3匹の猫と暮らしている、ナディア・フセイン(wildinthewolds)さん。彼女がTikTokに投稿した、愛猫たちの動画に注目が集まりました。ある朝、キッチンの食器棚の中にしまってあったパンを、猫が取り出していたのだそう。パンが置いてあった棚は猫たちの身長よりもかなり高い所にあり、扉も付いています。「猫たちは一体どうやってパンを取り出したのだろう?」不思議に思ったナディアさんは、その日の夜にキッチンの様子を撮影することにしました。すると、カメラに映っていたのは…!こちらをご覧ください。@wildinthewolds This is the cupboard where we keep our bread ~ Last night we wondered how the cats got the bread out of the cupboard ~ Now we know… • • • #siamesecat #siamese #naughtycats #cats #petlover #catsfunnyvideos #catsoftiktok ♬ Mission Impossible Theme (Movie Trailer Mix) - Dominik Hauserキッチンに集まっている3匹の猫たち。そのうちの1匹が食器棚の中のパンに狙いを定めています。次の瞬間、猫が食器棚に向かってジャンプ!扉にぶら下がって開けることに成功しました。そして、あっさりと棚の中に飛び込む様子が映っていたのです。食器棚に入るまでにかかった時間はわずか11秒間。まさに手慣れた犯行です!この動画のコメント欄は、爆笑の絵文字だらけになりました。・これはウケる!・組織的なギャングです。・シャム猫は賢いよね。チームワークの勝利だ。・『忍者猫』を決してあなどってはいけない。ナディアさんは、猫が扉にぶら下がるシーンでたまらず吹き出してしまったのだとか。こんなにも見事に盗まれてしまっては、きっと注意する気も失せてしまったことでしょう。猫による『華麗なるパン泥棒』の瞬間は、多くの人を笑わせてくれました![文・構成/grape編集部]
2024年07月24日日本全国で迷子猫の捜索・保護活動を行う株式会社キャットバンク(本社:東京都中央区、代表:川野 努)は、地震で猫が脱走するトラブルを未然に防ぐ「ペット防災」についてブログなどで情報発信を2024年7月20日から始めました。情報発信ブログ 迷子の猫ちゃん110番 【意外と知られていない地震後に増える猫の迷子】地震などの大規模災害で起こる意外なトラブルが、猫の迷子です。あまり知られていませんが、大規模な地震が起きた後は、地震に驚いた猫が家を飛び出して迷子になってしまい、家族の元に帰れなくなるトラブルが多くなります。今年の元旦に起きた能登沖地震でも、猫の脱走が相次ぎ、被災地で猫を探している家族のニュースが多く報道されました。また、過去の阪神淡路大震災や東日本大震災の時にも迷子の猫が多く発生し、多くの保護団体が現場を訪れ捜索を行いました。今年に入ってから日本各地で大型の地震が相次ぎ、さらには甚大な被害をもたらす南海トラフ地震の発生も懸念されている今、大切な家族である猫の災害対策を考える人が増えています。【能登沖地震でも5匹の迷子猫を保護】キャットバンクは迷子猫を専門に捜索、保護するサービスを行っています。元旦の能登沖地震では直後から問合せが急増しました。石川県の七尾市や志賀町、震度5以上の富山県や福井県に捜索員を派遣し5匹の迷子猫の保護に成功しました。これらの経験からペット防災のことも考えるようになり、地震で猫が脱走するトラブルを未然に防ぐ情報発信も行うようになりました。猫が地震の時に脱走しないための最も効果的な方法は、普段から猫が過ごす空間の窓や扉を開けっぱなしにせず戸締りの習慣をつけることです。地震に驚き隠れてしまった猫が見当たらなくても、必ず家の中にいる確信が持てるので飼い主が落ち着いて行動できます。それでもなお、猫が脱走してしまい自分で探したけど見つからない場合は、猫の行動心理学を学んだプロのペット探偵による捜索サービスを利用すると早く見つかります。利用者の声「能登沖地震発生時に依頼したところ、翌日には来てくれました。家族総出で一日中探しても見つからず気が気じゃなかったけど、作業開始したその日の夜に発見され無事保護されました。もう会えないのではないかと絶望していたので、プロにお願いして本当によかったです。」【対策をすれば迷子猫は減らせる】キャットバンクは、「迷子猫をゼロにする!日本一、迷子猫に頼られる会社になる」を理念に猫専門のペット探偵として総勢17名の捜索員が全国展開で迷子猫の捜索サービスを行っています。2023年2月の会社設立から、1年間で寄せられた迷子猫の相談は3,000件以上、その内、600件以上の捜索依頼を受け、500件以上迷子猫を保護し家族の元に帰すことに成功しています。解決率83%以上の実績とノウハウで、迷子猫を捜索するプロのペット探偵です。代表の川野より「日本で暮らしている以上、地震という災害から逃れることはできません。でも、防災に備えた知識を持っていれば、かなりの確率で地震による猫の脱走は減らすことができます。大切な家族である猫の命を守ることにも繋がるので、戸締りを意識してもらうだけで地震による猫の脱走は防げます。」《日本全国に対応:猫専門のペット探偵》料金: 3日間の猫捜索(24時間)128,000円(税込)URL : 【会社概要】会社名 :株式会社キャットバンク代表 :川野 努本社 :〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス2F事業内容:ペット探偵 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年07月24日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第253回目はヴィスリス(Viserys)さまの登場です。毛玉のようにふわふわな赤ちゃん猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.253猫さまの話をもっと聞かせて!サイベリアンのヴィスリスさま(別名はヴィヴィ)は生後5か月の男性猫さま。<ヴィスリスさまが語ります>私はパリのアパートに住んでいます。とても活発で、朝飼い主が起きると一緒に行動します。遊び好きなのですがすぐ電池切れになるので、一日のほとんどを寝て過ごしています。主食は『ロイヤルカナン』のサイベリアン子猫用のカリカリを1日2回、スライスした鶏肉を『ロイヤルカナン』の子猫ソースに浸して食べています。おやつはオーガニックフェリシェフと魚。いろいろなものを少しずつ食べています。好みの場所はテーブルクロスの下で、ダイニングテーブルの椅子に座るのが大好きです。猫の木の中にいるのも大好きです。2つのお気に入りの場所は、羽のついた止まり木とトンネルです。<飼い主から見たヴィスリスさまとは>ヴィヴィの前には猫を飼ったことがありませんでした。ヴィヴィは、2024年2月17日にノルマンディーの、動物の世話をし、良好な環境で飼育する素晴らしい繁殖農場で生まれました。彼は母親、兄、妹と一緒に育ちました。生後1か月の時に会い、生後3か月の時にお迎えに行きました。ヴィヴィはとても抱き心地がよく、とても愛情深い子猫で、私に寄り添うことを必要としています。彼は抱っこが大好きです。とても遊び心があり、社交的でもあります。彼は世界で最も美しい猫で、私の注目の中心であり、私は彼を深く愛しています。非常に特殊な柔らかい被毛はとてもふわふわで、明るいベージュ、明るい赤、茶色の色合いで、黄色の目もチャーミングです。私たちはとても似ています。ヴィヴィは明るく少し赤みがある毛皮で、私は肌が白く、赤毛です。また、同じ性格をしています。彼と同じように、私もとても優しくて、敏感で、愛情深いです。私に対するヴィヴィの態度を考えると、彼は私を母親だと思っていて、私を頼りにしていて、信頼しているのだと思います。寝るときに私の近くにいるのが大好きです。彼は私の隣に横たわり、頭を私の上に置き、足を私の手に乗せていると安心するようです。そうされると、私は大きな愛を感じます。毎日私にたくさんのものをもたらしてくれます。彼は私に愛を与え、この大都市(パリ)での孤独を和らげてくれ、私を安心させ、落ち着かせてくれます。私は昔から動物が大好きで、その動物たちに良い生活を与えられることが私にとってこの上ない幸せです。ーー飼い主にはヴィヴィさまが来てからは、目の前が明るくなったようです。性格も似たもの同士、母親というよりきょうだいのような関係ですね。ヴィヴィさまはまだまだ子猫さまですが、この夏が過ぎたら元気で活発な猫さまになるでしょう。もっともっと飼い主を喜ばせるのは間違いありませんね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年07月21日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第252回目はルナ(Luna)さまの登場です。お母さん(飼い主)にべったりな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.252猫さまの話をもっと聞かせて!ヨーロピアン・シャム交雑種のルナさまは1歳の女性猫さま。<ルナさまが語ります>私たちは柵で囲まれた庭のある一軒家に住んでいます。私はとても遊び好きです。まだ若いので日中はたくさん遊んで、飼い主がいないときは寝ています。食事は『ピュリナ プロ プラン』のカリカリと『ピュリナ ワン』のパテをいただきます。カリカリは一日中無制限です。おやつは『ウィスカス』のキャンディーです。家の中で見つけることができる小さな昆虫を狩ります。家では飼い主がいる場所にいるのが大好きです。リビングルームにいればそこに、寝室にいれば私もそこにいます。それ以外の場合、リビングルームの毛布と一緒にクッションを置いているところでくつろいでいます。遊びは転がるおもちゃ、ボール、ネズミが大好きです。<飼い主から見たルナさまとは>私たちがルナに出会ったのは動物保護施設で、彼女の名前は「コロンビイン」でした。彼女を迎え入れたのは4か月前なのですが、彼女は私のことを母親だと思っていると思います。ルナは家の近くの路上に捨てられていたところを発見されました。保護施設で彼女を見たとき、私たちは保護施設に寄付するしかありませんでした。私たちはすぐに彼女を好きになりましたが、状態が「怖すぎる」ため他の誰も彼女を引き取ろうとしていませんでした。すでに2匹の猫がいましたが、彼女を家に迎えることにしました。私たちは彼女を病院に連れて行き、最初の数か月間は私が彼女の世話をしなければなりませんでした。鼻風邪、次に湿疹、そして歯肉の問題がありましたが、今ではかなり良くなりました。この家にうまく溶け込んでいます。それ以来、彼女はいつも私と一緒にいます。ルナは遊び心があり、愛情深く、抱きしめたくなるような性格ですが、他の人がいるととても恥ずかしがり屋で、ゲストがいる時ルナは隠れます。彼女はとても面白くて、姉妹たちを困らせるのが好きです(うちには年上の猫が他に2匹います)。彼女は子どものようで、文字通り私の赤ちゃんです。避難所から彼女を迎えられてとてもうれしいです。彼女は美しく、親切で、清潔です。そして彼女は美しい青い目をしています。明らかに彼女は他の猫が大好きで、一緒にいるととても良い気分になっていて、私もそうなります。彼女は恥ずかしがり屋で、私もそうです。そして私たちはふたりとも明るい目をしています。ルナは偶然にやってきて、家と私の生活にさらに活気を与えてくれました。彼女が病気で複雑な時期もありましたが、彼女を助けるのは私の義務でした。今日、彼女は私にたくさんの愛と忠誠心を表現してくれます。毎日、ルナは楽しくて、家にたくさんの愛をもたらます。ーー飼い主の懸命な治療でルナさまは今では元気になりました。飼い主はすでに2匹の猫さまを飼っていたのでルナさまの病気が伝染しないか気がかりでした。この4か月で少しずつ回復して、今ではお姉さん猫さまとも一緒に遊んでいます。この家に来て本当に良かったですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年07月20日地域の野良猫問題に取り組む保護猫団体「NPO法人 猫の森」(所在地:千葉県船橋市、代表理事:北村 由紀子、認証番号:千葉県県生文指令第1583号)は、里親に繋がりにくいシニア猫や白血病キャリア猫の専用部屋を設置し、『団体施設「猫の森ハウス」で生涯過ごすことになっても幸せとぬくもりを感じてもらいたい…』という思いに賛同してくれたサンシャイン池崎さんとタッグを組み、2024年6月5日(水)から7月31日(水)までクラウドファンディングに挑戦しています。「READYFOR」クラウドファンディングサイト クラウドファンディング挑戦中!サンシャイン池崎さんと猫の森代表 北村■背景現在、団体施設「猫の森ハウス」には約50頭、預かりボランティア宅には約50頭、合計約100頭もの保護猫がいます。若い猫やシニア猫、人に馴れている猫や馴れていない猫、健康な猫や病気を持った猫などさまざまな境遇の保護猫たちです。どんな境遇の猫でも暖かく穏やかに過ごせる環境を整えたいという願いから今回のプロジェクトでは現在の施設で確保できている保護猫部屋に加え、シニア猫と白血病キャリア猫専用の部屋を設ける事を目的とした新しい施設作りを目指しています。■特徴*明るく開放的な施設を目指して「暗く」「閉鎖的」な施設ではなく、「明るく」「開放的」な施設を目指し、保護猫を家族に迎えたい人が気軽に、そしてワクワクする気持ちで足を運んでもらえるような施設を目指します。そして、毎日が譲渡会!そんな場所にしたいと考えています。*怪我や病気のある猫も安心して暮らせるように猫同士のパーソナルスペースも配慮した間取りを考えながら、シニア猫、怪我や病気のある猫ができるだけストレスの少ない療養生活を送れるようにします。特に療養中の猫に関しては専用個室で過ごしてもらえれば食事、飲量、排せつの管理がしやすくなります。*若い猫もシニア猫もそれぞれ快適に暮らせるように現在の保護猫部屋では、若い猫とシニア猫が同じ部屋で過ごさなければならない状況ですが、活発で遊び好きな若い猫と、のんびり静かに過ごしたいシニア猫が同居するのは互いのストレスにもなってしまいます。新しい施設では、両者のスペースを区分けし、若い猫も、シニア猫も、それぞれが快適に過ごせるようにします。*洗い場の拡充新しい施設では広いシャンプー台といつでも大きな物が洗浄できる洗い場スペースを拡充し、効率よく使用する物をいつでも清潔に保てるようにします。*毎日が譲渡会猫の森の保護猫たちの存在と普段の様子を、少しでも多くの方に知っていただき、保護猫を迎えたい方に気軽に見に来ていただけるような施設を考えています。何年も家族を待つ猫たちの新しいチャンスの場となるような施設作りを目指します。クラウドファンディング目標金額■リターンについて(税込)〈チョビくんコース 12,222円〉お礼のメール・支援者様限定のLINEグループご招待〈そうくんコース 22,222円〉お礼のメール・支援者様限定のLINEグループご招待〈ジャムちゃんコース 222,222円〉お礼のメール・支援者様限定のLINEグループご招待・語る会(オンライン・オフラインを予定)・ご芳名板にお名前掲載〈タマちゃんコース 222,222円〉お礼のメール・支援者様限定のLINEグループご招待・アダチコーヒー/猫の森オリジナルブレンド5P・ご芳名板にお名前掲載〈アキちゃんコース 2,222,222円〉お礼のメール・支援者様限定のLINEグループご招待・オープンセレモニーにご招待(オリジナルグッズプレゼント)・ご芳名板にお名前掲載※1回のお支払いごとに220円(税込)のシステム利用料が発生いたします。※建物の完成が延期した場合、掲示できる日や日程変更の可能性がございますがあらかじめご了承下さい。猫の森ハウスの様子1■プロジェクト概要プロジェクト名: 「シン・猫の森プロジェクト」~シニア猫にも専用の部屋を作りたい~期間 : 2024年6月5日(水)9:00~7月31日(水)23:00URL : ■団体概要商号 : 一般社団法人 猫の森代表者 : 代表理事 北村 由紀子所在地 : 〒274-0063 千葉県船橋市習志野台2-72-14 進光ビル205設立 : 2017年4月事業内容: 飼い主のいない猫の救助・保護、里親探しURL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】一般社団法人 猫の森公式サイト: MAIL : info@neconomori.sakura.ne.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年07月17日古くから猫には9つの命があるといわれている。9回目、つまり最後の生を得た黒猫が、奇妙な古書店・北斗堂にたどりつき、不思議な日々を送っていく――。日本ファンタジーノベル大賞2024の大賞を受賞した宇津木健太郎さんの『猫と罰』は、猫視点で綴られる、可愛くて、不思議で、壮大な物語だ。あの文豪に愛された黒猫が、生まれ変わって送る猫生は。ページをめくってほどなく、読者は、語り手の黒猫が夏目漱石の『吾輩は猫である』のモデルとなった猫の生まれ変わりだと気づくはず。「たまたま近くの書店で、文豪と暮らした猫について書かれた本を見つけたんです。その瞬間にこの小説の雛型が頭に浮かびました。最初は夏目漱石が飼っていた猫のイメージしかなかったのですが、資料を読むうちに、いろんな作家に飼われていた猫が集まったら面白いなと思い、設定の肉付けをしていきました」物語の冒頭、野良として生まれた黒猫は頑なに人間とは距離を置く。というのも、漱石と過ごした生涯以外の猫生では、何度も人間にはひどい目に遭わされてきたのだ。だが、北斗堂で暮らすうちに、黒猫の中で何かが少しずつ変わっていく。「黒猫の過去については、日本の歴史の要所要所の時期を拾っていくと同時に、物語の背景とリンクさせていきました」店には他にも個性的な猫たちがいる。実在したどの作家に飼われていた猫なのかが徐々に分かってきて楽しい。古本の間で気ままにのんびり過ごす彼らの様子がユーモラスで、本好き猫好きにはたまらない。やがて店の常連の本好き少女・マドカが小説を書き始めたあたりから、物語は創作を巡る話にもなっていく。「他の作家さんや漫画家さんの作品を読んでいると、ご自身の体験を反映されたものはやはり面白いし深みがある。ただの会社員の自分に強みがあるとしたら、書くことに対する悩みや思いみたいなものなのかなと思い、反映していきました」実は北斗堂の店主・北星恵梨香が抱える秘密も、物語の創作に関することである。それが明かされた時、物語は大きく動く。「自分の中で、ゼロから物語を創作することができるのは人間の特権だ、という意識があります。神様でも創作はできないと思っていたのですが、調べたところ、ある神様の存在を知って。人間との対比として、その神様を物語に関わらせていきました」後半には予想外の大スペクタクルが広がるが、「世界観が大きめの作品もよく書いていました」とのこと。「もともとファンタジー要素やSF要素のある、シリアスな作品を書くことが多くて。実は『猫と罰』はリフレッシュ感覚で書いたもので、自分の中ではイレギュラーなテイストの小説なんです」2020年にはホラー小説『森が呼ぶ』で最恐小説大賞も受賞している宇津木さん。今後については、「ジャンルにこだわるというよりも、面白い話が書きたい。いろんなものが書けるようになりたいです」宇津木健太郎『猫と罰』3回目の猫生を漱石と過ごした黒猫が、いよいよ最後となる9回目の生を受け、小さな古書店にたどりつく。そこには物語を巡る秘密があり…。新潮社1760円うつぎ・けんたろう1991年生まれ、埼玉県出身。同人活動を続ける中で2020年に『森が呼ぶ』で第2回最恐小説大賞、今年、『猫と罰』で日本ファンタジーノベル大賞2024の大賞を受賞。※『anan』2024年7月17日号より。写真・土佐麻理子(宇津木さん)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2024年07月16日日本では猫好きの人なら『NNN(ねこねこネットワーク)』という言葉を知っている人もいるでしょう。これは調査員である猫たちが、猫と暮らしたい人に猫を届ける組織なのだとか。野良猫と偶然出会った人が、ユーモアを交えて「NNNに選ばれた」などという使い方をします。この『NNN』と同じ意味でアメリカで知られているのが『Cat Distribution System(猫分配システム)』、略して『CDS』です。猫好きな女性が『CDS』に選ばれた!アメリカのロサンゼルスに住む、ジャック・アンダーソン(jacanderson)さんは猫が大好きで、いつか『CDS』に選ばれるのを待ち望んでいたのだそう。そんな彼女についに、その時がやってきました。2024年6月13日、ジャックさんが自宅のガレージでエクササイズをしようとした時、目の前で子猫がガレージに駆け込んでいったのです!それを見た彼女は「ついに『CDS』が私を選んでくれた!」と大興奮。果たして彼女は子猫を捕まえることができたのでしょうか。こちらをご覧ください。@jacanderson my dream come true!!!!!!!! #catdistributionsystem #kitten ♬ original sound - Jac Andersonジャックさんは苦戦しながらも、逃げようとする子猫を捕まえることに成功!子猫はノミだらけで、目に病気をもっているように見えたそうです。彼女はその日のうちに子猫を動物病院に連れて行きました。診察の結果、子猫は生後3か月のメスで、呼吸器と目に感染症を患っているため、薬による治療が必要とのこと。マフィンちゃんと名付けられた子猫は、すぐにジャックさんに懐き始めます。その後は健康状態も改善してきて、元気いっぱいだそうです。念願の子猫に出会えたジャックさんの投稿には、祝福の声が上がりました。・あなたはこの瞬間のために、何年も猫を捕まえる練習をしてきたみたいだね!・私も『CDS』に選ばれるのを夢見ているよ。あなたの子猫に出会えておめでとう!・うらやましい!私は「ガレージに猫を届けて」と『CDS』にお願いしたら今朝、有袋類のオポッサムが届いていた。@jacanderson she’s the most special little bean and deserves the world #catdistributionsystem #kitten #foster #adoptdontshop ♬ original sound - Jac Andersonジャックさんはすでに3匹の保護猫を飼っているため、マフィンちゃんには最適な里親を探すつもりだといいます。「3匹の猫を飼うのは大変です。私はマフィンが大好きだけど、彼女に十分に気を配ってあげられない」と理由を説明しました。マフィンちゃんの幸せを願うからこその苦渋の決断には、称賛の声が寄せられています。実はジャックさんはマフィンちゃんが現れる10日ほど前から、「子猫が見つからないかな」と家の周りを探していたのだとか。また、今飼っている3匹の猫はいずれも、一時預かりのつもりが手放せなくなった猫なのだそうです。同年7月4日の投稿では、マフィンちゃんはまだジャックさんの家にいるので、「4匹目の家族になるか」が注目されています…![文・構成/grape編集部]
2024年07月16日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第251回目はウルク(Ulk)さまとネージュ(Neige)さまの登場です。飼い主の夢を叶えた猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.251猫さまの話をもっと聞かせて!メインクーンのウルクさまは1歳半、シャムのユキさまは1歳、ともに男性猫さまです。<ウルクさまが語ります>僕らはバルコニー付きのアパートに住んでいて、週に3~4回、飼い主の両親の家に行き、庭を散歩しています。毎朝午前5時30分に飼い主たちを起こして食事をし、バルコニーを少し散歩します。それから飼い主たちは仕事に行き、この間僕らは昼寝をします。飼い主たちが仕事から帰宅すると、建物の庭を一緒に散歩します。ハーネスを付けてリードにつないで行くので、迷子になる心配はありませんよ。食事は『ロイヤルカナン』特製のメインクーン用のカリカリです。たまに美味しいパテが出てきたり、飼い主がチキンズッキーニのピューレやツナを作ってくれます。おやつはチューブに入ったクリーミーなスナック、チューブに入った液体パテです(ブランドは『ちゅ〜る』)!遊びはベランダ中心で、遠慮なく、時々飼い主の植物を引っ掻いたり、あちこちに土を入れたりして楽しんでいます!好きなものは、僕がテニスボール、ネージュは柔らかいボールです。ちょっと好みが違いますね。<飼い主から見たウルクさまとネージュさまとは>私の両親は15匹以上の猫を飼っています。近所の猫と自分の猫に餌をあげているからです。ネージュは生後3週間頃、自宅の玄関前に捨てられていました。そのため、生後2か月になるまで、私が母親代わりになって彼を哺乳瓶で育てなければなりませんでした。ウルクの場合は、メインクーンのブリーダーのところで出会い、すぐに好きになりました。性格は、ウルクは抱っこが大好きなグルーポット。ネージュは、よく動き回り、どんな犠牲を払ってでも努力します。特技は、ウルクは犬のように遊んで、私たちがボールを投げるとそれを持ち帰ってくることです。ネージュは2メートルの高さまでジャンプすることができます(笑)スイートスポットは、ウルクはまだ成長が終わっていないところ。大きくなりきっていない赤ちゃんで(約7kgですが)、大きな足をもつ愛すべき容姿です(彼は多指症です)。ネージュもとても愛情深くて、独自のキャラクターです。その美しい青い目で魅了する方法を知っています。ふたりとも私の子どものように、家族の一員として扱っています。彼らは私をためらうことなく母親として、人生の基準点だと考えています。ウルクは私のパートナーであるスミオ(日本人)に似ており、天頂と瞑想を体現しています。ネージュ(雪という意味)は私に100%似ています。私たちは常に動いて何かをしています。最も楽しいエピソードはウルクとネージュとの初対面の瞬間です。これからの生活がどんなふうになっていくのか楽しみな出会いでした。このような小さな存在に対する責任感は、幼い子どもをもつようなもので、常に注意を払う必要があります。猫がいなかったら私の人生は楽しくなくなっていたでしょう、私のパートナーも同じように考えています。ーー猫好き一家にやってきたウルクさまとネージュさまは楽しい日々を送っています。ちょっと土遊びで飼い主を困らせることがあっても、存在が飼い主に幸せを与えています。それにしても実家には15匹の猫さまが出入りしてるなんて!その中でウルクさまとネージュさまはどんな風に過ごしているのか興味津々ですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年07月14日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第250回目はナラ(Nala)さまとルーキ(Rouki)さまの登場です。飼い主の夢を叶えた猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.250猫さまの話をもっと聞かせて!スコティッシュフォールドのナラさまは2歳半、ルーキさまはスコティッシュストレートで1歳、ともに男性猫さまです。左・ナラさま、右・ルーキさま<ナラさまが語ります>僕たちはアパート住まいです。飼い主と同じ時間に起き、一緒に食事をし、遊び、飼い主が仕事から帰宅するとテラスで1日の終わりを過ごします。食事は良質な『Hills』のカリカリを食べています。週に一度、パテやくだいた肉などのウエットフードが出てきます。僕は小麦、牛肉、牛乳にアレルギーがあるので、食事にはとても気をつけてもらっています。僕は猫の木やベッドの上にいるのが大好きで、ルーキは飼い主と一緒にダイニングルームの椅子やソファで寝るのが大好きです。おもちゃもたくさんもっています。僕は綿棒やダスターで遊ぶのが大好き、ルーキはレーザーやボールを追いかけるのが大好きです。とても仲のいい兄弟なんですよ。<飼い主から見たナラさまとルーキさまとは>ナラが来る前、私は猫を飼ったことがありませんでした。小さい頃から我が家には犬がいたので、両親は猫を飼いたくなかったのです。小さい頃から猫が大好きで、自分の部屋に猫の置物を集めていました。今、私はひとり暮らしなので猫なしではいられません。ひとり暮らしを始めた頃、ブリーダーのインスタグラムを見ていて、好みの猫を発見し、私が好きなのはスコティッシュ系の猫なのだと再確認しました。それでまずナラがやってきたのです。ナラはとても控えめで穏やかです。平穏で静かな時間を必要としていますが、遊ぶことも好きです(決めたときだけ)。彼を抱きしめるのは夕方だけです。ルーキはとてもかわいくて、さまざまなことを要求し、本当に何でも興味を示し、ナラよりも少しワイルドです。ナラは寝る前に部屋のドアを引っ掻いて開けようとして私を困らせます。彼は赤ちゃんの頃からその癖がありました。ルーキはあらゆるものをこするのが大好きで、私がボウルに水を入れると、自分の領域をマークするためにボウルの前を引っ掻きます。私の猫は子どものようなものです。彼らの人生が美しく、何も欠けることのないようにしたいと思っています。ナラは目が美しく、ルーキはコートの色が魅力的です。休暇から戻ってきてナラとルーキと目が合った瞬間、また会えることができたと、さまざまな感情や感動が湧きあがります。猫は、その存在だけで多くの愛情を与えてくれます。私もつらい時期がありましたが、孤独を感じないよう助けてくれたので、彼らに感謝しています。ーーひとり暮らしを始めて待望の猫さまを迎え入れた飼い主の喜びようが伝わってきました。ナラさまとルーキさまは仲が良く、留守中でも安心ですが、帰宅するたびに2名にまた会えて嬉しいと毎回心を満たしてくれているようです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年07月13日元保護猫の、もんちゃんとの日常をXで公開している、飼い主(@mon_mmmo)さん。兵庫県明石市にある保護猫カフェ『カフェ&保護猫カフェあすなろ』が参加していた譲渡会で、もんちゃんと出会い、家族の一員として迎え入れました。夫婦が撮影する、もんちゃんのキュートな写真は、多くの人を笑顔にしています。飼い主が作ったとんでもないTシャツある時、飼い主さんは、夫婦でオリジナルのTシャツを作ったことをXで報告しました。デザインに使ったのはもちろん、愛するもんちゃんの写真です。早速、完成したTシャツを夫が着用。すると飼い主さんは、こんな考えが頭に浮かんでしまったそうです。「もしかして我々は、とんでもないTシャツを作り出してしまったのかもしれない」作った本人が『とんでもないTシャツ』だと語る、そのデザインとは…。次の写真で、ご確認ください!もんちゃんが、3段に積み上げられている…!夫に抱っこされているもんちゃんと、まったく同じポーズの写真が、Tシャツにプリントされていたのです。実は、以前にも同じようなTシャツを作っていた、飼い主さん夫婦。前回は、プリントのもんちゃんは1匹のみでしたが、今回は2匹に増えています!夫が着ていたTシャツが?背中のプリントに妻「ヤバすぎて爆笑した」Tシャツのバージョンアップには、腹を抱えて笑う人が続出していました。・一瞬、脳がバグりました。どれが本物だろうって…!・もんちゃんが『増量』していて笑った。・このTシャツがワンピースになるまで続けてほしい。・かわいすぎる。どこまで増えるか楽しみです…!今後も3匹、4匹と増え続け、無限ループならぬ『無限もんちゃん』になるのを期待している人も多い模様。もしそんな展開になったら、いつしか本物のもんちゃんを探し出すのが難しくなってしまいそうですね![文・構成/grape編集部]
2024年07月08日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第249回目はピウィ(Piwi)さまの登場です。飼い主に出会って命拾いした猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.249猫さまの話をもっと聞かせて!鯖トラのピウィさまは3歳の女性猫さま。<ピウィさまが語ります>私はどこにでも窓があり明るい70平米3DKのアパートに住んでいます。菜園と畑が見える小さな田舎町のアパートです。すぐ隣には農場があり、窓を開けると動物(ガチョウ、ニワトリ(オンドリ)、アヒル、ロバ、牛、犬)の鳴き声が聞こえます。いつも朝は6時頃に起きることが多いです。飼い主が仕事で先に起きるのを知っているので、抱っこを求めにそばに行きます。飼い主は仕事がない日(学校の休みの日。そう彼女は大学で教育助手をしているんです)には寝坊するので、私は隣に横になって起きるのを待ちます。起きたらまず蛇口をひねってもらって新鮮な水をバスルームで飲みます。そして午前9時までおもちゃで遊んだり、リビングルームの窓から外を観察したりして、12時から午後1時まで部屋の隅で寝ます。昼食をするために起きて、また遊んで昼寝です。飼い主が午後5時30分頃に仕事から帰宅すると、ドアの後ろで待ち伏せです。喜んで爪とぎ棒で爪を引っ掻くのが私の儀式です。飼い主はよく私に「一緒に遊ぼう」と誘ってきます。おもちゃを持っていき、廊下で投げてもらい、それを飼い主の足元に戻して、何度も投げるように促します。1日の最後は飼い主が寝るとき、一緒にベッドに入ってきて、抱っこを求めて寝ます。それが私の典型的な1日です。<飼い主から見たピウィさまとは>ピウィとの出会いは2021年6月の夕方でした。日中は暑かったので、夜は窓を開けていました。私たちの家の階下からカエルのようなの鳴き声が聞こえました。当時、私たちはパートナーの両親と同居していました。私はトゥールーズ地方を離れて彼と一緒に定住するためにちょうど住みはじめたところでした。私たちは鳴き声が何なのかを見に行き、輝く目を見ました。彼女は怖くなって逃げ出しました。たった600gの小さな生き物でした。夜が明け、午前5時頃、喉を渇かした子猫の鳴き声で目が覚めました。外に出てみると、ゴミ箱の後ろにいるのが見えたのです。私は彼女を捕まえて、餌を与えました。私たちにはそのとき、自分たちの家がなかったので、飼うことは考えていませんでした。獣医師や協会に電話をしましたが、彼女を希望する人は誰もいませんでした。それでも里親の女性が5日後に迎えに行くことに同意してくれました。それまでの間、私は彼女にトイレに行くことを教え、今でも持っているぬいぐるみを作り、仕事に行く前に彼女と一緒に時間を過ごすためにとても早起きしました。彼女がいなくなった後、私は大きな虚しさを感じました。3週間後、私たちはアパートを見つけて引っ越しました。パートナーとの合意により、私は再びホストファミリーに連絡を取り、彼女を養子にできるかどうかを確認しました。そして2021年8月初めに赤ちゃん猫を引き取りました。獣医師によると、2021年の5月10日頃に生まれたそうです。お腹と足の先が白い茶トラ猫。私たちは彼女をピウィと呼びました。彼女はどこでも走り回って楽しむのが好きな瞬間があるので、「ピルエット」(バレエの旋回)です。名前の後半は、彼女が私たちの食べ物を盗もうとするため、「キウイ」という言葉に関連しています。他にも、私はよく「自分の人生がキウイだと思っていましたか?」というフレーズをつかいます。フランスでは昔からよく使われている表現です。彼女の食事は『ピュリナワン』のチキン、ビーフ、トラウト、サーモン味のカリカリです。毎日約60グラムを彼女に与えています。通常、夕方にはいつも少し残っていて、ボウルを空のままにすることは決してありません。1週間にパテ1袋に相当する量を与えています。1日で半分、残りの半分は3日後です。パテがなければ、彼女はパテを求めません。私たちは彼女にあまり多く与えないようにしています。そうしないと、彼女はあまりにも早く食べて嘔吐します。パテのブランドは『チェバ』です。私たちはソースがたっぷり入った小袋を用意しています。それが彼女の好みだからです。おやつは2種類あり、1つは干しサーモンの細切り、もう1つは乾燥鶏肉です。あるいは、『Wiskas』ブランドのチーズビスケットもあります。それを彼女は本当に気に入っています。ピウィはとてもかわいらしくて遊び心があります。彼女はまた、パートナーであろうと私であろうと、家にいるときは私たちに寄り添い、自分の欲望に従って私たちに要求します。彼女は、視線、しぐさ、鳴き声など、非常に表情豊かです。うんざりしているとき、疲れているとき、幸せなとき、イライラしているとき、ふざけているとき、抱きしめたいとき、かわいいとき、または愚かなことは何もしていないふりをしているときでさえ、恥ずかしいことがあるということを示しているときでも、自分を理解してもらう方法を知っています。彼女は少し犬のように振る舞っていると思います。私は彼女が幼い頃から彼女の世話をし、彼女が必要とするすべての慰めと愛を与えてきたので、私を母親だと思っているに違いないです。彼女は私に愛と癒しを与えてくれる存在です!ひとりでいるのは好きじゃないし不安になることもあるので。時々私のパートナーは仕事のために家を離れなければなりません。そんな時ピウィは私の幸せに貢献しており、私もそのお返しとして彼女に貢献しています。毎日楽しいですよ!私は小さいピウィが大好きです!ーーピウィさまを発見して世話をして愛情が膨らんだのでしょうね。ピウィさまを正式に引き取ったときの再会の喜びったら…。飼い主曰く「まるで私たちのことを覚えていてくれたかのように、その日のうちに私に大きなハグをしてくれました」いいお話です。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年07月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第248回目はナヤ(Naya)さまの登場です。美しい姫猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.248猫さまの話をもっと聞かせて!白茶のナヤさまは1歳半の女性猫さま。<ナヤさまが語ります>私は北フランスのアパルトマン住まいです。飼い主の休暇中には、ヴァール(南フランス)にある飼い主の母の大きな家と1500平方メートルの大きな庭に遊びに行きます。1日の始まりは午前6時に起きて、飼い主の耳の近くでゴロゴロと喉を鳴らして、朝食の時間だと知らせます。食事が終わればおもちゃで遊び、壁の木(私のために特別に配置してもらいました)や猫の木の窓から鳥を観察します。そして、午前10時ごろと午後12時ごろにおやつです。その後17時半か18時まで昼寝をします。起きたらゲームタイムが始まり、飼い主とかくれんぼ、羽根たたき、ボールを投げてもらったりと、1日の中で一番行動的な時間帯です。Screenshot18時半頃にまたおやつ、20時頃にパテをいただきます。21時、飼い主の膝の上か足元で映画鑑賞に加わります。22時頃ベッドに戻り、飼い主の枕の横に座ってゴロゴロと喉を鳴らしながら寝ます。毎日毎日とても飼い主に甘やかされています。<飼い主から見たナヤさまとは>ナヤは私にとって初めての猫です。捨て猫協会から生後2か月半のナヤを引き取りました。彼女は協会の里親に引き取られた野良猫から生まれました。彼女は兄と一緒にゲージの中で暮らしていたようです。彼女の兄は、私が彼女を迎えに行く1日前に檻の中で亡くなっていたのです。私が到着した時、彼女は檻の中にひとりでいることが寂しかったのか、ずーっと鳴いていました。どうやら発疹チフスも患っていたのです。獣医師のアドバイスに従って、ナヤが家に来た最初の日、まず私がナヤをきれいに洗い、適切な手当をしました。それ以来食事には特に気を遣っています。『Virbac』の上質なパテとカリカリ、新鮮な野菜(茹でたニンジン、茹でたズッキーニ、ブロッコリー、カボチャ、またはほうれん草)です。彼女は野菜全般が大好きです。肉、鶏肉、魚をベースにした食事をナヤのために作ります。たとえば、純粋な牛ミンチと小さなズッキーニを混ぜて、ミートボールの形にしてオーブンで調理します。時々、私はこのレシピに水に浸したパンをほんの少し加えて、より柔らかくします。特に室内飼いの猫の場合、太りすぎは非常に深刻な健康上の問題を引き起こすため、私はナヤの食事と体重を注意深く監視しています。歯石を防ぐために毎日海藻を与え、免疫システムを強化するためにリジンMPを与えています。毛玉による消化の問題を避けるために、時々モルトペーストを与えます。私たちはふたりともとても貪欲で、食べることをやめる方法がわかりません。だからこそバランスの良い食事作りに情熱をかけています。私はナヤにたくさんのおもちゃを買ってあげましたが、それでもナヤはアルミホイルの小さな手作りボールで遊ぶのが一番嬉しいようです。ナヤは非常に順応性の高い猫で、あらゆる環境の変化に適応します。彼女は普段私のアパルトマンにいますが、私が実家の母を訪ねるときは庭のある家にもすぐ慣れました。とても従順で、すべての動作が優しく、決して爪をたてず、歯を磨くことさえ受け入れます。ナヤがカルシウイルスに感染した時から、私は彼女の歯を磨き始め、その後無事に完治しました。私は常にナヤの幸せと健康を第一に考えます。ナヤはしっかりした健康保険に加入しているので、獣医師のアドバイスに従うだけの安易な方法は決して選びません。優しさ、愛を与えます。私は、猫に出会うのは偶然ではないと心から信じています。そこには理由があり、猫にとっても私たちにとっても学ぶべき教訓があるのです。私たちが動物を愛すると、その動物は特別なものになります。動物への愛は比類のないもので、純粋で、無私で、誠実です。人間にははるかにまれな誠実さです。猫の人生は短く、私たちの人生を通過するだけであるため、猫は私たちから最善を尽くしてもらうのが当然です。ナヤは私の赤ちゃんであり、私の人生最愛の人です。一緒に居て毎日が幸せです。私にはナヤがいるから、毎日笑顔で目覚め、本当に嬉しいです。私の人生の試練を和らげ、ナヤは日常生活を明るくしてくれるのです。ーーナヤさまは毎日幸せな生活を送っています。何度かの病気も飼い主の愛情深い適切な治療で回復、今ではとても健康です。家の壁にキャットウォークを配置してストレスがないようにしています。飼い主にとっては初めて飼う猫ですが、話を聞いていて猫に接する態度と気持ちに心打たれました。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年07月06日猫は柔軟性があり、運動能力の高い生き物。気付くと視界の外へと消えて、高い棚の上や狭いすき間に隠れてしまうこともあるでしょう。飼い主たちは、愛猫の自由奔放な行動に振り回されながら日々過ごしているのです。家に猫がいない!20分探した結果…?Ryostory(@ryostory1124cat)さんの家では、ある日、保護猫のバジルちゃんが姿をくらましてしまいました。以前、カラスに襲われてケガをしていたバジルちゃんを保護したという、飼い主さん。たくさんの愛情を注いで世話をした結果、バジルちゃんの心と体の傷は癒えていったといいます。そんな大切なバジルちゃんが、姿を消したとなれば一大事。飼い主さんは必死に家中のあらゆる場所を探し回りますが、バジルちゃんの姿はありません。20分ほどが経った時、飼い主さんは思わぬ場所でバジルちゃんの姿を発見したのです…。…お分かりでしょうか。ケージの上にある猫のぬいぐるみを見ると、バジルちゃんがアゴをのせてくつろぐ姿が!飼い主さんが、脱走対策を施していたケージを、抜け出してしまったという、バジルちゃん。もしかすると、『仲間』である猫のぬいぐるみの近くで過ごしたかったのかもしれませんね。「まさかそこで寝ているなんて」と、飼い主さんも驚いた様子。ですが、あまりにも気持ちよさそうに眠る姿を見たら、思わず許してしまうでしょう…。予想外の結末に、ネットからはさまざまな反響が上がっています。・かわいすぎます!これなら脱走しても許す。・完全に同化している。・周囲に溶け込みすぎていて、拡大して初めて分かった。・カモフラージュの天才!確かにコレは分からん。猫と暮らす人にとっては『あるある』のようで、同様の経験をした飼い主からの声も、多数上がっていました。どうやら周囲に溶け込むことが得意な、バジルちゃん。これからは飼い主さんを困らせすぎないようにね…![文・構成/grape編集部]
2024年07月05日猫と一緒に暮らしていると、『爪切り』という悩みがついて回るものです。嫌がるケースも多く、逃げ回ったり、暴れたりする愛猫と、日々格闘劇を繰り広げている家庭は多いでしょう。『猫が学んだ結果の最終形態』3匹の元保護猫と暮らす、たなかふじもと(@tanaka_fujimoto)さんは、愛猫との日常を漫画で紹介しています。たなかふじもとさんが、3匹の愛猫の爪を切ろうとした時のことです。3匹は、だらだらとくつろぐ体勢をしていました。しかし、たなかふじもとさんが猫用の爪切りを棚から取り出そうとした、次の瞬間…。両方の前脚を折りたたみ、丸くなってしまった!その姿はまるで、人に手で触れられると防御体勢を取り丸くなる、ダンゴムシのようですね!なんとか前脚を差し出させようと、愛猫の体を揺すってみるものの、一向に丸まった体勢を崩そうとしないのでした…。猫と一緒に暮らす飼い主にとっては、あるあるな模様。ネット上ではさまざまな声が上がっていました。・うちの猫も、爪切りを取り出す時の音で警戒します!・申し訳ないけど、めっちゃ笑いました。・知り合いの家の猫もまさにこうなってたな。かわいいからいいんだけど。愛猫の爪を切ろうとするたびに防御体勢を取られてしまっては、飼い主も心が折れるでしょう。しかし、ころんと丸くなった愛猫の愛らしい姿を見れば、そんな苦労も許せてしまいそうですね![文・構成/grape編集部]
2024年07月02日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第247回目はシマトラのウブロン(Houblon)さまの登場です。もっふりボディな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.247猫さまの話をもっと聞かせて!ウブロンさまは7月で12歳になる男性猫さま。<ウブロンさまが語ります>僕はエッフェル塔が見えるアパルトマン住まいです。食事はシニア用のドライフード。今はブルターニュの会社の『Babin』を食べています。ムースや猫用クリーム、ウェットフードも大好きです。おやつは『Inverse』というメーカーのおやつです。昆虫ベースのおやつでとても美味しいです。食事以外はもうお年なので日々ほとんど寝て過しています。でも後輩犬のハバニーズのロクシーに見つかると大変。ロクシーは僕のことが大好きで、背中に飛び乗ったり、耳をペロペロと舐めて猛烈な大好きアピールをしつこいぐらいされています。それも毎日です。そんなロクシーの重過ぎる愛情を優しく受け入れています。あまりにもしつこ過ぎると制裁の猫パンチ(爪なし)が炸裂します。大好きな居場所はエッフェル塔が見えるハイチェアのクッションの上。1日の大部分はここにいます。たまにはビールの瓶の蓋、ワインのコルク、ジュースのキャップなどがテーブルにあると床に落として遊んだりもします。<飼い主から見たウブロンさまとは>猫と暮らし始めたのは2005年にフランスに来てからです。ウブロンで三代目です。ウブロンも含めて今までの猫はみんな保護施設から引き取りました。ウブロンとの出会いは、実は保護猫シェルターに別の猫のお迎えに行ったのですが、連れて帰る時にケージに入れようとしたらその猫に猛烈に拒否されて。その拒否された猫をお迎えする手続き中に私の膝によじ登って、離れなかったのが当時5か月くらいのウブロンです。他の猫が私の膝に来ようとするとウブロンは追い返していました。当初お迎えする予定の猫に拒否され、この子は自分で家族を選んだのだからこの子を連れて帰ろうということになり、ウブロンを連れて帰りました。ウブロンという名前はビール好きな夫が付けました。ウブロン(Houblon)はビールの原料のホップのフランス語なんです。犬のロクシーをブラッシングしようとブラシを用意するとウブロンが来ます。ブラッシングされるのが大好きです。性格は少し怖がりで人見知りだけど、とても優しい子だと思います。獣医さんに行っても暴れず、叫ばず、噛み付くこともなくおとなしくしています。獣医さんにもこんなにおとなしくしてくれる猫は珍しいと言われました。後輩犬のロクシーが来た当初は少し警戒していましたが、すぐに受け入れてくれました。毎日しつこくウブロンにアプローチするロクシーにシャーシャー言うことも全くないです。ウブロンには特技があって、私が自宅で剣道の素振りをしていると、剣先に飛び付いて来ます。真剣白刃取りができるかもしれません。ウブロンは大事な家族の一員です。子ども代わりの長男くんです。チャームポイント?獣医さんに「スモウ猫」と言われた6.5kgのワガママボディでしょうか。お腹がプニプニしています(笑)。スイーツ好きなところが私に似ています。ウブロンは甘い物が大好きで、ケーキやクリームデザートを食べていると猛烈におねだりをしてきます。私にとってウブロンは究極の癒やし。仕事で疲れて帰って来て、ウブロンをモフモフすると癒やされ、明日のやる気につながっていくのです。ーー以前この連載#141で紹介したハバニーズ犬のロクシーさまのお兄さん的存在のウブロンさまです。今回はいつも留守番役のウブロンさまに話が聞けました。なんと6.5kgのワガママボディーとは!ロクシーさまがいかにちょっかい出しても動じない訳ですね。先輩先住猫としてこれからも元気でいてください!著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年06月30日「戸愚呂(猫)」そんなコメントをXに投稿をしたのは、京都府京都市にある、妙心寺壽聖院の住職である、西田英哲(@jusyoin)さん。戸愚呂といえば、漫画『幽☆遊☆白書』に登場し、主人公と激闘を繰り広げた2人組の妖怪『戸愚呂兄弟』が思い浮かぶでしょう。小柄な兄が弟の肩に乗っているのが特徴です。そんなキャラクターたちを、猫がどのように再現しているのでしょうか。実際の光景が、こちらです!高い場所が大好きな猫が、飼い主の背中や肩に登るのは珍しくありません。しかし、肩に腰をかけたような姿はレア。西田さんの頭に手を置いて、余裕の雰囲気を醸し出している様子は『戸愚呂(兄)』が重なって見えますね!写真は人々のツボにはまり、好評を得ています。・俺には分かる。住職より強い。・かわいすぎるよ、兄さん…最高か…。・背中のもちもち加減が好き。・不覚にも声を出して笑ってしまった。いい方向の実写化だ。・頭に片脚を置かれているのが、実にいい。こういう投稿しか見たくない。西田さんによると、こちらは看板猫の彼岸ちゃん。7年前、秋のお彼岸の中日に、大分県にある修行道場の食事場に現れたそうです。親猫とはぐれて痩せ細り、ケガした脚を引き摺りながら迷い込んだ彼岸ちゃんは、西田さんが帰京する際、一緒に壽聖院へ。その後、脚の手術は成功して、今では天気のよい日にリードを付けて、散歩をしているといいます。完全に心を許した様子からは、幸せな毎日を送っていることが伝わってきますね。これからも看板猫として楽しい日々を送ってね、彼岸ちゃん![文・構成/grape編集部]
2024年06月30日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第246回目はベラ(Bella)さまの登場です。黒いおばあさん猫さまと仲良しの白猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.246猫さまの話をもっと聞かせて!ベラさまは2歳の女性猫さま。<ベラさまが語ります>私はパリ郊外で庭のある一軒家に住んでいます。いつもは自宅併設のアトリエで寝ていて、起床後、まずは全身ブラッシングをしてもらいます。ごろごろと右や左にひっくり返りながら、頭からお腹や背中を通って、しっぽの先まできれいにきれいにブラッシングしてもらいます。その後は、敷地内に寝泊まりしている、黒い野良猫と一緒に外で一日中遊んでいます。夜になったら外から帰ってきます。時々朝帰りもします。冬場は外に行かずに家のソファで一日寝ています。時々、いすの下に隠れて、横を通る家人の足元に急に躍り出て、驚かせます(ネズミ捕りの訓練)。あとは階段の下の、人間にはアクセス不能なところに行って一日中ゴソゴソしています。食事は穀物フリーのドライキャットフード。たまに魚を焼く匂いにつられて、焼き魚を要求するとおこぼれがもらえます。好きな居場所は仕事場のプリンターの上、昼寝するソファ、台所のシンクと気分に合わせて行動します。おもちゃはボールと、獲ったねずみ!人の靴下も遊びには適していますね。<飼い主から見たベラさまとは>ベラという名前は夫がアメリカ時代、ずっと昔に飼っていた猫の名前にちなんでいます。彼は黒い猫を飼いたくて、獣医の友人に黒猫が来たら連絡くださいとお願いをしていました。ある日、この獣医さんから「あなたにちょうどいい猫がきたよ」と連絡があって、見に行ったらなんと黒ではなく、真っ白な猫だったそうです。自分が思い描いていることと違う現実が来ても受け入れたほうがいいんだろうなあと、この猫を飼うことにして、ベラと名付けました。あちこち一緒に旅行したりして、とても素敵な猫だったそうで、もしまた飼うなら、白い猫がいいなあと思っていたそうです。これが初代ベラ。2年前にルマンの友人から子猫が生まれたよと連絡があり、送ってもらった写真を見るとトラ猫のお母さんの横には真っ白な子が5匹とトラ猫2匹!ルマンの友人宅に行ったら、ほとんどが里子にだされていて、残りは白の2匹になっていたのですが、やんちゃなおねえちゃん小猫にやられっぱなしの、妹をもらってきました。そして、もちろん名前はベラと命名しました。ベラの性格は犬のようです。あるいは自分を猫とは思っていないようです。名前を呼んだら、どんなに遠くにいても聞きつけてすっ飛んできます。何語で話しても、「にゃー」と返事してくれます。すでに家族の一員で、「ご飯ですよ」と呼ぶ時には夫と子どもとベラの名前はほぼごっちゃになります。特技は人を驚かせることと、ねずみ捕り!これは数えきれないです。ベラがドタバタとすごい勢いで家の中を走ったと思ったら、ネズミを捕まえ、我が家にネズミ一家が引っ越してきたときは片っ端から退治してくれました(笑)。かわいい仕草は蛇口から出る水道の水を必死で手で掴もうとしているところです。寝ているときに布団からはみ出た私の足の指を、こっそり部屋に入ってきていたベラに舐められて、びっくりして飛び上がってしまったこともありました。15年前から敷地に居候している黒の野良猫は、人間の歳でいうと70か80歳くらいのおばあさん猫です。いわば、まだ小学生くらいの白猫のベラと2匹でじゃれて一緒に遊んでいるのを見ると、人間界の人種差別とか、肌の色がどうだとか、歳の差とかの問題がアホらしくなりますね。ーー真っ白なベラさまと仲良し黒猫ばあさまは一体どんな会話をしているのでしょうか?白黒はっきりさせるという関係ではないでしょうが、ベラさまの飼い主はその光景を見るのが楽しいようです。今度何匹ネズミを捕らえたのか聞いてみます。もしかして黒猫ばあさまは半端でない数だったりして(笑)。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年06月29日動物は、その愛らしさで人々を癒してくれる存在。しかし、もちろん中には苦手意識を持つ人もいます。価値観の違いであったり、ほかの生き物に対する恐怖心であったりと、理由はさまざま。また、離れて見るぶんには好きなものの、直接接することは避ける人もいるでしょう。『猫が苦手な祖父』が、猫と暮らし始めた結果?元保護猫たちと暮らしている、飼い主(@mero627puri914)さん。2匹の愛猫とともに、賑やかな日々を送っていますが、ともに暮らしている飼い主さんの祖父は、猫が苦手だったのだとか。また、祖父は大のきれい好き。動物は人間のいうことを必ず聞くわけではない上に、毛量が多いため、飼うとどうしても家が汚れやすくなってしまいます。きっと猫を迎えた当初は、不安もあったことでしょう。…しかし、愛猫との生活を経て、祖父の中で大きな変化があったようです。飼い主さんが祖父母の部屋で目にした、愛猫の姿をご覧ください!飼い主さんの目に飛び込んできたのは、ぬいぐるみに囲まれた、愛猫のメロンくん!きっと、祖父がぬいぐるみを持ってきて、くつろいでいるメロンくんの周囲に設置したのでしょう。メロンくんも、心なしか嬉しそうにぬいぐるみを触っています。ともに暮らすうちに、猫たちの魅力にすっかり心奪われていったという、祖父。きれい好きだったにもかかわらず、メロンくんが机の上にのっていても、「あらー!メーちゃん、どこ乗ってるのー!偉いねえー!」とデレデレな声を出すようになったといいます。愛らしいメロンくんの姿と、すっかりデレデレになった祖父の変化に、多くの人が笑顔になりました!・溺愛っぷりがこの1枚から伝わってきて、泣けた…。・メロンくんも「ふふん、愛されているでしょ!」と自信満々に見える。・最高か!こういう幸せな変化の話、大好き。きっと、メロンくんを『大切な家族の一員』として認識するようになったからこそ、祖父の中で何かが変わったのでしょう。家族愛は、種族の壁をも乗り越えることがよく分かりますね![文・構成/grape編集部]
2024年06月25日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第245回目はシャトィユ(Chatouille)さまの登場です。瀕死の状態から救出された猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.245猫さまの話をもっと聞かせて!シャトィユさまは5歳の女性猫さま。<シャトィユさまが語ります>私は自然たっぷりの広い庭(2600㎡)がある150㎡の古民家(1800年築)に住んでいます。日中はソファか部屋で寝ていますが、気温に応じて庭の日陰や日なたで寝ていることもあります。夜になると、家を出たり入ったり、食事をして、入っては出て…という時間を過ごします。1~2時間おきに鳴いて飼い主に存在をアピールします。庭の一番遠いところにいても、飼い主たちがドアの前に立って「ご飯だよ」という魔法の言葉を言うだけで、私はトリプルギャロップ(ものすごい速さという意味)で帰宅します。もちろんここの庭は狩猟に適していて、ネズミやトガリネズミが出たり、トカゲなどを追いかけることができます。特技は、外から小さなネズミを連れてきて家の中で遊んで、それを家具の下に逃がす(隠す)事です。もうひとつの特技は、夜に部屋の出窓の前に立って、誰かが起きてドアを開けてくれるまで叫び続けることです。<飼い主から見たシャトィユさまとは>シャトィユは川の横の小さな道路の脇で見つけました。生後2~3か月で、とても痩せていて、とても汚れていて、とても怖がっていました。非常に大きな声で鳴き、私たちにスリスリしに来て、助けて欲しいと懇願していました。体毛はすべて炭化水素がくっついていて、毛並みは非常に薄く、そのうえ怖がって震えていて、たくさんの奇妙な動きをしていました。救助のために彼女を保護しましたが、彼女は草の中から出るのが怖かったようです。今ではシャトィユは少しぽっちゃりしたとても「美しい」猫で、いつも完璧に自分で身繕いをして、いい香りが漂っています。見た目、柔らかさ、上品な香り、そして究極の清潔感、彼女は、自分が「通り」から連れ去られ、救われ、世話されたことを決して忘れていないと思います。彼女は私たちが近くにいてもいつも落ち着いていて、私たちとのスキンシップをよく求めます。シャトゥイユはとても特徴的な性格をしています。彼女は私たちのとても近くにいて、私たちが庭に入るとすぐに後を追いかけ、頻繁に私たちの脚をさすりに来ます。そしてうつ伏せになって横たわるのです。私たちの足元でお腹を寄せてきて私たちにいつも話しかけてきます。夏の間、シャトィユはヨットに乗ると決して下船せず、甲板の上を歩き、鳥、魚、アヒルを観察します。私たちが航海するときは喜んでいますが、唯一エンジンをかけるときは嫌がります。同じく家では掃除機をかけたり、芝生トラクターを使ったりするのが大嫌いです。シャトゥイユと私たちにとって最も楽しい思い出は、彼女を発見した事と瀕死状態から救出できたことです。そして今、私たちが一緒にいて彼女と共有するすべての時間が幸せです。独立心が強いことで知られるこの動物が、私たちのそばにいることをとても喜んでいる様子を観察する幸福。シャトゥイユから感謝されて我々もそれに応える関係が深い絆になっているのです。ーーもしもあの時出会っていなかったら…。人気のない田舎道でシャトゥイユさまは、誰の目にも止まらないまま死を迎えたかもしれません。飼い主のたくさんの愛を浴びて今では貴婦人のような女性になったのも、もしかして飼い主の魔法だったのかもしれません。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年06月23日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第244回目はスコティッシュフォールドのユズ(Yuzu)さまの登場です。飼い主たちと暮らし始めて1か月の子猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.244猫さまの話をもっと聞かせて!スコティッシュフォールドのユズさまは生後6か月の女性猫さま。<ユズさまが語ります>私は70年代に建てられた、パリのアパルトマンに住んでいます。50平米くらいで、ベランダもあります。私はまだ子どもなのでたくさん寝ています。飼い主たちが家にいる時は甘えて、近くで安心して寝たりしています。犬みたいに飼い主たちの後をいつもついていき、いろいろなところでお昼寝をします。最近キャットツリーを買ってもらったので、そのいちばん上のクッションでくつろいでいます。飼い主が家で仕事している時は、デスクがあるお部屋にずっと一緒にいてくつろいでいます。週末など休日は、友だちの猫と遊んだり外に散歩に行ったりします。まだ子猫なので人間の食べ物はもらえず専用の食事だけですが、モッツァレラやチキンが食卓に上がる時はたまらず匂いに釣られてそばまで行きます。もう少しの辛抱だよと飼い主は言っています。特別にチュールだけはたまにもらうことができます。でも早く大人になりたい!<飼い主から見たユズさまとは>私はペットを飼ってはいけない東京のアパートで育ちました。長い間犬が好きで、猫はあまり好きではありませんでした。しかも猫アレルギーももっていました。それが少しずつアレルギーもなくなり、友だちの猫と接し、キャットシッターもするようになって猫が大好きになりました。数年前から自分の猫が欲しかったのですが、ひとり暮らしで日本に行ったり来たりが多かったので、飼えませんでした。彼と一緒に生活することになって、彼も猫好きなので一緒に飼うことに決めました。元々オレンジキャットが大好きでそちらを探していましたが、友だちがスコティッシュフォールドを飼っていてとても面白くかわいい猫だなと思い、ネットでリサーチをしてユズと出会いました。初めて会った時、ユズはシャイなので隠れていましたが、抱っこしてみたら嫌がらず、私の目を見てゴロゴロしはじめました。その瞬間私は“この子だ”と思いました。そしてその次の日に迎えに行きました。鳴き声がまだ子猫ちゃんの鳴きかたでとてもかわいいです。声をかけてみると、お返事するように泣こうとするのですが、声が出ないところがたまらないです。ユズはすごく優しくて、とても良い子です。撫でてもらうのが大好きです。とにかく私たちの手や顔を一生懸命なめるのがだいすきです。それはわたしたちをとても信用しているからだと思います。そして、いつも私たちの近くにいるのが大好きです。最初はいろいろ怖がりましたが、慣れると何でもできるようになります。ネズミのぬいぐるみや黄色いハートのぬいぐるみが好きで、投げると口にくわえて持って帰ってきてくれます。ピンポンボールなどを上に投げると一緒に飛んで遊んでいます。とにかくかわいく、おもしろく、ずっと見ていてもあきない存在です。ユズが我が家にやってきてまだ1か月ほどしか経ちませんが、もうユズのいない生活は想像できません。一日中出かけていなければいけない日などは、早く家に帰ってユズと遊ぶことが楽しみでしょうがないです。彼も私もユズに夢中です。私たちの子どもみたいな存在です。ユズが毎日幸せに過ごしてくれるように、私たちはいろいろお世話しています。ユズは私のはじめてのペットなので、最初は責任感が大きいことに緊張していましたが、今では家族の一員のようです。見ているだけで面白いので家の中を明るくしてくれます。夜はテレビなどを見る必要もなく、一緒に何時間も遊んでいます。旅行もできるだけ一緒に連れて行って、ユズにもいろんな冒険をさせたいです。いつも一緒にいたい存在です。先週末は初めて車に乗せて田舎の彼の実家に行きました。車の中では自由にしていて、窓から外を一生懸命眺めたり運転している彼の膝の上に乗ったり、後ろの席でお昼寝して過ごしていました。田舎のお家には広いお庭があるので、ひもをつけて机に登ったり走ったり、新しいことがたくさんできました。彼の両親の家に住んでいる大きなオレンジキャットともお友だちになりました。こういったバカンスをこれからもたくさん一緒にできればと思います。ーー元々犬派だったユズさまの飼い主は少しずつ猫さまと接することで猫さまの魅力に取り憑かれたようです。アレルギーも克服できたのも猫さまと一緒にいたいと思う気持ちがそうさせたかも?とにかく今は彼氏とユズさまとの新しい生活を楽しんでいるのがよくわかりました。今後のユズさまの冒険の報告が楽しみですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年06月22日保護猫シェルター併設型飲食店を行う株式会社野良猫ロック(マーケティング協力:株式会社アドマーケグループ、沖縄県中頭郡読谷村長浜92、代表取締役:村上 吉弘)は、猫を見ながら食事を楽しめる店舗「猫とワイン」を沖縄県読谷村に2024年4月に開業。この度、地域猫問題解決を目指し、6月30日(日)までクラウドファンディングを実施しております。沖縄で保護猫と北海道料理を楽しめるレストランこの店舗は保護猫シェルターを併設し、レストラン営業中は北海道の料理とワインを楽しみながら猫を愛でることができます。営業時間外では「NPO法人ねこと人と地域のいのちをつなぐ会(以下 CCC)」の団体を中心に譲渡会や啓発活動も行い、地域猫問題の解決を目指しています。クラウドファンディングを通じて資金を募り、この持続可能な取り組みを支援していただける方を募集しています。外観デザート■「CAMPFIRE」クラウドファンディングサイト【沖縄】保護猫シェルター+北海道レストランで野良猫問題を前向きに解決したい! ■クラウドファンディング実施の背景沖縄県の野良猫問題は深刻で、地域住民や猫の生活環境に悪影響を及ぼしています。株式会社野良猫ロックは、この問題を前向きに解決するために、保護猫シェルターとビストロを組み合わせた「猫とワイン」を開業しました。この施設は、猫の保護と里親探しを促進しながら、来店者に癒しの時間を提供することを目指しています。施工イメージ■特徴1. 保護猫シェルター併設レストラン内に保護猫シェルターを設置し、営業中は来店者が猫を観察できる環境を提供します。2. 北海道の料理とワインレストランでは北海道の食材を使用した料理と厳選されたワインを提供し、食事することができます。3. 譲渡会や啓発活動営業時間外ではCCCを中心に保護猫の譲渡会や地域猫問題の啓発活動を行い、猫の保護と里親探しを積極的に推進します。4. 地域社会との連携地域住民と協力し、地域猫問題の解決を目指す持続可能な取り組みを実施しています。譲渡の様子保護猫■リターンについて1. 2,222円コース猫とワインへの取り組みへ全力で応援していただくためのプランです。・心を込めたお礼メールをお送りします。・猫の写真を5枚データでお送りします。2. 5,222円コース2,222円コースの内容に加え、・保護猫の様子の写真を10枚メールでお送りします。3. 10,000円コース超早割:猫とワインサポートパス1年間、お食事代が10%オフになるカードをお送りします。有効期限:2024年7月~2025年6月まで4. 30,222円コースマスターセレクトの国産ナチュールワインを1本、来店時にご提供。支援額に対してワインをセレクトいたします。‐国産ナチュールワイン×1‐お礼メール 有効期限:2025年12月まで■プロジェクト概要プロジェクト名: 【沖縄】保護猫シェルター+北海道レストランで野良猫問題を前向きに解決したい!期間 : 2024年5月25日(土)12:00~6月30日(日)23:59URL : ■会社概要商号 : 株式会社野良猫ロック代表者 : 代表取締役 村上 吉弘所在地 : 〒904-0324 沖縄県中頭郡読谷村字長浜225番地1事業内容: 飲食店の運営URL : ■協力会社(マーケティング活動を無償で支援)商号 : 株式会社アドマーケグループ所在地 : 〒220-0072神奈川県横浜市西区浅間町1丁目4番3号 ウィザードビル402事業内容: 広告事業、出版事業、制作プロダクション事業、研究開発URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社野良猫ロックお問い合せ先: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年06月21日元テレビマンのまんぼう!さんが描く、アラフォー夫婦の日常話をご紹介します。念願だった保護猫2匹がついにお家にやってきました。猫たちを見た瞬間、メロメロになるまんぼう!さん夫婦。早速不安がっている猫たちが安心できるよう、夫婦である行動をおこなうことに。すると……!? かわいい~!けど、大ピンチな出来事が発生して… 「さー、ポキくりちゃん、ようこそ……」 「あれっいない!?」 いつの間にか猫2匹はソファの下に隠れてしまいました。 20分後、恐る恐るソファの下から出てきた猫をゆっくりしたまばたきで見つめることに……。 すると、1匹の猫が膝に乗って来たのです。 膝の上でスリスリする姿に思わず癒されるまんぼう!さんと夫。 しかし、その30分後、すっかり安心しきったのか、膝の上で眠ってしまったのです。 「あの……ポキちゃん、そろそろ動く……?」 予想外の展開に思わず焦ってしまうのでした。 ◇◇◇ 出会って早々にゆっくりまばたきをしたのが功を奏したのでしょうか。30分同じ体勢はかなりつらかったと思いますが、すぐに懐いてくれてよかったですね! 著者:マンガ家・イラストレーター まんぼう!
2024年06月17日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第243回目はアルカード(Alucard)さまの登場です。飼い主へのお土産探しが大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.243猫さまの話をもっと聞かせて!黒猫のアルカードさまは5歳の男性猫さま。<アルカードさまが語ります>僕は南フランスのモンペリエの田舎にある一軒家住まいです。食事は特別な日にはツナ缶が出てきますが、主食はいつもカリカリです。たまに飼い主のお皿からサラダを盗んだりもします。テラスで日光浴を好む夏以外は、家のソファでくつろぐのが好きです。おもちゃは音が出るネズミ。特技は近所の家から取ってきた靴下や洗濯バサミなどを飼い主にプレゼントすること。時には泥棒とも呼ばれますが、従順で人間に近い猫と呼ばれてもいます。<飼い主から見たアルカードさまとは>私はコミック作家で、2013年以来、さまざまな小さな出版社から本が出版されています。もちろん猫に関しての本も出版しています。アルカードは私の最初の猫で、生後2か月のときに迎えました。アルカードは私の妹の猫が、知らない間に産んだそうです。私にはもうひとり妹がいるのですが、それぞれ子猫を引き取りました。アルカードには実の姉妹も2名います。生後3か月のとき以来一度も会っていないので、アルカードにとっては赤の他人のようです。昨夏、私はアルカードを姉妹の1名に会わせました。2名の関係はまったくうまくいきませんでしたが、そこにいる犬とは友だちになりました(笑)。アルカードのチャームポイントは瞳です。私は白髪があるのですが、アルカードも真っ黒な中に白髪があるところは似ていますね(笑)。彼の名前は日本のマンガの『ヘルシング(HELLSING)』から名付けました。ヴァンパイアを思い浮かべるでしょうけど、アルカードは吸血鬼ではありません(笑)。毎日、洗濯ばさみ、ブラジャー、歯磨き粉、使用済みのティッシュなど、散歩で得た奇妙なものをたくさん持ち帰ることに情熱をかけています。携帯電話の充電器のコードを噛むという非常に悪い癖があります。理由は、朝と夕方になると器が満杯でも、誰かに自分の食事ボウルにカリカリを入れてもらいたい、と注意を引くためです。彼は好奇心旺盛で、いつも私の行動、ワームコンポスターや庭作業を見るのが好きです。一方で、私がコンピューターに向かうとき、特にテレワークの日はとても喜んでいるようです。アルカードとの私のお気に入りの時間は、私がソファに横たわっていて彼が私の上に寝に来るときです。アルカードは私の生きる理由でもあり、私の人生の最愛の猫です。彼は私がうつ病を克服するのを助けてくれます。ーー飼い主が描くコミックにもたくさんアルカードさまが登場します。まだまだ描く内容のアイデアがたくさんあるのでアルカードさまの話を新しいコミックで表現したいと目を輝かせていました。飼い主のインスタグラム:@marikoshinobu著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年06月16日元テレビマンのまんぼう!さんが描く、アラフォー夫婦の日常話をご紹介します。約1週間後、念願だった保護猫を2匹迎えることになったまんぼう!さん。慌てて猫のことについて調べ出し、夫婦で情報をリサーチ&共有していました。また、猫がわが家で快適に過ごせるように大至急グッズを調達。しかし、このあと予期せぬ展開が待ち構えていて……!? 猫を迎える準備は万端♪だったはずなのに… 本を読み漁り、猫について勉強していたまんぼう!さん。 夫婦で協力して猫を迎える準備を進めていました。 しかし、いざ注文していた品物が届くと、満足してしまいます。 「一旦休むか」 「あとは片付けだけだしね」 「まだ3日あるし……」 しかし、そうこうしているうちに前日に! (3日前の自分たちを殴りたい) 片付けが全然終わってない現実に、夫婦で反省したのでした。 ◇◇◇ 「あとは猫用の商品を開封して片付けるだけ」というところまで行ったにもかかわらず、そこでやる気スイッチがオフになってしまったまんぼう!さん。学生時代の夏休みの宿題や引っ越し前日なども、これと似たような現象が起きてしまうことってありますよね……。思わず共感してしまいました。 著者:マンガ家・イラストレーター まんぼう!
2024年06月16日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第242回目は三毛のキッシー(Kissy)さまの登場です。飼い主だけに懐いている猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.242猫さまの話をもっと聞かせて!キッシーさまは1歳の女性猫さま。<キッシーさまが語ります>私の住まいはポジティブな気持ちに満ちた大きな家です。抱っこを求めたり、相棒(我が家の2匹目の黒猫)を困らせたり、遊んだり、いたずらしたりして毎日を過ごしています。食事は『Hill’s』または『Tonivet』ブランドのカリカリです。あまり欲張りではないほうですが、時々特別にチキンパテをいただきます。お気に入りの場所は、窓の隣にある猫の木です。そこに登ってリラックスしたり、外にいる人々を観察したりするのが大好きです。そしてネズミのぬいぐるみがお気に入りです。性格がシャイと言われるのはきっと抱っこの時しがみつくからですね。<飼い主から見たキッシーさまとは>キッシーとの出会いは美しい話です…。私の最初の猫バロウは、7年間私のそばにいた後に亡くなりました。両親と私と一緒に成長したバロウが8か月前に息絶えてしまったのです。私は打ちのめされました。キッシーが彼女の母親と兄弟姉妹とさまよっているのが発見された、というニュースを聞きました。彼女はまだとても小さく、彼女の人生はすでにひどいものとして始まっていました。幸運なことに、彼女は養子に出されるために里親家族に引き取られました。そこで私は初めて彼女に会いました。キッシーは永遠の家族を探していて、彼女のほうが私を見つけてくれたと感じました。その時から、キッシーは私の子どものようなものです。スイートスポットは、前脚にある2つの小さな斑点と、目が合ったときに優しく瞬く彼女の小さな目です。私たちの共通点はふたりとも内気なところ。すべての人を信頼しているわけではありませんが、誰かを愛するときは、心からその人を愛します。キッシーは私のことをとても気に入っていると思います。家の中で私の近くにしか来ないので、私がいることに満足していると思います。彼女はシャワー室から出てもどこでも私を追ってきます。キッシーがいれば毎日が楽しいんです。時にはたかぶった私を落ち着かせ、別世界へと連れ出してくれます。キッシーは私が辛抱強くなれるように助けてくれて、持ち前のキラキラアイを光らせて笑わせてくれます。まだ私たちの関係は時間が浅いですが、彼女はすでに私の大きな一部になっているのです。ーー初めての猫さまと子どもの時から一緒に成長して大人になった飼い主は、別れは相当辛かったことでしょう。たまたまキッシーさまと出会うと心が晴れていくような感覚だったそうです。大人になってから飼う猫さまは責任をもって育てるという気迫がありました。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年06月15日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第241回目はシロ(Shiro)さまとウィリー(Willy)さまの登場です。大きな猫の木が大好きな猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.241猫さまの話をもっと聞かせて!クロシロのシロさまは3歳、ウィリーさまは1歳、ともに男性猫さま。<シロさまが語ります>僕たちはフランスの南西部の街でバルコニー付きの80㎡のアパートに住んでいます。2024年9月の新学期開始前に引っ越しをする予定です。朝早く起きて遊びます。遊びの後は昼寝をしますが、通常午前中はずっと昼寝をしています。午後になると僕らはゲームを再開し、飼い主もそれに加わり、また昼寝をします。ブラッシングをしてもらうのも日課です。午後6時にパテの夕食、その後飼い主と少し遊ぶか休憩します。大好物のハム、鴨のムースは毎日あるわけではなく、時々なのが残念です。僕らは夕方から睡眠と活動を交互に繰り返し、午後10時には毎日の習慣でもあるおやつを食べます。たまに夜も遊ぶこともあります。美しさを保つためにヘアケアもやっています。リキッドトリートメントは月に少なくとも1回、それ以外の場合は『CATISFACTIONS』のトリートメントを毎日行います。ふたりともベッドで休むのが好きですが、飼い主のベッドを除き(禁止されています)、机や椅子の上でも休んでいます。僕らは、とても快適な大きな猫の木にいることが好きです。ウィリーはハンモック(小さな猫の木、幼い頃僕のベッドだったもの)を好み、ラジエーターの近くで体を温めます。一方、僕は、特に夜ひとりでいるときは、キャビンにこもってソファでリラックスすることを好みます。遊びは共通していて紐、釣り竿、抱っこクッション(マタタビ入り)などです。<飼い主から見たシロさまとウィリーさまとは>以前は4匹の猫を飼っていましたが、すべていなくなってしまいました。私がシロと出会ったのは2021年8月12日、ガリックのSPAでナバロという名前で呼ばれていました。私たちは特別な意味を込めて、日本猫にちなんでシロという名前を付けました。その時彼は生後5か月でした。ウィリーについては、同じくガリックのSPAのホームページとFacebookページで存在を知りました。私は彼を養子にすることを決めるまで約2週間、彼の冒険をリモートで追っていました。そして2022年6月29日に生後2か月で我が家にやって来ました。ふたりともきょうだいと一緒に路上で発見されましたが、それぞれ別の場所でした。ウィリーはシェルターの隣町で発見され、シロはその地域の別のシェルターから移送されたのです。私は彼らを引き取るまで彼らの過去の話を知りませんでした。ふたりの性格は、シロは普段は穏やかな猫ですが、とても興奮している瞬間もあります。彼は食べ物、特にパテとおやつに執着しており、知らない人に対しては、ウィリー以上に非常に恐れることがあります。一方、ウィリーはとても遊び心があり、今も昔もそうです。本当に小さな悪魔で、いつも何か愚かなことを探しています。特技は私が寝ているときに困らせたり、愚かなことをしたり…。私のことは彼らを見守り、彼らの要求をほぼすべて満たしてくれる人物と思っているようです。シロはウサギのように寝そべることが多いのに対し、ウィリーは後ろ脚二本で立ってミーアキャットのような姿勢を取ることが多いです。印象的だったのは、養子縁組後の最初の抱っこセッションです。シロは3週間後、ウィリーは初日からでした。その時の出会った喜びの気持ちを大切にしています。ふたりがいるおかげで幸せと笑いの毎日が続いています。ーー飼い主は4匹の猫さまを飼っていたもののみんなと別れて、もう一度猫さまと生活をしてみたいと、保護猫さまの救済を申し出たとのことです。シロさまと出会って1年もしないうちにもう1名迎えることにしたのも、過去同時に複数の猫さまを飼った楽しみを再現したかったからかもしれません。空白だった飼い主が胸に抱いた小さい猫さまの感覚が、また新たな生活を明るいものにしたようです。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年06月09日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第240回目はネコ(Neko)さまの登場です。ネコという名前の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.240猫さまの話をもっと聞かせて!ロシアンブルー風のネコさまは13歳半の女性猫さま。<ネコさまが語ります>私は50㎡のアパルトマンに住んでいて、そこには私のための家具がたくさんあります。猫の木2本、トイレ3つ、噴水、水入れ、カリカリのディスペンサー、トンネル、クッションが1つずつ、爪とぎポスト4つ、ハンモック2つです。おもちゃもたくさんあるんですよ。私の1日は午前4時に始まります。この時、私は飼い主に本当に抱きしめてもらいたいので、優しく鳴き声を上げてベッドの上に行きます。飼い主が布団を上げると、布団の中で寄り添い、ゴロゴロと喉を鳴らします。それからしばらくして飼い主と一緒にリビングルームに行き、ソファに座ります。朝食後はリビングで寝て、正午頃にあそびのために飼い主に会いに行きます。午後は静かなことが多いですが、午後6時になると飼い主に仕事をやめる時間だと知らせます。それから一緒に少し遊びます。寝る前にはシンクの蛇口から少し水を飲むのが好きです。それから飼い主と一緒に寝ます。おやつは『ちゅ~る』が大好き。フランスではあまり人気がないそうですが、いつも常備してもらっています。今までいくつかのブランドのおやつをもらっていましたが、私が11歳のときにアレルギーを発症してからは新しい食べものを試していません。飼い主は私が冬でも快適に過ごせるように、ラジエーターの前にハンモックを置いくれました。飼い主が仕事をしているとき、机の上にあるクッションの中に入るのが好きです。でも、私の本当のお気に入りの昼寝場所は、飼い主の足のそばです。<飼い主から見たネコさまとは>私の名前はフローレンスといい、人工知能エンジニア、猫の行動学者、漫画作家をしています。私は実家でたくさんの猫に囲まれて育ちました。当時、彼らはほとんど家の外にいたので、私たちは密接な関係をもっていませんでしたが、彼らをとても愛していました。20歳の頃から猫アレルギーになりましたが、30歳になった私にとって、猫と暮らすのは当然のことのように思えました。それでヨシとネコを飼うことにしました。最初は少しアレルギーがありましたが、徐々になくなりました。私は26㎡のあまり広くないアパートに住んでいたので、いつも一緒にいました。そして、最初は猫のことについてあまり知らなかったので、2つのぬいぐるみ(猫)の世話をもっと上手にできるようになるために行動主義者になました。この小さな赤ちゃん猫の世話をするのは私だけだったので、関係は最初から親密でしたネコは野良猫ですがロシアンブルーによく似ています。弟のヨシと同時に生後3か月の時に保護施設から引き取りましたネコは幼い頃、3人のきょうだいと一緒に箱の中で発見されました。保護協会は子猫たちを里親に預け、哺乳瓶で育てたのです。状況を知り、猫を飼いたいと協会に電話しました。彼らは私に、2匹の子猫を養子に出したいと言いました。私はネコとその弟のヨシを引き取りました。彼らは小さい頃は全く同じに見えました。おかしなことに、私は養子縁組の前に彼らに会っておらず、写真さえも見ていませんでした。13年前、協会の女性が直接私の家に彼らを連れてきてくれて、それ以来私たちはお互いの側を離れることはありませんでした。引き取った時点で彼らは生後3か月でした。残念ながら、ヨシは癌のため2022年に去りました。ネコはそのことをかなりうまく受け止めていましたが、私はそうではありませんでした。私はいつも彼らについてのことを話したいと思っていましたが、誰もが興味を持っているわけではないので、私は絵を描き始めました。その絵本は2018年に発売されました。ネコはいつも楽しいディスペンサーでカリカリを入手できます。ダイエット用のカリカリと歯を磨くための大きめのカリカリ(『ロイヤルカナン』のもの)を食べます。1日1回与えるパテも大好きです。ネコは一日中少しずつそれをなめているので、時々食べ終わる前に乾いてしまい、捨てなければなりません。一番好きな遊びは糸を捕まえることです。でも噛む癖があるので気をつけています。彼女は年齢を重ねたにも関わらず、子猫のように遊ぶのが大好きです。彼女は小さなネズミのぬいぐるみももっていて、それを家中追いかけています。彼女のお気に入りは、友人が日本から持ってきてくれたおもちゃで、毛皮のボールがついた棒です。旅行中にまったく同じおもちゃを買ってあげましたが、彼女はそれを欲しがりませんでした。彼女は古くて傷んだもののほうが好きなようです。ネコは他の猫が好きではありませんが、とても好奇心旺盛です。彼女はあらゆるものを探索したり匂いを嗅ぐのが大好きです。とてもかわいくて、一日中私のために過ごすことができます。年齢の割に遊び心もあり、一緒に遊んでいると大興奮します。そして彼女はとてもおしゃべりです。夕方、私が帰宅すると、彼女はその日のことをすべて私に話します。また、私を部屋に連れて行ってほしいときは鳴いて自分の気持ちを理解してもらう方法も知っています。基本的に、彼女は長い昼寝のとき以外は私と同じ部屋にいるのが好きです。彼女は知らない人間を怖がります。私には少し撫でさせますが、私以外の人はだめです。面白いのは、ネコがインテリだということです。彼女は行動する前に考えることに時間を費やします。時々、彼女は5分間私を見つめてから私の膝に登ることもあります。流しで水を飲む場合も同様です。彼女は素晴らしい探検家でもあります。彼女は家やクローゼットを隅々まで観察するのが大好きです。彼女は自分で箱を開けて中身を見ることもできました。彼女が一番嫌いなことは(密室は別として)キャリーバッグに入る事です。私たちが電車に3時間乗れば、彼女はその間ずっと鳴き続けるでしょう。彼女は抱きしめられるのが大好きだけど、いつも少し警戒心を抱いているようです。大きくて丸い目をしてるので、いつも驚いたような表情をしています。彼女は大きな目と健康な頬をもつ子猫のような顔をしています。とても愛らしいです。そして彼女はとても優しくてエレガントです。私たちふたりの共通点は、人や騒音のない静かな時間が必要なことだと思います。同時に私たちは新しい人々と出会うことにも興味があります。そして、私たちは行動する前に考えます。あまり楽しいことではありませんでしたが、私たちは一緒に素晴らしい冒険をしました。ヨシとネコとカナダに数年間住んでいました。彼らは飛行機にも乗りました。パスポートももっています。毎日楽しい瞬間だらけです。夕方、家に帰る数分前に彼女のことを思い出し、私の心は喜びでいっぱいになります。彼女が私の腕の中で喉を鳴らしている時間も大好きです。ベッドに横たわり、美しい毛並みを太陽の光で温める姿を見ると、私の心も和らぎます。ネコの態度、小さな顔、そして遊んでいる時の姿は私にたくさんの笑いをもたらします。そして、私たちの優しい時間は、私たち全員に愛と慰めをもたらしてくれると信じます。ーー飼い主は大の猫さま好きで、自分の感じることを絵本で表現することに決め、すでに2冊が出版されています。今回の取材でも書ききれないほどの話が出てきて、猫さまについて思う気持ちが止まらないようでした。ネコさまと弟ヨシさまのツーショットを見ても瓜ふたつで見分けがつきませんが、性格は全然違っていたようです。ヨシさまとは仲が良かったようですが、口論が多かったようです。兄弟喧嘩!は猫さまの世界にもあるのですね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年06月08日世の中には、さまざまな理由から、一緒に暮らす人を募る保護動物が存在しています。保護に至った経緯はさまざま。そのため、人間から酷い仕打ちを受けた過去があったり、病気を抱えたりしている子も少なくありません。そういった事情を踏まえた上で、家族として迎え入れる人たちがいるからこそ、多くの尊い命が救われているのです。保護犬を迎え入れようとする妻にかけた『夫のひと言』ちゃんすけ(@sukegongon0401)さんも、「1匹でも多くの犬を助けたい」という想いから、保護犬を迎え入れることにした1人。実家で飼っていた犬が雲の上へ旅立ったことを受け、夫に「次に犬を迎えるなら、絶対に保護犬にしたい」と考えを伝えたといいます。夫の賛同を受けたちゃんすけさんは、マイホームの購入後、里親の募集情報を探すなど、保護犬を迎え入れるための準備を夫婦で開始しました。長く一緒にいることを考え、5歳以下の犬に絞って募集を探していた、ちゃんすけさん。そんなある日、目に留まった若い犬を見て、夫に「この子はどう?」と声をかけました。すると、夫の口から発せられた言葉は…。「子犬や若い犬は、うちじゃなくても、もらい手が見つかるでしょ」※写真はイメージ夫の口から飛び出たひと言に、ちゃんすけさんはハッとさせられました。「1匹でも多くの犬を助けたい」と夫に熱弁する一方で、「できるだけ若い犬にしよう」と条件を付けていたことに対し、猛烈に自分が恥ずかしくなったといいます。夫のひと言を受け、ちゃんすけさんは自分を見つめ直すことに。その結果、希望者が現れにくいであろう、複数の疾患を抱えた7歳の保護犬を迎えることにしました。覚悟はしていたものの、迎えた犬には寄生虫や股関節疾患を始めとするさまざまな症状があり、ちゃんすけさんは「なかなか大変な子が来たものだ」と思ったこともあるといいます。しかし、ちゃんすけさん夫婦の献身的なサポートと深い愛によって、犬はすっかり元気に!ちゃんすけさん夫婦のドイツ駐在にも同行できるようになったそうです。ちゃんすけさんの投稿したエピソードは拡散され、称賛の声が続出。夫のひと言に対し「自分もこういえる人間になりたい」という声が上がっています。・こりゃ惚れ直すわ!人としてかっこよすぎる。・泣いた。ワンちゃんも、素敵な『お父さん』に出会えて喜んでいると思う。・これぞ真のイケメン。そして、すぐに反省できる投稿者さんも素晴らしい!夫のひと言によって、素晴らしい家族と出会うことができた、ちゃんすけさん。愛犬との出会いを振り返り、「神様、あと10年は愛犬と一緒にいさせてください」とコメントしました。また、その一件で夫に惚れ直したといいます。自然とそんなひと言を発するような、優しい心の持ち主だからこそ、ちゃんすけさんは夫を人生の伴侶として選んだのでしょう。愛犬も、ちゃんすけさん夫婦の『我が子』となることができて、心から喜んでいるはず。素敵な『家族』のエピソードは、ネットを通して多くの人の心を癒してくれました。[文・構成/grape編集部]
2024年06月03日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第239回目はハチワレのティシア(Tyssia)さまの登場です。筋肉ムキムキの飼い主をとろけさせる猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.239猫さまの話をもっと聞かせて!ハチワレのティシアさま1歳半の女性猫さま。<ティシアさまが語ります>私は普段はアパルトメント暮らしですが、カントリーハウスもあるのでそこを行き来しています。寒い日には毛布にくるまって過ごします。田舎では思いっきり太陽を浴びることができて幸せです。私は結構な寒がりなんですよ。毎日を遊んで食べて寝るのが私の仕事です。食事は『Cosma』ブランドのパテのツナやチキンが大好物です。おやつにはまったく興味がない辛党です。そばにユニコーンのぬいぐるみと猫の木があれば毎日過ごせます。そして私を愛してくれるムキムキの逞しい飼い主と一緒だと安心できるのです。<飼い主から見たティシアさまとは>子どもの頃、猫を飼っていたことがあります。ある日、たまたま田舎の隣人が猫を譲ってくれたのがティシアです。すぐに彼女のことが好きになって迎え入れました。小さいティシアが家に着いたときのことは一生忘れられません。小さくって本当にかわいかったんです。性格は頑固で、好き勝手し放題で、私とはまったく違います。ティシアは誰よりも(どんな猫と比べても)頑固です。へそ天状態で猫の木でうとうとして落ちそうになったり、私のお皿のチキンにかぶりついたり、すぐに私のコップに入った水を飲んだりします。ワイヤーやコードを噛むのは困ったもんですが、得意の頭突きで甘えてこられた時にはとろけてしまいます。これからもまだまだ私だけの子猫でいて欲しいです。きっとティシアは私のことを心強い存在だと思っているに違いありません。日々ティシアとの生活は私を落ち着かせ、優しい気分にさせてくれています。ーーまだまだやんちゃなティシアさまは、毎日飼い主を喜ばせています。飼い主がソファーで横になっていると足元や胸元に登ってきて甘えるのです。これではムキムキのこわもて風な飼い主も笑顔が溢れメロメロになりますね。著者情報松永学猫さま好きフォトグラファー。雑誌、webなど多くの媒体で活躍。猫歴、実家に通っていた野良を含めると10匹以上、パリには2匹の猫さまを連れて移住、現在は保護猫3匹と暮らす。どこへ行っても通りで見かけた猫さまに挨拶は忘れません!取材、文・Manabu Matsunaga
2024年06月02日ペットは、飼い主だけに懐くとは限りません。時には、ほかの家族や友人などに、飼い主以上に懐く場合があります。ほほ笑ましい一方、ややさびしさを感じる場面がありそうですよね。猫の『めり込み具合』に反響ろす(@3210ponta)さんは、長年交際している恋人と、保護猫のしじみちゃんとの写真をXに公開しました。しじみちゃんは、恋人と一緒に寝るのが大好き。夜になると恋人の枕元に行き、ろすさんのほうには決して行かないそうです。そんな、恋人のことが好きすぎる、しじみちゃんの寝姿がこちら!顔面を真っ直ぐ、相手にモフッ…と押し付けて寝るスタイル!恋人は、しじみちゃんの毛がくすぐったいため、ハンカチを挟んでガードしているそうです。そんなガードを意に介さず、めり込むように恋人の顔に密着している、しじみちゃんからは特大の愛情が感じられます…!きっと、恋人の温もりと匂いを感じながら、眠りにつきたいのでしょう。写真を見た人からは「かわいい」「自分は、しじみちゃんのフワフワな体に顔を埋めて寝たい」などの声が上がりました。ちなみに、ろすさんはかつて、恋人のスキンケア用品を塗り、部屋着とベッドまで借りて、しじみちゃんを騙す作戦を決行したことがあります。その時は騙すことに成功し、一定の満足を得ましたが、この光景に再びうらやましい気持ちが湧き上がったとか。気持ちが爆発する前に、たまには、ろすさんにも甘えてあげてね、しじみちゃん![文・構成/grape編集部]
2024年06月02日