まだ間に合う…! スター画家・ホックニー、27年ぶりの展覧会は公式グッズも大人気
まさに、現代を代表するスター画家のひとりです。
ホックニー作品の特徴について、本展の担当学芸員、楠本愛さんは次のように解説しています。
楠本さんホックニーは、具象絵画を中心に制作を続けてきた画家です。目の前の世界をどのように見て、それをどのように描くのか。「見る」と「描く」というのは、絵画において根源的な探求です。また、近年の特徴のひとつは、iPadでの制作です。ホックニーは、2010年のiPad発売後すぐに入手して、制作に使っています。もうひとつの特徴は、デジタル写真を使った作品制作です。
本展でも、これらの作品を見ることができます。
感動的な花の作品からスタート!
「デイヴィッド・ホックニー展」東京都現代美術館、2023年左:《花瓶と花》1969年東京都現代美術館所蔵、右:《NO.118、2020年3月16日「春の到来ノルマンディー2020年」より》2020年作家蔵© David Hockney
展覧会は8章構成で、最初の1章は、二つの花の作品からはじまります。ひとつは、東京都現代美術館のコレクション。1969年のエッチング作品で、花瓶に入ったラッパ水仙とその影が描かれています。