好きです。私にとって猫は世の中で一番好きな動物です。もし20匹の猫がいる部屋に入ったら、それは私にとって地獄ではなく天国です(笑)。リオとの出会いは、販売や寄付の広告もある個人間のサイト『leboncoin』に「私は子猫を求む、できれば黒猫を探している」と投稿したところ、学生が小さな黒猫を飼っていて世話ができなくなったと連絡してきたのです。リオがやって来てからは、私はあらゆるブランドのウエットフードやツナ缶を定期的に購入しましたが彼は牛乳もテリーヌ系も好きではありませんでした。残念ながらウエットフードを消化するのが難しいようで、この種のフードは諦めました。でもおやつにはスティック状(固体でも液体)のものが大好きなので与えています。リオは純血種の猫ではありませんが、獣医師やこの猫に会った人は皆、その大きなサイズから、まさにミニ黒ヒョウのようだと感動していました。彼は私のペースに従い、私が何かをしている時や寝ている間でも決して邪魔をせず、本当にとても礼儀正しく接してくれます。彼との旅行も簡単で、何事もなかったかのように新しい環境にもすぐに適応します。私はいつもたくさんの愛を感じている猫を飼っていましたが、特にリオは私の人生の最愛の猫になりました。リオと私は完全につながっています。まさに彼は私にとって完璧な猫です。信じられないほど彼は素晴らしいのです。私は彼のことが大好きで、外にいても彼のことを思うだけで、すぐに会いたくなってしまいます。まさに強い友情ということでしょうか。彼は愛情深く、たくさんの愛を与えてくれますし、私が彼にたくさんの愛情を感じていること、彼を気遣っていること、そして彼が病気のときに心配していることをリオは感じてくれてると思います。抱っこを拒否することはめったになく、その抱擁で多くの時間を過ごします。私は彼の前を通り過ぎるたびに、ほぼ毎回キスをします。私は目が覚めたら彼におはようと言い、寝るときはおやすみと言います。私たちはとても似ています。ふたりとも睡眠と静かな時間が大好きです。私たちは孤独ですが、社交的で、時々人々に会うことも好きです。また、ふたりとも穏やかで思慮深いです。リオは私の人生と心の中で記念碑的な位置を占めています。リオは私にとって生活の最優先事項であり、必須ではない個人的なニーズよりも常に優先します。私にたくさんの愛、あらゆる種類の感情、幸せをもたらしてくれます。彼のような猫を飼えて私はとても幸運です。ーーリオさまに対してなんとも愛情たっぷりの飼い主の言動には心が打たれました。ここでは全て語り尽くせませんでしたが、今日も朝から晩までお互い感謝の気持ちを忘れず生活してることが目に浮かんできます。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月24日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第218回目はメインクーンのフルール(Fleur)さまの登場です。お転婆な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.218猫さまの話をもっと聞かせて!ロン毛白黒のフルールさまは生後9か月の女性猫さま。<フルールさまが語ります>私たちはフランスのボルドー近郊、森の端にある小さな家に住んでいます。私の生活は、遊んで、食べて、引っ掻いて、寝ることを繰り返しています。森で狩りをしたり、屋根に登ったりアクティブな生活です。狩りのコツは、まずターゲットに集中すること。そして、動きを止め、適切な瞬間に飛び掛かります。これはハエを掴むときにも効率的です。私は生後3か月から木登りを始めました。飼い主はまだ早いと言って私を捕獲しに来ましたが、りんごの葉の茂みに隠れました。庭にあるリンゴの木からの眺めは最高で、ここが一番心地がいいです。さあみんな!外で遊びましょう(笑)。家に帰ったらまずは食事のボウルがいっぱいかどうかをチェックします。少し食べた後、また外へ飛び出します。私は肉食ですが、おやつには魚のかけらを貰います。この家の中では屋根裏部屋が大好きです。入り口近くの通路の上にあるので、そこから飼い主たちを観察することもできます。おもちゃは家に侵入してきた蜘蛛!家の掃除も兼ねていますが、蜘蛛の巣は体につくと取れにくいので、私の体の掃除は飼い主が担当します。性格は親切で社交的と言われます。特技は狩りと抱擁される事。少し前に弟分の茶トラのスー(Sioux)が我が家にやってきました。一緒に初めてのクリスマスを祝って楽しかったです。スーはあまり外に出ないので、家でピッタリ寄り添っています。特に寒い時は私より大きくなったスーの温もりに癒されています。でも今心待ちにしていることは、早く春になって外遊びすることです。<飼い主から見たフルールさまとは>道で見つけた孤児の猫、サフィロウが亡くなってしまった後、私は自分にこう言いました「二度と猫は飼わない」と。1か月後、私は『leboncoin』で子猫を譲るという広告を見ましたが、その子猫は誰も欲しがりませんでした(黒猫だったからでしょうか?)。これが運命の子猫だと自分に言い聞かせ、すぐにその子を迎えに行きました。彼女を抱いたとき、スカンクを見て「花、きれいな花」と言うディズニーアニメのバンビを思い出しました。彼女は猫の持つ愛と致命的でもある美しさをもっていました。起きている時の目の色と輝きはまるで宝石のようで、寝ている時は眠れる森の美女のようです。キスだけが彼女を起こす唯一の方法です。私は教師なので家ではよく読書をしていますが、決まってフルールはそばに来てくれます。外遊びが好きな彼女はよく私に獲物を持ってきます。そんな彼女は私のことが大好きなんだと感じます。ちょっと困ることは私がベッドメイクをしている時にシーツに潜り込んでしまうことです。きれいなリネンで背中を撫ぜられるのはなんと贅沢なことでしょう(笑)。フルールとの生活で、人生の小さなことに目を向け、立ち止まり考察することを教えてもらいました。フルールは私の職業にぴったりなパートナーです。ーーフルールさまは外遊びが大好きですね。ここではお見せできませんが、動画を見せていただいた時、フルールさまの運動量にちょっと驚きました。家から塀に登り、さらにリンゴの木に瞬時に登り、他の木に飛び移る!まるでお猿さんみたいです。見かけは正真正銘の美女ですが、中身はお転婆娘のようですね。仲良しのスーさまといつまでもいっしょに楽しく暮らしてほしいです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月23日一緒に暮らしている夫婦やパートナーは、さまざまな理由からケンカをすることがあるでしょう。すぐに仲直りができるといいのですが、互いの主張がぶつかり合って一歩も引けず、しばらく口をきかなくなってしまうケースも。そんな時、ほかの家族が2人の間を取り持ったり、どちらかの味方に付いたりして、ケンカを終わらせることもあるようです。「ダンナよ、ざまーみろ」7匹の愛猫と暮らしている、はると(@tomeji1106)さんは、そんなコメントとともに、X(Twitter)に写真を投稿しました。実は投稿の前日から、夫とケンカをしていた、はるとさん。リビングにいる夫と距離を置くため、2階で過ごしていたといいます。すると、愛猫たちがみんなそろって…こちらの1枚をご覧ください。2階に全員集合…!普段は暖かいリビングにいる愛猫たち。しかし、はるとさんが2階で過ごしていると、7匹が全員移動してきたのです。まるで「ぼくたちが付いているニャ」といわれているようで、さぞ心強く感じたことでしょう!投稿には「かわいい。みんなで心配している」「声を出して笑った!多数決で大勝利ですね」「ここの家の主人が誰か、一目瞭然」「圧巻!猫は正義」などの声が寄せられていました。一方、下の階で1人さびしく過ごすはめになった、夫。かわいい愛猫たちとの触れ合いを取り戻すには、妻に『白旗』を上げるしかなさそうですね…![文・構成/grape編集部]
2024年03月22日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第217回目はメインクーン猫のツキ(Tsuki)さまとサンジ(Sanji)さま の登場です。なにをするのも一緒の猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.217猫さまの話をもっと聞かせて!グレートラのツキさまは1歳半、黒のサンジさまは1歳、ともに男性です。<ツキさまが語ります>僕たちは75㎡のアパルトマンに住んでいます。僕は飼い主が起きるとすぐに足もとにかけより、彼女にスリスリします。ごはんなしでは良い1日を過ごすことができないからです。食後は親友のサンジと一緒に遊ぶモードに切り替えます。日中は寝たり食べたりゴロゴロして過ごします!サンジといえば寝坊すけで、食事もマイペースで何回かに分けて少量ずつ食べるのが好きです。飼い主は1日に1パックのウエットフードを数回に分けて乾かないようにしてくれています。そして常にボウルにカリカリを補充して、1日を通して食べられるようにしてくれています。サンジは食後にトイレで用を済ますと、体が軽くなるのか、どこでも走り始めるのです。僕はそんな様子を横目で見ながら飼い主がソファに座っている隙を狙ってたくさんの愛撫を要求します!おやつはふたりともチュアブルスティック。チキン、サーモンなど、スティックであればどんな味も大好きです。歯の手入れも同時にできるのが気に入ってます。僕は箱が大好きで、空箱を見つけるとどこにでも侵入します。サンジのお気に入りの場所は飼い主の足の上で、心地良さそうに居座ります。僕はとても社交的で、まったく嫌がったり恐れたりせず、機嫌がよく(時々すねますが)、とても愛情深くて貪欲な性格です!サンジは少し内気ですがおやつに関してはとても貪欲です。<飼い主から見たツキさまとサンジさまとは>私の実家には猫が数匹いて、幼い頃からいつも猫と一緒に暮らしていて、その時からメインクーン種を飼うことを夢見ていました。なぜなら、その優雅さと毛並みに魅了されたからです。実家を出てからはメインクーンを引き取るためにブリーダーを探し始めました。ツキは写真を見てすぐ好きになりました!ずっと黒猫を飼いたかったので、その後サンジがやってきました。ツキは私の家に到着したとき、とても怖れて動揺していました。彼はほぼ2週間、腸に問題を抱えていました。最初の3日間、彼はよく隠れて、どこにでも用をしていました。私は彼をトイレに入れるのにとても苦労しましたが、少しずつ彼は私を信頼し、今では完全に愛らしく、とても社交的で幸せです。私が仕事をしているときは彼が退屈しているように感じたのと、2匹目の猫を飼いたくてたまらなかったこともあり、ツキは友だちと遊ぶのが良いかもしれないと感じました。何か月も考えた後、サンジの写真を見つけたとき、私は黒猫を飼うという夢を捨てられなかったので、思い切って行動しました。ツキがサンジを受け入れず、自分のことを無視されていると感じたりするのではないかと非常に心配していました。でも私がサンジを連れ帰り、家に着くと、すぐにふたりはお互いの匂いを嗅ぎ始め、ツキはどこにでも新入りの小さなサンジを追いかけていきました。サンジはとても気持ち良さそうで、ツキはついに友だちを連れてきてくれたお礼を言うかのように、私に体をこすったり、ゴロゴロと背中を向け始めました…。とても嬉しかったです。ツキがサンジを受け止め、きちんと迎え入れてくれますようにと願い続けていたからなおさらです。それ以来、彼らは一緒に時間を過ごし、一緒に遊んで、一緒に寝て、また一緒に遊んで、一緒に食事をし、すべての行動が一緒です!忘れられないツキとサンジの出会い!ツキがサンジに近づいたときの安心感、やっと友だちができたツキの感謝…この素晴らしい瞬間は一生忘れません!彼らの特技をお伝えしましょう。ツキは寝るときによくいびきをかきます。彼は素晴らしいたてがみと愛らしいかわいい口輪をもっています。サンジは私が撫でて嬉しすぎると、彼は完全に地面または私の上に落ちます。彼の黄色い目は黒い毛皮にとてもよく似合い、肉球は愛らしいです。彼らがいるだけで私は幸せな気分に満たされて、彼らの生活を見ているだけで何時間でもすごせます。彼らは話さなくてもお互いを理解し、愛を示すことができることを私に教えてくれたのです。ーー飼い主は日本文化が大好きなので、猫が日本的な名前であることがとても重要だったと話します。ツキは月を意味するように、グレーと白の色がとてもよく似合っているからと。サンジは人気漫画『ワンピース』のキャラクター「サンジ」から名付けたとのこと。大好きなこの漫画のキャラクターは「黒足のサンジ」とも呼ばれていて、黒猫の毛並みとピッタリだと思ったそうです。飼い主の心配をよそに仲良しのツキとサンジの昼寝の姿は見ていてほっこりしますね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月20日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第216回目は サビ猫のイズマ(Yzma)さまの登場です。ボンネットから救出された猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.216猫さまの話をもっと聞かせて!イズマさまは生後5か月の女性猫さま。<イズマさまが語ります>私は飼い主たちと3人でパリ近郊の部屋が3つあるバルコニー付きのアパートメントに住んでいます。ロマーヌとデボラという名前の飼い主で、とても親切です。朝は喉を鳴らしながら目を覚まします。電気が付くと、すぐに遊びを催促します。そして、お腹を空かせてボウルの前で食事を待ちます。飼い主が自宅で仕事をしているときは(週に2~3日程度)、一日中隣の机で寝て過ごします。夕方になると遊び心が込み上げます。夜寝る前、電気が消える時には恒例の抱擁が待っています。私はまだ小さいので子猫用のカリカリ(穀物不使用)を朝と夕方に食べています。そして、1日おきにチキンかサーモンのパテを食べます。たまにおやつもいただきます。ヨーグルトや自家製ブロッコリーのピューレなどですが、特に鶏レバースティックが大好きです。家の中でいちばん好きな場所は浴室です。シャワーの後に水が滴るのを見るのがにわか雨のようで、魅了されています。おもちゃは小さなボールがあります。転がりやすいのでとても気に入っていて、ひとりで遊んだり、家の中を走り回ったり、飼い主に投げてもらったりもします。飼い主たちからは犬のようだと言われています。<飼い主から見たイズマさまとは>私たちはこれまでに3匹の猫を飼っていました。近所の人から子猫のときに引き取られたロミオ、南フランスの休暇中に路上で見つかったジュリエット、路上から古いアパート近くの高校に連れてこられたチグリス。実は同居しているロマーヌは犬好きで、猫を飼うことには消極的でした。でも、今では無条件でイズマを愛しているので、気持ちが以前と比べて相当違っています。イズマが犬のように愛情深くて遊び好きだからです。イズマは三毛猫で、赤、黒、ベージュの毛皮をもっています。彼女の首の辺りには、黒と赤・ベージュの間に非常にはっきりとした直線の境界線があります。イズマはパリの空港近くに捨てられた猫を保護する団体『Cats In The Air』に保護されました。生後6週間のときに車のボンネットの中にいるのをボランティアによって発見されました。彼女はひとりぼっちで、暖を取るためにエンジンの近くに避難していました。彼女が誰かに故意に捨てられたのか、それとも遠くをさまよって帰り道がわからず母親や兄弟とはぐれてしまったのかはよくわかりません。そんな彼女は優しくて、かわいくて、愛情深くて、とても賢くて、好奇心旺盛で、遊び好きです。家中どこでも私たちを追いかけ、私たちが何をしているのかを常に知りたがっています。特技はハイタッチです。彼女は前足で私たちの手を叩きます。彼女を迎えてまだ1か月ですが、すでに私たちの心の中に大きな場所を占めています。機嫌がいいとき、またはベッドに飛び乗るとき、彼女は幸せであることを示すために小さな喜びの声を出します。これはトリルと呼ばれます。この声がハトの鳴き声に似ているので、とても笑ってしまいます。私たちはとても絆が強く、寝ること、食べることが好きで、多くのことに興味があり、とても愛情深く、遊ぶのが好きな点が共通しています。イズマは私たちを母親だと思って接してくれます。もちろん私たちはそんな彼女をとても愛しています。彼女は私たちの行動をすべて真似するので、私たちを模範だと考えていると思います。彼女はどこでも私たちを追いかけ、私たちが飲み終わったグラスから飲み、私たちが食事のためにテーブルに行くときは彼女も自分のボウルから食べ、食後は一緒にテレビを観ます。最も感動的なエピソードは彼女が私たちを信頼し始め、ゴロゴロと喉を鳴らし、寄り添い、腕の中で寝てくれるようになったときでした。もうひとつのとても素晴らしい瞬間は、彼女が私たちにボールを投げてもらおうとして持ってきたときです。私たちは、彼女が犬猫であり非常に賢いことを理解しました。イズマがいるだけで私たちは落ち着き、私たちの人生に多くの喜びと平穏をもたらします。イズマを見ていると、私たちは悩みを忘れて、すぐに癒され、楽しくなります。彼女は、いたずら好きで遊び心のあるキャラクターでとても面白いので、たくさんの笑いをもたらします。また、私たちにたくさんの愛と優しさをもたらすので、彼女が求める抱擁にはいつも応えています。私たちは彼女とできるだけ多くの時間を過ごし、別れの時が来たら遺灰を彼女が大切にしている場所に散骨し、一部をジュエリーに入れて自分たちのために保管したいと考えています。ーーパリの空港近くにはたくさんの野生のウサギがいるので、もしかしたら小さなイズマさまは追いかけ回わされてひとりぼっちになったのかもしれません。もしくは、人目につかないところなので置き去りにされたのかもしれません。しかし、幸運にも救出され、今では溺愛してくれる飼い主たちのもとで楽しい毎日を送っています。舌を出している写真はとてもかわいいですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月10日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第215回目はヨーロピアンショートヘア赤トラのジェリー(Jerry)さまとヨーロピアンショートヘアサバ猫のペッパー(Pepper)さまの登場です。双子の猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.215猫さまの話をもっと聞かせて!ジェリーさまは男性、ペッパーさまは女性。ふたりとも生後6か月の双子猫さまです。<ジェリーさまとペッパーさまが語ります>私たちはドイツとの国境に近いMetzという街にある1930年代に建てられた古いタウンハウスを改装した家に住んでいます。裏庭には数本の木とたくさんの鳥がいます。毎朝、飼い主が午前6時頃に起きますが、私たちはすでにその少し前に起きて家の様子を伺っています。それから30分間追いかけっこ遊びが始まります。それが終われば朝食です。『Ziggy』ブランドのカリカリとウエットフードを食べます。ウエットフードが7割、カリカリが3割です。どちらかといえば、ふたりともウエットフードが好みですね。飼い主は私たちの食事に気を遣っていて、いつも時間通りに食べられるようになっています。今のところ、人間の食べ物はもらえません。ハムや魚の小片がお皿に入っていることがありますが、それはごくまれです。おやつは歯応えのある干し肉です。私たちはキャットツリーの上やトンネルの中でボールで遊んだり、家具に登って追いかけ合ったりして、多くの時間を過ごします。朝遅く、午後半ば、そして夕方に電池が切れてウトウトして眠ります。家の中のお気に入りの場所はキャビネットの上。ジェリーのお気に入りのおもちゃは羽根ばたきで、ペッパーはボールです。私たちはとっても仲良しな兄妹なんですよ。<飼い主から見たジェリーさまとペッパーさまとは>私はジェリーとペッパーの前にロミオという猫を飼っていたことがありました。ジェリーとペッパーのお母さんの名前はピパといい、6匹の子猫を出産しました。しかし、飼い主が引っ越しすることになり、ピパは赤ちゃんたちと一緒に野良猫を保護する『Les Bitcher’Katz』と呼ばれる協会に保護されました。ピパはシャム猫で、ジェリーとペッパーの父親が誰なのかは分かりません。子猫のうち2匹はシャムで、2匹はミディアムロングの毛、残りの2匹はトラ猫でした。私が選んだのはその2匹のトラ猫です。彼らは生後4か月までは里親と暮らし、その後私と一緒に暮らす事になったのです。ジェリーとペッパーはコンビで養子に出されましたが、必ずしも一緒に引き取る必要はありませんでした。なので、もしかしたら私がお世話をするのは別の猫だったのかもしれません。実は、同協会が提案したコンビは、ジェリーとウェンディと呼ばれるもうひとりの姉妹だったのです。ウェンディはとても美しく、青い目をした人気者のシャム猫で、多くの養子縁組の希望者がいました。そこで私は、ウェンディは簡単に家族が見つかると思い、ペッパーをジェリーと一緒に養子として迎えることにしました。私は協会の女性と一緒に彼らの里親家族に会いに行き、養子縁組の申し込みが受理されると、すぐに彼らを家に迎えました。ジェリーはとても優しくて、かわいいです。彼は少し独占欲が強く、私が仕事に行くと不機嫌になります。彼は抱っこを求めて私のところにスリスリしに来ます。時にとても貪欲で、私が料理をするときはいつも近くにいます。少しおしゃべりで、自分のことを理解してもらう方法を知っています。彼はゴミ箱などの箱の中で遊ぶのが大好きです。観葉植物に牙で穴を開け、そこに横たわるのが好きです。妹のペッパーを頻繁に掃除(毛繕い)し、彼女のいたずらをすべて追いかけます。ペッパーも抱っこを求めてやって来ます。どこにでも登ったり、ジャンプしたりして、高いところに登ることを好みます。彼女はテレビでよく見る綱渡りをする人のように歩き、ドアやキャビネットの上に飛び乗り、さらには階段の手すりの上を滑ります。「ペッパーのお父さんはムササビだったはず、騙された!(笑)」ペッパーはボールを口にくわえて歩き回るのも好きです。私がどこに隠しても、彼女は毛糸玉を見つけ出します。彼女は冷蔵庫に磁石で貼り付けられた写真も盗みます。たとえ愚かなことをしていても、ふたりともとても優しくて、見ていてとても面白いです。ジェリーは、私が鍋を持って立っていると、やっているすべてのことを放棄してしまうため、食べ物に執着しているとよく言われます。ペッパーの専門は配管工事です。蛇口から水が流れる音を聞くと、排水口の蓋を盗んですぐに走り去ります。私にとって、ジェリーとペッパーは私の子どものようなものです。私は彼らが猫であることは知っていますが、子どもがいないので、私が注意を払い、愛している子どものような存在なのです。かわいいと思うのは、表情で言いたいことを伝えることができるところ。純血種ではありませんが、好奇心と知性、そして愛情が感じられる美しい容姿を持っています。猫を飼ったことで、私も彼らのようにソファーでくつろいだり、寄り添ったりするのが大好きになった気がします。私も彼らと同じようにたくさんのエネルギーをもっているつもりですが、キャビネットを飛び越えることはありません(笑)。彼らは私を、食べ物を与え、撫で、ブラッシングし、飛びすぎたときに捕まえてくれる母親として見ていると思います。彼らは私を別の種類の猫、保護者だと思っているに違いありません。彼らのおかげで毎日が楽しいです。同じ日はふたつとありません。ふたりとも成長中なので、少しずつ個性が見えてきました。猫は私の家に魂を与えてくれると信じています。私の人生において、彼らは正真正銘の仲間です。私は自分のためよりも彼らのために多くのことをしています(笑)。彼らは偽りのない本物の存在で、彼らの愛は真実であり、時には迷惑でもあります。また、走ることをやめて窓の外の鳥を眺める方法や、忍耐と解放、そして人生の真の価値がどこにあるのかも教えてくれます。残念ながら、いつかふたりとも私の元から離れる日が来ます。ロミオに別れを告げたように、利己的になることなく、彼らのために最善を尽くして、別れを告げるつもりです。彼らが私に与えてくれたすべてに感謝し、何千回もハグとキスをして、いつかまた会えるまで見守ってほしいとお願いするでしょう。ーージェリーさまとペッパーさまのツーショット写真を見ていると、これ以上のベストな兄妹は存在しないのかもと思えます。2匹同時飼いの幸せな状況で、飼い主の表情が想像できますね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月09日ハンドメイドのアクセサリーを販売し、その売り上げを国内の動物保護団体などに寄付している畠山千明さん。2匹の保護猫と暮らしながら、日本中にいる保護犬・保護猫の幸せを願って、様々なアクションを起こしている。動物保護活動愛猫の難病治療を経て命の尊さを知った。2匹の保護猫と暮らす畠山千明さん。最初に家に迎えたわさびくんは、お迎えしてすぐに致死率99%の難病を患っていることが分かり、その闘病記をSNSで発信し、日本中の猫好きの大きな反響を集めた。「以前から猫が好きで、その中でも『エキゾチック』という猫種になぜか心惹かれていて、私たちの家族として迎えたい気持ちがありました。世の中の流れ的に、ペット需要が増加している一方で、保護犬や保護猫が多くいることは以前から知っていました。ペットショップで売られているのは子犬・子猫中心なので、飼い主が見つかる可能性は高いけれど、成犬・成猫や、病気・障がいを抱えた犬猫ちゃんは飼われる可能性がどうしても低いので、だったらそういう子をレスキューして、家族になりたいと思ったんです」わさびくんと出会った場所が、今回、撮影に使用させていただいた三軒茶屋の「肉球レンジャー」。ここは、障がいや難病のある犬猫などを保護・治療して里親を探す動物保護団体。シェルター施設でありながら、『299(にくきゅう)cafe』を併設し、直接保護犬・保護猫と触れ合ったり、適正飼育や犬猫たちの不妊手術の重要性を理解してもらうための啓蒙活動を行っている。「ここを初めて訪れてわさびを見た瞬間、一目ぼれ!わさびは、生後2か月の時にペットショップで飼育放棄された保護猫で、実はこのカフェで飼われる予定だったんですが、どうしても諦めきれなくて、後日家族と一緒に訪れて直談判して、うちにお迎えできることになりました。保護猫は体調が不安定になりやすいと聞いていたのですが、わさびが難病と診断された時は家族全員ショックを受けました。しかし大事な家族なので、莫大な費用がかかっても治療するという選択肢しかなかった。わさびの闘病中の様子をSNSで発信したのは、多くの人に情報をシェアすることで救える命があるかもしれないと思ったから。そしたら応援のメッセージがたくさん届くようになり、娘が描いた絵を刺繍したチャリティTシャツを発売し、その売上金を治療費に充てました」治療のおかげで、わさびくんはいま元気に暮らしている。その後、一時預かりのボランティアにも参加し、保護猫の新しい家族を探すお手伝いをスタート。その時に出会ったしらすちゃんを新たに家族として迎えた。「しらすは、攻撃性が強く、噛み癖があるのでなかなか新しい家族が見つからず、それでも頑張って心を開こうとしている姿に心打たれて、悩んだ末にうちで引き取ることにしたんです」犬猫ちゃんに快適な暮らしを届けたい。2匹の保護猫をお迎えしたことで、現在は一時預かりボランティアは中断しているが、畠山さんはアクセサリーブランドを立ち上げ、収益を動物保護団体などに寄付している。「コロナ禍でおうち時間が増えた時にビーズを使ってアクセサリー作りを始めて、それを友達にあげたら『販売したら?』と勧められて。でも売るのはいいけれど、本業以外の自分のクリエイティビティを満足させるための活動で収益を自分の懐に入れるのは何か違うと思って、だったら保護犬・保護猫が新しい家族を迎えるまで快適な環境で過ごしてもらえるように動物保護団体に寄付することを決めたんです。また社会活動として『代官山ティーンズ・クリエイティブ』で子供たちにモノづくりの楽しさや、寄付への関心を深めるワークショップを行い、これも好評でした」積極的に活動する背景には、動物を心から愛する思いが。「最近ペットショップの生体販売を禁止すべきとの声も聞きますが、うちのわさびも元々ショップで販売されていて、それを私たちが引き取ったわけじゃないですか。ペットショップで買ったら悪だけど、保護団体がレスキューして譲渡してもらったらこれが善になるのかっていったら、そうではないと思うんです。どこで生きていても命は命。生体を無理やり増やすことは反対ですが、人間の都合に振り回されて命を落とす犬猫ちゃんをできるかぎり救いたいし、早く新しい家族と出会ってほしい。動物が大好きだからこそ、幸せになってほしいので、私にできることがあるかぎり、長く活動を続けていきたいです」「肉球レンジャー」で出迎えてくれた保護犬たち。たくさんの犬猫ちゃんをレスキューしている「肉球レンジャー」。併設の『299 Cafe』で触れ合うことも。Instagramは@nikukyu.ranger大好きだからこそ動物も心を開いてくれる。実家でワンちゃんを飼っていた経験がある畠山さん。動物と心を通わせるのも一瞬!弱った子が多いシェルターへ、良質なモノを厳選。栄養価の高いペットフードや優れた吸水シートなど、自ら使って良かったモノを選んで、責任を持って活動している信頼の置ける保護団体に寄付している。オシャレな譲渡会モデルの桐山マキさんが主宰するファッションと譲渡会を組み合わせた「WOLF LADY」のイベント。次回は3月9日(土)に「OMOTESANDO WORLD 北青山ビル」で開催。畠山さんも参加し、アクセサリーを販売する予定。はたけやま・ちあき1992年2月10日生まれ、茨城県出身。原宿の古着屋勤務を経て、モデルに。世界の著名フォトグラファーから指名を受けメゾンブランドのビジュアルや雑誌、広告出演など多岐にわたり活動。最近では小学生の娘との共演も話題に。※『anan』2024年3月13日号より。写真・中村香奈子取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2024年03月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第214回目はヨーロピアンのクラプル(Crapule)さま。近所の人からも愛される猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.214猫さまの話をもっと聞かせて!クラプルさまはもうすぐ4歳になる男性猫さま。<クラプルさまが語ります>僕は南仏のペルピニアンという街のアパルトマンに住んでいます。1階なので窓から外に出ることができます。近所の人たちにかまってもらって抱き合ったり、一緒に散歩したり、昼間は外で結構自由気ままにやっています。好き嫌いはなく何でも食べますが(カリカリ、パテ、飼い主が作った料理)、特にカニカママヨネーズやサンドイッチの中身のハムとバターが大好きです。僕の3歳の誕生日にはパテにキャンドルを灯してくれました。でも炎が気になってしまってどうやって消そうか苦労しました。家の中で一番好きな場所は、ベッドかかごの中。おもちゃもたくさんもっています。窓際の水槽に金魚がいるので、毎日観察しています。得意なのは仰向けで寝ることや、浴槽に溜まったお湯を飲むこと。たまにお風呂に入り、ブラッシングしてもらいます。頭や顔を歯ブラシでなぜ回されるともうたまらなく気持ちがいいです。<飼い主から見たクラプルさまとは>私は以前にも猫を飼っていましたが事故で亡くなってしまいました。寂しさに明け暮れた私を見かねて、元彼がプレゼントしてくれたのがクラプルです。名前は悪党“Crapule”と名付けましたがとてもキュートでとても抱きしめたくなる猫です。私にとっては生きているぬいぐるみで、私の子どものようです。特に彼に見つめられるとほうけてしまいます。もちろん同様にクラプルも私を愛していると思います。夜は毎晩寄り添って寝ています。脚の間で眠っている時に足でお腹をなぜ回すととても満足な表情をします。そしてきれい好き!水を飲むときは水道から直接飲んでいます。お風呂場が好きで、私の後を追います。まるで一緒に入浴させてと言っているようです。クラプルがやってきてからは私の人生が変わりました。クラプルは私に幸せとたくさんの愛を与えてくれています。これからも私たちの愛の冒険生活は続きます。ーークラプルさまは毎日を自由気ままに生活しています。家の外でも人気者で、近所の人たちからも愛されています。でも飼い主との一緒の時間は喜びにあふれていて、仰向けストレッチや愛嬌のある行動で、癒しで家の中いっぱいにしてくれているようです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月03日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第213回目はブリティッシュショートヘアのミチカ(Michka)さま。適応能力が高い子猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.213猫さまの話をもっと聞かせて!ミチカさまは生後8か月の女性猫さま。<ミチカさまが語ります>私たちの家はパリにあるアパルトマンです。目覚ましが鳴るとすぐに飼い主たちを起こして遊びを催促します。それからすぐに朝食で、その後飼い主たちと一緒に過ごします。昼間は1日のほとんどを寝ていて、時々遊びます。夕方は元気いっぱいになり夕食を食べ、飼い主たちと一緒に遊び、寝る前には恒例の抱っこが待っています。食事は毎日カリカリとウェットフードを食べますが カリカリのほうが大好きです。おやつはもちろん大好物の『ちゅ~る』。日本製の特別なおやつですね!家の中で一番好きな場所はアパルトマンの階段です。走って上り下りできるからです。そして動くインタラクティブなおもちゃが大好きです。<飼い主から見たミチカさまとは>私はチョコレート色のブリティッシュショートヘアの子猫を探していたので、ブリーダーを探すためにいくつかのfacebookグループに参加しました。希望の子猫を見つけてブリーダーさんに連絡しましたが、すでに予約が入っていました。残念に思っていたところ幸いにも予約はキャンセルとなり、引き取ることができました!子熊に似ているので、ロシア語で子熊を意味する「ミチカ」という名前を付けました。ミチカはスープが大好きなので、私はいつも猫スープを与えて彼女を喜ばせ、水分補給をしています。ウェットフードはあまり好まないようです。ミチカはとても遊び好きで親切で、新しい環境や新しい人々に簡単に適応します。性格は優しく、抱き心地が良いです。ミチカは家中私たちを追って、注意を引き、私たちの近くにいるのが好きです。お腹を上にして面白い姿勢で寝ている時はとても愛らしいです。また、座ったり回転したりするなど、いくつかのトリックを行う方法を知っています。性格は私と同じようにとても頑固で独立心があり、とても遊び好きです。ミチカにとって私の存在は食料源だと思っているようです(笑)。私はいつも猫と一緒に育ちましたが、ミチカは大人になって初めての猫なので、私にとってとても大切な猫なのです。最も心に残る特別な瞬間は、ミチカを迎えに来て家に連れ帰った時でした。彼女はとても小さかったのですが、すぐに私たちに慣れてくれました。電車の中でゴロゴロと喉を鳴らして抱っこ紐の中で眠ってしまいました。今ではミチカなしの私の人生は想像できません。笑いたくないときでも彼女は笑わせてくれます。ミチカは本当に最高の猫です。ーーミチカさまは“子熊”だったり“チョコベア”または“チョコプリンセス”とも呼ばれています。本当にチョコレート色ですね。よく見ると少し縞模様が入っていて、もふもふ具合もたまりません!著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年03月02日・マントを羽織った王者のような風格。・女王様にしか見えない。・愛情ってすごい…。そんなコメントが寄せられたのは、あさみA(@wattant)さんがX(Twitter)に公開した猫の写真。3か月前に、里親募集を見た、あさみAさんの友人が引き取った保護猫の写真が反響を呼んでいます。まずは、引き取ったばかりの頃の、猫の写真をご覧ください。まだ慣れていないからなのか、少し不安そうな表情を浮かべる猫。猫を家族として迎え入れた飼い主さんは、猫の毛を毎日ブラッシングして、栄養価の高いご飯を与えることにしました。すると、毛並みがふかふかになり、見た目に変化が現れてきたといいます。引き取ってから3か月間、たっぷりと愛情を注いだ結果…。気品あふれる美しい猫に変貌したのでした…!なんという貫禄でしょうか…まるで猫界に君臨したような、たたずまいですね。保護猫を愛情もって育てると、「顔付きが変わってくる」とよく聞きますが、ここまでの変化は珍しいでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年03月01日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第212回目はヨーロピアンのアテナ(Athéna)さま。人懐っこくて甘えん坊な子猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.212猫さまの話をもっと聞かせて!アテナさまは生後6か月の女性猫さま。<アテナさまが語ります>私は南フランスにある広いテラス付きアパルトメントに住んでいます。ここはとても快適です。朝、目を覚ますと食事をし、少し遊び、出窓の前にある猫の木に行き、そこで観察して多くの時間を過ごします。それからベッドに行くかクローゼットに行って、長い昼寝をします。その後、甘える時間がやってきます。抱きしめられたり、飼い主が遊んでくれたり…。食事は『japhy』というフランスのブランドを飼い主が注文してくれるのですが、注文には私の名前も入っています。ひとりっ子なので間違うことはないんですが(笑)。毎朝起きたらまずはパテ、日中はカリカリ。ほかのおやつも同じブランドのマグロを使ったおいしいものをいただいています。家の中で一番好きな場所はぬいぐるみと一緒にいるベッドで、猫の木の上も安心できます。飼い主の髪を結ぶシュシュや羽のついた棒で遊ぶのは楽しいです。私は人懐っこくて好奇心旺盛な小さな猫です。でもちょっと怖がり。とっても優しい猫と言われています。<飼い主から見たアテナさまとは>私は小さい頃からいつも猫がそばにいました。アテナは生後約1か月半のときに、匿名で保護施設の前に置き去りにされていました。とても汚れていて、糞尿でいっぱいでした。その後、彼女は養子縁組されるまで社会と交流するために里親養護施設に預けられたのです。捨て猫や虐待された猫を引き取る協会の里親会の日に出会いました。アテナを見たとき、彼女はすぐに私に近づいてきて私の指をなめました、その時私の猫になる事を瞬時に理解しました。アテナはまだまだ子猫ですが、生まれてすぐに母親と別れてしまったので、彼女は私のことを食事を与え、抱きしめ、必要なものを与えてくれる母親と思っているに違いありません。アテナは私を愛しており、彼女が最も信頼できる人と見ていると思います。私には2歳半になる息子がいますが、とても仲良しです。一緒に息子のおもちゃで遊んだり(ほとんど邪魔している感じですが)、お昼寝したりする姿を見るたびに幸福感があふれます。アテナと一緒にいると毎日がとても幸せで、私の人生にはたくさんの喜びがあるのだと感じさせてくれます。そして抱擁とゴロゴロと喉を鳴らすことを聞くことで癒されています。アテナはたくさんの愛を私にもたらしてくれます。私にとっては、とても柔らかくて元気な小さなぬいぐるみなのです。ーーまだまだ子猫のアテナさま。過去の辛い境遇を体験しながらも、優しく甘えん坊の猫さまに育ちました。飼い主からいっぱいの愛情をもらい、ここの息子と一緒に遊んで、お気に入りのおもちゃと快適な居場所を得てストレスのない生活を送る毎日の様子が伝わってきました。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年02月25日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第211回目は番外編、猫さまではなく柴犬のタイヨウ(Taïyo)さま。平日はオフィスに勤務する犬さまの物語【フレンチ猫さま】vol.211猫(犬)さまの話をもっと聞かせて!今回は番外編。犬のタイヨウさまはもうすぐ1歳半の男性犬さま。<タイヨウさまが語ります>僕はパリのサンマルタン運河近くのアパルトマンに住んでいます。このあたりは散歩にも気持ちがいい環境です。平日は、『Maud Caubet Architectes』でハッピネスマネージャーとして勤務しています(笑)。主な業務は、ここで仕事しているスタッフにたくさん撫でてもらい、遊んでもらうことです。クライアントが来たら、愛嬌を振りまくのもお仕事です。お昼時はキッチンで、落ちている食べものを食べるお掃除係も兼ねています。休日は、友だち犬と公園で遊んだり、飼い主の友人とカフェに行ったり、その友人宅で過ごすことが多いです。いつもはフランス産のカリカリを食べています。朝はカリカリのみ、夜はチキンやパテのおかずと共にカリカリを食べています。食は細いほうで、あまりおねだりもしません。でも、たまに事務所にランチのケータリングに来た人の匂いを嗅いだり、お弁当の中身をチェックして問題ないか確認もします。1歳の誕生日にはドーナツ型のチキンとチキンの皮を乾燥させたものにヨーグルトのトッピングをもらいました!が、お腹が弱いので次の日はいち日中具合が悪いようでした(涙)。飼い主は常に2、3種類のおやつを常備していて、毎回違うものが登場します。少し大人になってからは、ウェット系のおやつが好きになりました。でも煮干しも大好物!小さい頃から食べている大好物のビスケットは、毎日事務所で2、3枚いただいています。時々カモの首を乾燥させたものや牛のアキレス腱を乾燥させたものをおやつにしています。余計なものは入っていない自然のものですし、食品ロス問題の解決に少しは貢献できていると思っています。好きな居場所は事務所のド真ん中。みんなを見渡すのが大好きです。事務所にある高額なラグの上でお昼寝するのも大好き。ここに来て初めての頃は、このラグを噛んだり引っかいたりして、スタッフのみんなにたくさん怒られていました(笑)。おもちゃはボール!あとは、街に落ちている木の枝です。フェルトでできた建築内装のサンプルも大好きです。<飼い主から見たタイヨウさまとは>『Show Animal』のサロンに遊びに行き、秋田犬を紹介しているブリーダーさんと出会いました。柴犬も扱っているということで、タイヨウの母の妊娠が確定した時点で連絡をいただきました。タイヨウが私にとって初めてのワンコですが、子犬から育てるのがこんなに大変だとは知りませんでした…。子犬のタイヨウを迎える前から、数人のドッグトレーナーにお世話になりました。7か月過ぎた頃から2か月くらい、幼稚園にも行かせていました(笑)。元々の経緯としては、私が現在の職場で働く前から、事務所でマスコット犬を飼いたいとの希望があったようです。たまたまその話が出た時に、事務所に連れてきてOKなら連れていきたいと願い出ました。それからはいろいろなすったもんだがありましたが、友人の柴犬を8日間事務所に連れて行くテスト段階まで漕ぎ着けました。フランスは労働基準法で、同じ空間で働いている人全員の同意がなければ事務所で犬は受け入れられません。事務所はオープンスペースなので、全員の承諾が必要でした。友人の柴犬とは、本当に素敵な時間を過ごすことができました。そこから子犬探しが始まって、『leboncoin』や『SPA』でも探しましたが、『leboncoin』では詐欺にあいかけました…(苦笑)。もちろんマスコット犬のアイデア自体も白紙にもなりかけました。そして『Show Animal』に行き貴重な出会いができたのです。タイヨウは皆に愛される術を知っているのか(笑)、人懐っこいです。遊ぶのが大好きなワンパク君です。事務所では、元気のない同僚の横に居たり、ストレスを抱えた同僚に寄り添ったり、優しいいち面もあります。特技は人間に取り入る(?)事!どんな人にもかわいがられています。会社の並びの商店でもアイドルちゃんです(笑)。特技かはわかりませんが、本当によく寝ます。朝は、私が出社する直前までベッドの中で寝ています。同僚20人を家族だと思っているようで、私のことは、ご飯をくれる人くらいにしか思ってないかもしれませんね。一番楽しかったエピソードは、彼は交通機関(電車や地下鉄)が好きではないので、休みの日に車でブルターニュまで行った時のこと。他のワンコと一緒に行ったので心配していたのですが、車内や宿泊先では仲良く過ごしてくれました。干潟では見えなくなるほど遠くまで走っていったり、とても楽しそうでした。帰りの車内ではグッスリ寝ていたのですが、パリに入った途端に日常に戻った事を痛感していました。タイヨウが1歳になってすぐに、私は3週間ほど日本に一時帰国していました。タイヨウは友人や同僚など3家族に預けられ、リレー式で3週間を過ごしていました。子どもや猫、違った環境で過ごして少し成長したのかもしれません。私がお迎えに行った時は、喜ぶ前にキョトンとしていました。そして、ヒコーキ耳になって喜んでくれたのは、彼と過ごして初めてのことだったかもしれません。彼との思い出は、日々ありますが、彼と私というより、彼のおかげでまわりとの思い出がたくさん増えているように思います。彼との生活は始まったばかりなので、これから思い出をたくさん作っていこうと思います。少しずつできることが増えたり、成長を見ているのは本当に楽しいです。ーー初めてタイヨウさまに会った時から私も彼の虜になりました。事務所に伺った時出迎えをしてくれて、帰る時も見送ってくれたのです。飼い主が働いているのは建築事務所なのですが、タイヨウさまはここでスタッフの癒し、掃除(笑)、時にはムードメーカーやガードマンとしてちゃんと仕事に徹しているようです。海が好きなのはノルマンディー生れだからでしょうか?海とタイヨウ(太陽)の組み合わせ、砂まみれになった姿のポートレイト写真可愛いですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年02月24日ワタナベエンターテインメント所属のお笑い芸人・サンシャイン池崎が22日、自身の愛猫とのYouTubeチャンネル「ふうちゃんらいちゃんねる」で生配信を実施。同チャンネルの必要経費を除く収益の全額計718万5926円を寄付したことを報告した。今回の寄付は、前回2021年2月に、NPO法人 猫の森に寄付をして以降の収益(必要経費を除く)。NPO法人 猫の森へ300万円、公益社団法人 石川県獣医師会 令和6年能登半島地震動物対策本部へ418万5926円を寄付した。猫の森は、現在施設にいる保護猫たちのために、また新しいご縁を結ぶことが難しい老猫たちがのんびり暮らすことのできる環境作りや、災害時・緊急時に受け入れのできる環境作りのため、新しい保護施設を作っている。石川県獣医師会 令和6年能登半島地震動物対策本部は、能登半島地震による被災動物の救護活動及び被災された飼い主への飼育支援活動を行っている。池崎は「この度『ふうちゃんらいちゃんねる』の必要経費を除いた全ての収益を寄付しました。寄付先は、・保護猫ちゃんのために『NPO法人 猫の森』に3,000,000円・震災でかわいそうな思いをしている動物たちのために、少しでも役に立てばと公益社団法人 石川県獣医師会 令和6年能登半島地震動物対策本部に4,185,926円です。『ふうちゃんらいちゃんねる』をご覧くださっている皆様、本当にありがとうございます」とコメントしている。【編集部MEMO】サンシャイン池崎は、1981年10月9日生まれ、鹿児島県鹿屋市出身。YouTubeチャンネル「ふうちゃんらいちゃんねる」では、愛猫の風神と雷神との日々を発信。2匹のかわいい動画から、ボランティア活動や動物保護団体の現実など様々な動画をアップしている。
2024年02月22日毎年2月22日は、2・2・2でにゃん・にゃん・にゃんと猫の鳴き声にちかい語呂合わせから、日本では猫の日に制定されています。そこで、ananwebでフランス在住のカメラマン松永学さんによる人気連載「フレンチ猫」さまの中から特に人気の高かった猫さまたちの物語を22(にゃん・にゃん)本紹介!個性あふれる猫さまたちに癒されてください。1. “悩殺ポーズ”をきめる保護猫出身の子猫さま飼い主の好きな花の名前から名づけられたピオニーさまは(Pyonee)2021年5月生まれの女性猫さま。飼い主はピオニーさまの一番かわいいところは舌を出すところと言っていました。まんまるの目に舌出し!やられてしまいました。洋服のフィッテングにも立ち合わせていただきましたが嫌な顔もせずにいました。将来はファッションショーのランウエイでキャットウオークするかもしれません。※ 取材・文Manabu Matsunaga※ 2022年2月11日配信2. やんちゃな仕事ぶりが評判の“アパートの管理人”猫さま太陽のように輝いてほしいとと名付けられたサン(SUN=太陽)さまは2歳のやんちゃな男性猫さま。得意技は窓から出て手すりの上で中庭の人々を監視すること。最初のうちは飼い主は落ちないか心配していたけど、最近はほっとかれています。※ 取材・文Manabu Matsunaga※ 2022年2月13日配信3. 大病を克服した14歳の猫さま飼い主が8歳の誕生日に親からプレゼントされたテトさまは、14歳のマダム猫さま。大きな病気をして家族を心配させました。体重もきっと減っていたに違いありません。最初から、手術をしても効果があるかどうかはなんとも言えない、と説明されていたので、元気に退院する時に獣医さんから「ちょっとした奇跡ですよ」と言われました。※ 取材・文Manabu Matsunaga※ 2022年2月19日配信4. 傷心の飼い主を癒した猫さまたちパーリーは4月16日に3歳になるバリニーズ種の男性猫さま。ライチュウは女性で、メインクーンラグドールのミックスで1歳4か月です。パーリーさまとライチュウさまの飼い主は長年一緒にいた最愛の猫さまを亡くし、心が閉じてしまいました。そんな彼女を変えたのはパーリーさまの誠実な愛だったそうです。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年3月26日配信5. 保護施設出身のそっくり双子猫さま今年の2月で生後6か月になった兄弟キュリーさまとネモさまは見分けがつかないほど似ていました。飼い主は保護猫団体にたくさん猫が保護されているのを知り、少しでも貢献したいとの思いで、連絡をしたそうです。たくさんの猫がいる中で段ボールに入って遊んでいた僕ら兄弟を引き取ることにしたそうです。いつもいる場所はキリンキャットツリー、寝る時はいつもふたりでくっついています。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年5月1日配信6. 喉を鳴らしまくる寂しがり屋な男性猫さまシャルトリュー種のリオさまは2歳の男性猫さま。小さな丸い頭と、とてもに柔らかい毛並みがチャームポイントです。夜は飼い主と一緒に寝るのが1番の幸せ。夜に喉を鳴らしながら自分自身を安心させます。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年5月24日配信7. ピンクのお鼻がかわいい自由気ままな猫さまハナさまは2歳の女性猫さま。ベタベタされることと抱っこは苦手です。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※2022年6月25日配信8. みんなを笑顔にする猫を被った芸人さんのような猫さまムッシュ・ル・シャさまは4歳半の男性猫さま「抱っこ」と言われればスリスリするし、食事前の「お座り」という言葉も覚えました。特技は蟹のように横に走れること。みんなを大いに楽しませることができる芸人です。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年6月14日配信9. もっふりボディが自慢のツンデレ猫さまスイカさまは1歳の男性猫さま。「Suicaカード」はなんだか知らないけど、そこから名前をつけたらしいです。果物のスイカのようにふくふくとした猫なので、みんなには名前負けしていないんだと自慢しています。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年8月7日配信10. 目がゴージャスで表情で魅了する猫さま白茶トラ猫さまのティグルさまは2歳の男性猫さま。特技はかくれんぼ。耳を下げて、完全にみんなの前から消えるのが得意です。そして、自慢の目は絶対にゴージャスに見えるはずです。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年10月1日配信11. 前脚が長い甘えん坊な猫さまスコティッシュストレートのロメオさまは、2歳の男性猫さま。留守番中はよく眠り、少し遊んでいます。飼い主が家に帰ってくると、嬉しくて嬉しくてたまりません。たくさん遊んでくれるし、たくさんの言葉もかけてもらいます。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年10月16日配信12. 抱っこを求めるサインがかわいい甘えん坊の猫さまルーキーさまは、2歳の男性茶トラ猫さま。飼い主と寄り添って遊ぶのが大好きで、犬のように振る舞います。素敵で柔らかい毛並みは自慢です。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年10月22日配信13. 週末の特別なごちそうが楽しみな猫さまミリアさまは1歳の女性猫さま。週末は飼い主と一緒にチキンのローストをいただくのです。そんな訳でいつも週末が来るのが待ち遠しいのです。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年10月30日配信14. 正面はハチワレ、後ろ姿は別猫な猫さま黒が多めなカチュスさまは5歳の女性猫さま。柄は、白よりも黒が多いので真後ろから見ると黒猫に間違われがちです。昆虫、クモ、鳥、などを狩るのが大好きです。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年11月6日配信15. 皆が「芸術的」と称賛する猫さまローリーさまは、もうすぐ3歳になる男性猫さま。得意なことは、人とのコミュニケーション。よく喋り、何百万もの異なる声のトーンを使い分け、何を望んでいるのかを伝えることができます。俳優のようだとも言われています。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年12月18日配信16. シルクのようなコートが自慢のイケメン猫さまフィリベールさまは4歳になる男性猫さま。自然の中を散歩するのが大好きで、リードをつけていろいろなところを歩きます。もちろん飼い主との旅行も家の中も大好きです。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年12月24日配信17. 大きなフワフワボールみたいな猫さまパタプウフさまは5歳の男性猫さま。飼い主が仕事に出掛ける前、一日中元気でいられるように、朝のごちそうをたくさん食べます。夜中もお腹が空くので、カリカリを常備してもらっています。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2022年12月31日配信18. 貫禄がすごい世渡り上手なおじいさん猫さまトラさまは14歳の男性猫さま。巷ではもうおじいちゃん世代と言われています。ほぼほぼ一日中いびきをかいて寝ていますが、それも健康の秘訣かもしれません。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2023年1月8日配信19. 小さなアライグマのような猫さまスカイ-ウィさまは1歳の男性猫さま。飼い主達が仕事に行くと、キャットツリーに登って落ち着き、飼い主が戻ってくるまで1日中眠っています。お気に入りのおもちゃはティッシュ入れについているプラスチックのボタン!派手なおもちゃは必要ありませんよ。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2023年1月22日 配信20. 謎に包まれた過去をもつ猫さまブレイクさまは5歳の男性猫さま。家の中で一番好きな場所は通りに面した窓際。ニャルソックしています。性格は抱っこ好きで、甘え上手。チャームポイントは目元で、視線(目つき)がとても優しいと評判です。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2023年4月15日 配信21. 貫禄のあるお腹が見事な猫さまブブさまは2歳の男性猫さま。ヨーグルトの蓋のおこぼれなどを舐めたり、娘にキツく抱っこされる時に必死に爪を出さないよう我慢するのは僕のお仕事です。飼い主たちの就寝時間になると、僕は猫トイレに近い自分の寝床で就寝です。※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2023年4月16日配信22. フワコロフォルムがたまらない猫さまタンゴさまは1歳の男性猫さま。性格はとても良いと言われています。毛が柔らかくて抱きしめやすく、飼い主が話しかけると反応します。完璧な猫とも言われます!著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!※ 取材、文・Manabu Matsunaga※ 2023年5月14日配信猫さまの物語に癒されたツンデレ、抱っこ嫌い、食いしん坊、甘えん坊…猫さまにもさまざまな性格があって、本当に興味深いですよね。これからも素敵な猫さまを紹介するので、どうぞお楽しみに!※この記事に登場した猫さまの年齢はすべて取材当時のものです。
2024年02月22日犬と並んで、人気の高い動物である「猫」。2月22日は、猫の鳴き声を連想させることから「猫の日」とされていますね。そこで今回は、気になる猫を選んで「あなたの無意識なあざとさ」がわかる心理テストをご紹介します。Q.次のイラストのうち、どの猫に惹かれますか?A:三毛猫B:白猫C:黒猫D:アメリカンショートヘアあなたはどれを選びましたか?さっそく結果を見てみましょう。この心理テストでわかるのは?「無意識なあざとさ」深層心理において“猫”は、自由きままな様子や隠れた欲望を表す動物。そして、気になる猫には、秘めた自分自身の行動や思考パターンが投影されます。そのため選んだ答えから「無自覚なあざとさ」をあぶりだすことができるのです。A:「三毛猫」を選んだあなた……自由を愛しているだけ! あざとさは低め気まぐれで自由を愛するタイプと言えば、この答えを選んだ人。オンオフとも周りの目を気にせず、いつも自分のやりたいように動く傾向があります。一見あざといタイプに見られることも多いですが、あなたはあくまで自分の心に素直に行動しているだけで、周りを思いのままに操ろうとは思ってもいないはず。そのため、このタイプのあざとさは意外に低め。パッと見の印象であざといと感じていた相手も、付き合いが深まるにつれて、それが勘違いや誤解だったと気づくはずです。B:「白猫」を選んだあなた……頼りなげな演出であざとさMAXこの答えを選んだ人は、甘え上手で頼りなげな雰囲気を漂わせるのが得意なタイプ。男女問わず、とにかく“守ってあげたい”という保護本能をくすぐる存在と言えます。無自覚かもしれませんが、それはあなたの計算かも。か弱い自分を演出して、周りからのサポートやエールを引き出そうする一面があるようです。中にはそんなあなたを目の敵にする人もいるので、無意識ならなおのこと、足を引っ張られないように気を付けてください。C:「黒猫」を選んだあなた……あざとさは平均レベルの不思議キャラ一瞬で人の本音や真実を見抜いてしまうような鋭さを持ったあなた。それでいて、意外に人懐っこい一面もあるため、不思議な人と思われることが多いかもしれません。何を考えているかわからないところがあり、あざといと思われることも少なくないよう。ですが、実際のあなたのあざとさは平均レベルと言えます。無意識に人を欺こうとしたり、優位に立つために策略を練ったりするようなずる賢さはないでしょう。ただ、本当に叶えたい夢や目標があるときは、甘えて自分の望む方向へと誘導するなど、意識してあざとさを発揮することも必要かもしれません。D:「アメリカンショートヘア」を選んだあなた……みんなを楽しませる人気者で、あざとさも高めあなたは、茶目っ気たっぷりで楽しいタイプ。一緒にいる人たちは、一瞬であなたのキュートな魅力の虜になってしまうでしょう。あなたのあざとさは、かなり高め。やりたいことや欲しいものがあるときは、相手に悟らせずに上手に誘導して、自分の意のままにしてしまうのもお手のモノでしょう。ただし、恋愛においては、そのあざとさが諸刃の剣になることも。特に好きでもない相手に思わせぶりな態度を取ったり、気を持たせるようなことを言ったりするのは、やめたほうがよさそうです。おわりに“あざとい”とは、ずるくて抜け目がないという意味で使われることも多い言葉。とはいえ、活用の仕方次第では魅力的と思われたり、よりよい人生を送るための武器になったりするもの。今回の診断を参考にして、ポジティブな未来を引き寄せてくださいね。©CallMeTak / PIXTA(ピクスタ)文・月風うさぎ
2024年02月19日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第210回目はヨーロピアンのシフ(Shifu)さま。とにかくハグが大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.210猫さまの話をもっと聞かせて!シフさまは9歳の男性猫さま。<シフさまが語ります>僕はパリ市内にある小さなアパルトマンで暮らしています。一晩中穏やかにすやすやと眠り、飼い主たちと同じ時間に起きます。それから窓際で新鮮な空気を吸ったり、朝食に小さなムース状のパテを食べます。飼い主がヨガをしている時以外は昼寝をします。昨年友人をふたり亡くして以来、僕はあまり遊ばなくなりました。今年はとても大変な年で、まだ仲間がいない生活に慣れていません。でも飼い主たちは僕を刺激するためなのか、おもちゃや箱、猫ポールなどを使って僕の好奇心をくすぐるように毎日最善を尽くしてくれています。夜、飼い主たちが映画を見るとき、僕はいつもソファで飼い主に抱きつき、それからパパの脚の間に寄り添って寝ます。寝る時間になると、飼い主のお腹の上に座って、電気が消えるのを待ちます。部屋が暗闇に包まれると、部屋から出ていくか、飼い主たちの足元に横たわります。キッチンカウンターの高いところにある楽しいボウルに、セルフサービスのカリカリが入っています。だから僕は毎日運動が欠かせません!あまりグルメではありませんが、アマゾンナッツが大好きです。食べ物やおやつにとてもうるさいのです。最近、猫用の小さなケーキを作るための粉末製剤を提供する『Popotte』というブランドを発見し、とても気に入っています。時期や季節によってお気に入りの場所がいくつかあります。寝室のキャットツリーだったり、ベッド、ソファ、リビングルームの窓辺のハンモックなどです。包み込まれるような柔らかいクッションも大好きです。ここ1年間、お気に入りのおもちゃは布製のクリスマスツリーでした。またたびを詰めたフェレットのぬいぐるみで緊張をほぐすのも大好きです。<飼い主から見たシフさまとは>私の名前はマリオン・ルフィエです。猫を専門とする行動学者で、猫に関する数冊の本の著者でもあります。また、サイト『absolumentchats.com』の創設者で、メディアのコンサルタントもしています。私が小さかった頃、両親は動物を飼いたがらなかったので、私はひとり暮らしをして猫を引き取ることができる日を夢見ていました。昔から猫が大好きだったのです。ソウイプ、シジュウカラ、プーポウの3匹に加え、2014年にシフが私たちの生活に加わりました。本当に素晴らしい猫たちでした。それぞれが非常に異なる性格をもっていますが、全員がとても親切でした。今はシフだけと暮らしています。彼はおそらくベンガルの遺伝子をもっているオスの野良猫です。出会いはシジュウカラとプーポウ(昨年亡くなりました)が一緒にいた協会のホストファミリーとしてです。ある日、私と夫は数日間だけ滞在させる予定でシフを迎えに行きました。しかし、彼がキャリーバッグから出てきた瞬間、彼と私たちは一瞬で好きになったのです。彼は決して私たちから離れませんでした!シフは誰からも愛される愛らしい猫です。彼はとても好奇心旺盛で、家に来客があると、とても喜びます。そして私にとても優しく接してくれます。本当に優しい心の持ち主ですね。私はとても幸運です!シフの特技は本当に私に信じられないほどのハグをしてくれる事。それをどう説明したらいいのかわかりません。私は毎日猫と一緒に幸せなエピソードを経験して、十分幸運だと言えます!シフは写真を撮られるのも大好きです。シフは私のソウルメイトです。初日からそう感じていました。私は時々、彼が漫画の中ではどんなキャラクターになるだろうかと想像します。私には彼が1930年代の小さな記者のように見えます。なぜなら、彼はあらゆることについて「詳しく」なりたがって、みんなの後を追いかけたり、バッグの中を調べたりするのが好きだからです。彼は路上で新聞を売る少年になることもできます。なぜなら、彼は遠くからでも聞こえるニャーという鳴き声をもっており、自分の声を聞かせる方法を知っているからです。私はシフを非常にハンサムだと思います。私は彼の毛並み、頭、口がとても猫らしくて大好きです!そして彼の性格はとても優しく、私は彼の胸を撫でるのが大好き、とても柔らかいです!彼は穏やかで、自分の意見を伝える方法を知っているのです。他の2匹の猫が亡くなって以来、私たちは何かに少し迷っているのです。だから私たちは一緒に時間を過ごします。それでも彼は私が十分に撫でていないと感じているようです(笑)。私は仕事をしているので、いつも彼を抱きしめることはできません。でも、私が彼をとても愛しているのと同じように、彼も私をとても愛していると思います。それはふたりにとって素晴らしいラブストーリーです。彼は私にたくさんのものを持ってきてくれます。それに、私のすべての猫(そして猫全般)はいつも素晴らしいインスピレーションの源です。彼らに敬意を表して「猫のように賢く幸せになるための小さな箱」(コントル・ディレス版)という本を作りました!毎日をより良く生きるために猫からインスピレーションを得る方法です。シフからの最大の学びはマインドフルネス、今この瞬間を生きることです。私たちが抱き合うとき、それは機械的なものではなく、私は彼と一緒にいて、肌に彼の毛皮の一本一本を感じます。私はすべての愛撫を味わいます。猫は私たちに、自分の感情を抑圧するのではなく経験すること、自分の性質に耳を傾けること、遊ぶこと、他人の視線をからかうこと、無条件に愛することを教えてくれます。それらのリストはとても長いです…!ーー昨年シジュウカラさまとプーポウさまが5か月違いで亡くなったことは、まだ飼い主の中で痛みが続いています。彼らを手放すのはとても辛かったし、今でも当時のことを思い出すそうです。彼らが息を引き取り、そして体が冷たくなり、埋葬される体験してからは(実家で飼い主の父は彼らのために石碑を作り、田舎に行くときはそこに弔問に行くそうです)、シフさまが亡くなるときににどうやって別れを告げるか想像する準備ができないと。2名の愛した猫さまのときと同じように、注意深く完全でありたいと思っているので、彼を苦しめたり、利己的になったりしないようにしたいと思うとおっしゃっていました。抱っこ好きなシフさまは本当に幸せですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年02月18日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第209回目はヨーロピアンのナラ(Nala)さま。森のお散歩が大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.209猫さまの話をもっと聞かせて!ナラさまは4歳の女性猫さま。<ナラさまが語ります>私は森の端にある小さな家に住んでいます。家のすぐ横が森なので、飼い主とよく散歩に出かけます。1日の日課は食べて寝て遊ぶ、時たま動物を見つけたら追いかけます。『ピュリナ』のカリカリとウェットフードを食べますが、おやつにヨーグルトを舐めるのが至福の時間です。家の中で一番好きな場所は飼い主のパートナーのソファまたはオフィスチェアです。特技はかくれんぼをすること。飼い主が庭仕事の時は付き添い、お気に入りの場所を探します。心地いい場所を見つけたらそこで居眠りします。みんなからはとても遊び心がある猫と言われています。<飼い主から見たナラまとは>2023年末に猫協会に保護されたナラは、どうも前の飼い主が飼うことができなくなってしまったようです。私たちは彼女が保護されてから2週間後に養子にしました。最初に会った時、私たちはナラの顔に惚れました。そして私たちが養子基準をクリアできることがわかり、家族の一員になりました。ナラが来る前から12歳の赤トラのオス猫がいたのですが、ナラが到着してから数か月後に私たちの元を去ってしまいました。その間は一緒に森を散歩したり、とても仲良くしていました。来たばかりの頃のナラは私たちに慣れるまでに時間がかかりましたが、今ではべったりです。ナラのかわいいところはニャーと鳴いたり、クーと鳴いたりする時です。その時の表情がたまらないんです。ナラと私の共通点は森の中を歩くのが好きなことで、時間があれば一緒に散歩に出かけています。行き先はわからなくても迷わず一緒に歩く!私たちがナラを連れ出すと、彼女はごきげんになるということがわかります。そしてナラはいつでも私たちといっしょにいることで安心しているようです。休んで景色を眺めたいときは、バックパックの中に入れています。森歩きの時はいつも背負っています。ナラは私たちに愛とたくさんの笑いをもたらしてくれます。我が家のもう一匹の猫はナラの到着後1年も経たないうちに家を出てしまい、もうナラと一緒に遊べないことに心を痛め、辛かったです。でも今はナラがいて、私たちはナラに幸せで充実した人生を送ってもらいたいし、一緒にいてできるだけ彼女にたくさんのことを発見してもらいたいと思っています。ーーナラさまはとても遊び心がある猫さま。他の猫にアタックされて入院もしたことがあるそうです。そのため最近はリードをつけての散歩になったとか。けがの後は家の中で安静にしていた時期がありましたが、今では元気に森に出かけているそうです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年02月17日皆さんは、迷い犬を保護したことはありますか?今回は「保護した迷い犬」にまつわる物語とその対処法を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。泥だらけの迷い犬を保護した話主人公は一人暮らしで犬を飼っています。ある日の帰宅途中、泥だらけでうずくまる迷い犬を見つけました。もとの飼い主が見つかるまで、その迷い犬を保護することにした主人公。しかしなかなかもとの飼い主は見つかりません。ある日、主人公が先住の犬と迷い犬の2匹を連れて散歩をしていると…。同じように犬を散歩させていた男性が飼い主を知っていると言い、一緒に飼い主に会いに行くことになりました。飼い主に会いに行くと…飼い主は「新しい犬を買ったから、その犬はもういらない」と言い放ったのです。「酷すぎる!」と思った主人公は「この犬を飼う」と飼い主に伝えます。すると飼い主は「50万円でいいわ」とお金を要求してきました。出典:エトラちゃんは見た!飼い主のまさかの返答に主人公は絶句してしまいます。しかし男性は「わかりました。後日また話し合いましょう」とあっさりと了承しました。主人公が「非常識な提案を受け入れていいんですか?」と男性に尋ねると…。「考えがあります」と言う男性。後日、レストランでの話し合いで、相変わらず「大人しく50万円払え」と言ってきた飼い主。しかし次の瞬間、後ろに隠れて座っていた人物が飼い主に激怒しながら間に入ってきたのです。突然の出来事に、主人公は驚いてしまうのでした。話し合う新しい犬を買ったからといって前の犬を飼うことを拒否するなんて、絶対にしてはいけないことでしょう。そんな飼い主に犬を任せたくはないですが大金を支払うのも間違っていると思うので、納得いくまで話し合うのがよいですね。(40代/女性)弁護士や動物愛護団体に相談してみる飼っていた犬の飼育を放棄していたのに、金銭を要求してくるなんて悪質すぎます。お金が絡んでいることなので、弁護士や動物愛護団体に相談してみるといいかもしれません。(30代/女性)※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。
2024年02月16日