王道のタイムトラベルから胸キュンロマンスまで! SF初心者におすすめの小説8選
一番遠くまで連れてってくれるメディアが小説かもしれません」
『夏への扉〔新版〕』
ロバート・A・ハインライン 著福島正実 訳
ハヤカワ文庫SF 924円
タイムトラベル小説の王道。猫好きの人はなおさら必読。
時間を行き来する小説を読むならまずはこれ、といわれるほど、SFファンに愛されている王道かつ不朽の名作。発明家のダンは親友と恋人に裏切られ、ある思惑から愛猫のピートと冷凍睡眠につくことを思いつくが…。「タイムトラベル小説の中には、科学性が強く難解なものもありますが、これは人間同士のドラマなど情緒的な物語がメインなので、普段SFを読まれない方もなじみやすいはず。それでいて、時間の移動により、元の世界の自分をいかに救うかなど、時空モノ特有の魅力も詰まっている。
そして何より猫ちゃんがかわいいので、猫派にはたまらないのでは」
『金色昔日【こんじきせきじつ】―現代中国SFアンソロジー』
ケン・リュウ 編中原尚哉ほか 訳
ハヤカワ文庫SF 1518円
超大作『三体』にいく前に短編ではずみをつけよう。
SFになじみはなくても、世界中で大ベストセラーとなっている中国の小説『三体』のタイトルを、聞いたことがある人は多いはず。