しいたけ.さん「人や仕事に対しても100%を目指さず、70%を最高値に」
70%合格ならすごく優秀だと思うし、ベストを尽くした結果、60%の出来だったとしても、それは立派な60%なわけです。完璧でない自分への申し訳なさ、羞恥心を手放して「失敗があるから人生って面白いんですよねー」くらいの気持ちでいてほしい。実際、頑張った結果の小さな失敗が笑い話になって場を和ませたり、みんなの思い出になっていくことは多いから。
あとはやっぱり、自分を卑下しすぎないことも大切です。ネットフリックスで悩みを抱える人たちがコンプレックスを解消していく番組を見ていて、印象的だったセリフがあります。それは「自分の体の一部分でもかわいいところを見つけて、毎日褒めてあげて」という言葉。すごく刺さりましたね。「今の自分をまるごと愛そう!」といきなり言われてもむずかしいけど、小さなことでいいから自分の魅力を見つけて「いいね」「かわいいね」と褒めることで「自分はこれでいいんだ」という魔法を少しずつかけていく。
これって、罪悪感から解放されることにも繋がっていくと思います。
しいたけ.さん作家、占い師。早稲田大学大学院政治学研究科修了。哲学を研究するかたわら、占いを学問として勉強する。『しいたけ.の小さな開運BOOK』『しいたけ.のやさしいお守りBOOK』(共に小社刊)