知れば知るほど食べたくなる! 世界が注目する「和食」に迫る特別展
さらに、古代から発展し続けてきた道具と料理人の技術、そして四季折々の風景と美しい料理の映像インスタレーションも楽しめる。未来へと続く和食の展望紹介も、見どころのひとつだ。
いつの時代も、日本の伝統食の基本にあったのはおもてなしの心。そんな心温まる事実を読み取ることができるのも本展の魅力だ。
織田信長が徳川家康をもてなした本膳料理の再現模型 奥村彪生監修 御食国若狭おばま食文化館蔵
信長が家康に用意した宴席では5つの膳に24種もの料理が並んだ。
奈良時代の貴族の宴会料理の再現模型 奥村彪生監修 奈良文化財研究所蔵
奈良時代の貴族の食事は米、海の幸、山菜など15品目も。
多彩な地ダイコンのレプリカ(2020年の展示風景) 国立科学博物館蔵
日本に流通する代表的な大根の種類を紹介。各地に固有種も。
マグロの実物大模型(2020年の展示風景) 国立科学博物館蔵
魚の多彩さは世界屈指。イワシからマンボウまで実物標本も。
特別展「和食~日本の自然、人々の知恵~」国立科学博物館東京都台東区上野公園7‐20開催中~2024年2月25日(日)9時~17時(入場は閉館の30 分前まで)月曜(12/25、1/8、2/12、2/19は開館)