元・蕎麦屋が新しい人やカルチャーに出会える場に! 新生『みよし屋』が叶える4つのシェア
「蕎麦屋を継ぐのが適切だと思いましたが、蕎麦は職人ワザが求められる業態。僕が修業すると時間がかかるし、職人を雇うと安定しない。“すぐに、長く”続けるにはファストフードがベストだと考えました。だけど、ハンバーガーやサンドイッチとかじゃなくて、中延にはない、何か新しいカルチャーを提供したいと思いました。とはいえ、街の人が気軽に入れるお店にもしたい。それで、僕自身も好きなタコスにしたんです。加えて、そうざいや僕が選んだクラフトビールを扱ったり、雑貨や本を置いたり、アートを飾ったりして、知らなかったものに出合える仕掛けもたくさん作りました。新しい人やカルチャーに出会い、刺激を受ける場所に『みよし屋』がなればいいなと思っています」
『みよし屋』が叶える“4つ”のシェア。
【時間のシェア】飲み、食べ、お喋りする。心がゆるむ時間を一緒に。
「『みよし屋』で人が共に過ごす時間を、どんなものにしたいか」について、阿部さんには明確なイメージがあるそう。
「L字カウンターで、偶然その場に居合わせた人たちとコミュニケーションをとるのが好きなんです。そのきっかけになったのが、会社員だった頃に通っていた東銀座の『アフーネ』というバー。