くらし情報『chelmico・Mamiko「一番デカいダンゴムシをその子にあげてた」 初恋の思い出』

2023年12月25日 22:00

chelmico・Mamiko「一番デカいダンゴムシをその子にあげてた」 初恋の思い出

的な。朧げな記憶の中では、その子がいるから徐々に通うことができたと思うんだよね。それからというもの、“泥だんごをどれだけピカピカにするか”とか、“雑草を石ですりつぶして新しいお茶を作る”とか、外遊びをエンジョイできるくらい幼稚園に馴染んでいきつつ、密かにその子をハートの目で追ってたんだよね。でもいまいちアピールの仕方が分からなくてさ。リトルマミコは一生懸命考えた末、私が飼ってる一番デカいダンゴムシをその子にあげてた。これって、あまりよくないよね。私のことを気にしてほしかったんだと思うんだけど、気になり方が変わってきちゃうし、今考えると、絵を描いたりとか鬼ごっこで、遊びに誘えばよかったと思うよ。かわいいね。


でもね、ずっと一途に想ってて、バレンタインの時に勇気を出してお菓子をあげたのよ。母親に用意してもらって、ドキドキしながら渡してさ。そしたらその想いは伝わったみたいで、お返しに赤いハートの髪ゴムとカラフルなビーズの髪ゴムをくれたの。もう嬉しくて嬉しくて。毎日交互にその髪ゴムをつけて登園して、ニッコニコで一緒に庭の土を掘ってたよ。めでたく初恋は成就ってわけ!ダンゴムシもお菓子で帳消しにできたみたいで本当によかったよ。

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