YOASOBI「この一年でかなりパワーアップした」 大活躍の2023年を振り返る
にからめてアニメタイアップ曲における、制作上の大変さや面白さについて聞いてみた。
ikura:アニメーションがあって、曲ができて、そこに歌を乗せていくときは、正解が最初はなかなか見つからないことが多いので、何時間も探りながらレコーディングをすることも。声色や歌い方のニュアンスを決めていく段階では、どのタイアップ曲においても時間をかけています。大変さはありますが、みんなで宝探しをしているような時間って意外と楽しいんですよね。
Ayase:「勇者」は特に時間がかかりました。アニメのタイアップ曲の歌入れの場合は3パターンあるんです。ikuraが自分で用意して考えてきた歌声が本当にフィットしてそのままレコーディングするパターンと、僕の頭の中にあるこういう声が欲しいっていうイメージをベースに生み出していくパターン、あとは歌ってみないと正解がわからないなというパターン。「勇者」に関しては僕のなかでも何個か選択肢がある感じだったので、どれが正解なのかという選定に時間がかかりました。
後悔したくないから、こだわり始めると細かくこだわっちゃうゾーンに入るときがありますね(笑)。
――これまで制作されたアニメタイアップ曲がいずれも大きな話題になっているのは、まさに作品の持つ力とYOASOBIの相乗効果の賜物。